【保存版】Qt Widgets QLabel の配置方法: indent, Margin, CSS を制覇

動作

QLabel::indent 関数は、引数としてピクセル単位の値を受け取り、ラベル内のテキストのインデントを設定します。インデントは、テキストの配置に影響を与えます。テキストの配置は、QLabel::alignment プロパティを使用して制御できます。

Qt::AlignBottom
テキストは下揃えに配置されます。この場合、インデントはテキストの下端に適用されます。
Qt::AlignTop
テキストは上揃えに配置されます。この場合、インデントはテキストの上端に適用されます。
Qt::AlignRight
テキストは右揃えに配置されます。この場合、インデントはテキストの右端に適用されます。
Qt::AlignLeft
テキストは左揃えに配置されます。この場合、インデントはテキストの左端に適用されます。

例

QLabel label;
label.setText("Hello, World!");
label.setAlignment(Qt::AlignLeft);
label.setIndent(10);

このコードは、ラベル内に "Hello, World!" というテキストを表示し、テキストを左揃えに配置し、左端に 10 ピクセルのインデントを設定します。

負のインデント

QLabel::indent 関数に負の値を渡すこともできます。負のインデントは、テキストをラベルの境界線よりも内側に配置します。

例

QLabel label;
label.setText("Hello, World!");
label.setAlignment(Qt::AlignLeft);
label.setIndent(-10);

このコードは、ラベル内に "Hello, World!" というテキストを表示し、テキストを左揃えに配置し、左端に -10 ピクセルのインデントを設定します。これは、テキストがラベルの左端にぴったりと配置されることを意味します。

デフォルトのインデント

QLabel::indent 関数が呼び出されない場合、ラベルはデフォルトのインデントを使用します。デフォルトのインデントは、ラベルのフレーム幅とフォントサイズに基づいて計算されます。

以下のコード例は、QLabel::indent 関数の使用方法を示しています。

#include <QApplication>
#include <QLabel>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  QLabel label;
  label.setText("Hello, World!");
  label.setAlignment(Qt::AlignLeft);

  // テキストを左端に 10 ピクセルインデント
  label.setIndent(10);
  label.show();

  return app.exec();
}

このコードを実行すると、"Hello, World!" というテキストが左揃えで表示され、左端に 10 ピクセルのインデントが設定されます。

QLabel::indent 関数は、Qt Widgets ライブラリで提供される QLabel クラスのメンバー関数であり、ラベル内のテキストのインデントを設定するために使用されます。この関数は、テキストの位置を調整して、ラベル内のレイアウトを制御するのに役立ちます。

#include <QApplication>
#include <QLabel>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  QLabel label;
  label.setText("Hello, World!");
  label.setAlignment(Qt::AlignLeft);
  label.setIndent(10);
  label.show();

  return app.exec();
}

このコードを実行すると、以下のウィンドウが表示されます。

#include <QApplication>
#include <QLabel>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  QLabel label;
  label.setText("Hello, World!");
  label.setAlignment(Qt::AlignRight);
  label.setIndent(20);
  label.show();

  return app.exec();
}

#include <QApplication>
#include <QLabel>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  QLabel label;
  label.setText("Hello, World!");
  label.setAlignment(Qt::AlignTop);
  label.setIndent(30);
  label.show();

  return app.exec();
}

#include <QApplication>
#include <QLabel>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  QLabel label;
  label.setText("Hello, World!");
  label.setAlignment(Qt::AlignBottom);
  label.setIndent(40);
  label.show();

  return app.exec();
}

#include <QApplication>
#include <QLabel>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  QLabel label;
  label.setText("Hello, World!");
  label.setAlignment(Qt::AlignLeft);
  label.setIndent(-5);
  label.show();

  return app.exec();
}

代替方法

CSS
Qt スタイルシートを使用して、ラベルのスタイルを定義できます。 margin-left プロパティを使用して、テキストのインデントを設定できます。
QSpacerItem
QSpacerItem は、ウィジェット間のスペースを追加するために使用できるアイテムです。QLabel::layout() メソッドを使用して、QLabel と QSpacerItem をレイアウトに追加することで、テキストをインデントできます。
QLabel::setMargin
QLabel::setMargin 関数は、ラベルのすべてのマージンを設定するために使用できます。この関数は、ラベル内のテキストと境界線の間に余白を設定します。テキストのインデントを設定するには、左マージンのみを設定します。

例

QLabel::setMargin を使用する場合

QLabel label;
label.setText("Hello, World!");
label.setMargin(10); // 左マージンを 10 ピクセルに設定
label.show();

QSpacerItem を使用する場合

QLabel label;
label.setText("Hello, World!");

QSpacerItem *spacer = new QSpacerItem(10, 0, QSizePolicy::Expanding, QSizePolicy::Minimum);
QHBoxLayout *layout = new QHBoxLayout;
layout->addWidget(&label);
layout->addItem(spacer);

label.setLayout(layout);
label.show();

CSS を使用する場合

QLabel {
  margin-left: 10px; /* テキストを左に 10 ピクセルインデント */
}

選択の指針

どの方法を使用するかは、状況によって異なります。

Qt スタイルシートを使用している場合
CSS を使用するのがおすすめです。
より柔軟なレイアウトが必要な場合
QSpacerItem または CSS を使用するのがおすすめです。
シンプルでわかりやすい方法が必要な場合
QLabel::setMargin を使用するのがおすすめです。