【保存版】Qt Widgetsでツールバーを自在に操る!QToolBar::toggleViewAction()と代替方法
QToolBar::toggleViewAction()
は、Qt WidgetsライブラリにおけるQToolBar
クラスのメソッドであり、ツールバーの表示/非表示を切り替えるためのアクションオブジェクトを取得します。このアクションオブジェクトは、ツールバーのタイトルをテキストとして設定し、ツールバーの表示状態を制御するために使用できます。
使い方
QToolBar::toggleViewAction()
は以下のコードのように使用できます。
QToolBar *toolBar = new QToolBar(this);
toolBar->setWindowTitle("My Toolbar");
QAction *toggleAction = toolBar->toggleViewAction();
menuBar()->addAction(toggleAction);
このコードでは、まずQToolBar
オブジェクトを作成し、setWindowTitle()
メソッドでタイトルを設定します。次に、toggleViewAction()
メソッドを呼び出してアクションオブジェクトを取得し、menuBar()
メソッドを使用してメニューバーに追加します。
このアクションオブジェクトをクリックすると、ツールバーの表示/非表示が切り替わります。
toggleViewAction()
メソッドは、Qt 4.6以降で使用できます。toggleViewAction()
メソッドは、ツールバーの表示状態を制御する唯一の方法ではありません。setVisible()
メソッドやshow()
/hide()
メソッドを使用して直接制御することもできます。toggleViewAction()
メソッドは、ツールバーがウィジェットとして追加されている場合のみ有効です。ツールバーがウィンドウとして作成されている場合は、このメソッドは動作しません。
例
以下のコードは、toggleViewAction()
メソッドを使用してツールバーの表示/非表示を切り替えるボタンを作成する例です。
QPushButton *button = new QPushButton("Toggle Toolbar");
connect(button, SIGNAL(clicked()), toggleAction, SLOT(trigger()));
このコードでは、まずQPushButton
オブジェクトを作成し、テキストを設定します。次に、connect()
関数を使用して、ボタンのclicked()
シグナルをアクションオブジェクトのtrigger()
スロットに接続します。これにより、ボタンをクリックするとアクションがトリガーされ、ツールバーの表示/非表示が切り替わります。
例1:ツールバーの表示/非表示を切り替えるボタン
この例では、ボタンをクリックするとツールバーの表示/非表示を切り替えるコードを紹介します。
#include <QApplication>
#include <QMainWindow>
#include <QToolBar>
#include <QPushButton>
int main(int argc, char *argv[]) {
QApplication app(argc, argv);
QMainWindow window;
QToolBar *toolBar = new QToolBar(&window);
toolBar->setWindowTitle("My Toolbar");
toolBar->addAction(QIcon(":/images/file.png"), "Open");
toolBar->addAction(QIcon(":/images/edit.png"), "Edit");
toolBar->addAction(QIcon(":/images/save.png"), "Save");
QPushButton *button = new QPushButton("Toggle Toolbar");
button->connect(button, SIGNAL(clicked()), toolBar->toggleViewAction(), SLOT(trigger()));
window.setCentralWidget(new QWidget);
window.addToolBar(Qt::TopToolBar, toolBar);
window.menuBar()->addAction(button);
window.show();
return app.exec();
}
このコードは以下の動作をします。
QMainWindow
オブジェクトを作成します。QToolBar
オブジェクトを作成し、タイトルとアクションを設定します。QPushButton
オブジェクトを作成し、テキストを設定します。- ボタンの
clicked()
シグナルをツールバーのtoggleViewAction()
アクションのtrigger()
スロットに接続します。 QMainWindow
にツールバーとボタンを追加します。- ウィンドウを表示します。
例2:メニューバーからツールバーの表示/非表示を切り替える
この例では、メニューバーからツールバーの表示/非表示を切り替えるコードを紹介します。
#include <QApplication>
#include <QMainWindow>
#include <QToolBar>
#include <QMenu>
#include <QAction>
int main(int argc, char *argv[]) {
QApplication app(argc, argv);
QMainWindow window;
QToolBar *toolBar = new QToolBar(&window);
toolBar->setWindowTitle("My Toolbar");
toolBar->addAction(QIcon(":/images/file.png"), "Open");
toolBar->addAction(QIcon(":/images/edit.png"), "Edit");
toolBar->addAction(QIcon(":/images/save.png"), "Save");
QMenu *menu = window.menuBar()->addMenu("Tools");
QAction *toggleAction = toolBar->toggleViewAction();
toggleAction->setText("Toggle Toolbar");
menu->addAction(toggleAction);
window.setCentralWidget(new QWidget);
window.addToolBar(Qt::TopToolBar, toolBar);
window.show();
return app.exec();
}
このコードは例1とほぼ同じですが、メニューバーにToggle Toolbar
というアクションを追加し、そのアクションをツールバーのtoggleViewAction()
アクションに接続しています。これにより、メニューバーからツールバーの表示/非表示を切り替えることができます。
- コード中の
:/images/file.png
、:/images/edit.png
、:/images/save.png
は、実際に存在する画像ファイルへのパスに置き換えてください。 - 上記のコードはQt Creatorを使用して作成されています。
代替方法
以下に、QToolBar::toggleViewAction()
の代替方法をいくつか紹介します。
setVisible() メソッド
最も単純な方法は、setVisible()
メソッドを使用してツールバーの表示/非表示を直接制御することです。
toolBar->setVisible(!toolBar->isVisible());
このコードは、ツールバーの現在の表示状態を反転し、その結果を setVisible()
メソッドに渡します。
show()/hide() メソッド
show()
メソッドと hide()
メソッドを使用してツールバーを表示/非表示することもできます。
if (toolBar->isVisible()) {
toolBar->hide();
} else {
toolBar->show();
}
このコードは、ツールバーの現在の表示状態を確認し、その結果に応じて show()
または hide()
メソッドを呼び出します。
カスタムアクション
より柔軟な制御が必要な場合は、カスタムアクションを作成してツールバーの表示/非表示を制御することができます。
QAction *toggleAction = new QAction(QIcon(":/images/toggle.png"), "Toggle Toolbar", this);
toggleAction->setCheckable(true);
connect(toggleAction, SIGNAL(toggled(bool)), toolBar, SLOT(setVisible(bool)));
menuBar()->addAction(toggleAction);
このコードでは、まずカスタムアクションを作成し、アイコン、テキスト、チェックボックスを設定します。次に、アクションの toggled()
シグナルをツールバーの setVisible()
スロットに接続します。これにより、アクションがチェック/非チェックされると、ツールバーの表示/非表示が切り替わります。
シグナルとスロット
ツールバーに関連する他のシグナルとスロットを使用することもできます。例えば、ツールバーのドッキング状態が変更されたときにツールバーを表示/非表示する場合は、docked()
シグナルと setVisible()
スロットを接続することができます。
選択の指針
どの方法を選択するかは、状況によって異なります。
- ツールバーに関連する他のシグナルとスロットを使用する必要がある場合は、それらのシグナルとスロットを接続します。
- より柔軟な制御が必要な場合は、
show()
/hide()
メソッドまたはカスタムアクションを使用します。 - シンプルで直接的な方法が必要な場合は、
setVisible()
メソッドを使用します。
例
以下のコードは、QMenu
のアクションを使用してツールバーの表示/非表示を切り替える例です。
QMenu *menu = window.menuBar()->addMenu("Tools");
QAction *toggleAction = new QAction("Toggle Toolbar", this);
connect(toggleAction, SIGNAL(triggered()), toolBar, SLOT(setVisible(!toolBar->isVisible())));
menu->addAction(toggleAction);
このコードは、メニューバーに "Toggle Toolbar" というアクションを追加し、そのアクションがトリガーされるとツールバーの表示/非表示を切り替えます。
- コード中の
:/images/toggle.png
は、実際に存在する画像ファイルへのパスに置き換えてください。 - 上記のコードはQt Creatorを使用して作成されています。