Qt: ツールボックスからアイテムが削除された時に知っておくべきこと - QToolBox::itemRemoved() 関数


QToolBox::itemRemoved() 関数は、QToolBox ウィジェットからアイテムが削除されたときに呼び出される仮想ハンドラです。この関数は、アイテムが削除された後の処理を行うために使用できます。

構文

virtual void QToolBox::itemRemoved(int index);

パラメータ

  • index: 削除されたアイテムのインデックス

戻り値

なし

詳細

itemRemoved() 関数は、removeItem() 関数によってアイテムが削除されたときに呼び出されます。この関数は、削除されたアイテムに関連するリソースを解放したり、ツールボックスの外観を更新したりするために使用できます。

次のコードは、itemRemoved() 関数がアイテムが削除されたときにツールボックスのタイトルを更新する方法を示しています。

void QToolBox::itemRemoved(int index)
{
    // 削除されたアイテムのタイトルを取得する
    QString title = item(index)->text();

    // ツールボックスのタイトルを更新する
    setTitle(tr("ToolBox (%1 items)").arg(count()));
}
  • itemRemoved() 関数は、ツールボックスの外観を更新するために setCurrentIndex()setTitle() などの関数を呼び出すことができます。
  • itemRemoved() 関数は、削除されたアイテムにアクセスするために item() 関数を使用できます。
  • itemRemoved() 関数は、アイテムが削除された後にのみ呼び出されます。アイテムが追加されたり、位置が変更されたりした場合は呼び出されません。
  • Qt Widgets のプログラミングに関するチュートリアルやリファレンス資料は、Qt 公式ドキュメントを参照してください。


ツールボックスのタイトルを更新する

class MyToolBox : public QToolBox
{
public:
    MyToolBox(QWidget* parent = nullptr);

protected:
    virtual void itemRemoved(int index) override;
};

MyToolBox::MyToolBox(QWidget* parent) :
    QToolBox(parent)
{
}

void MyToolBox::itemRemoved(int index)
{
    // 削除されたアイテムのタイトルを取得する
    QString title = item(index)->text();

    // ツールボックスのタイトルを更新する
    setTitle(tr("ToolBox (%1 items)").arg(count()));
}

削除されたアイテムに関連するリソースを解放する

この例では、itemRemoved() 関数がアイテムが削除されたときに削除されたアイテムに関連するリソースを解放する方法を示します。

class MyToolBox : public QToolBox
{
public:
    MyToolBox(QWidget* parent = nullptr);

protected:
    virtual void itemRemoved(int index) override;
};

MyToolBox::MyToolBox(QWidget* parent) :
    QToolBox(parent)
{
}

void MyToolBox::itemRemoved(int index)
{
    // 削除されたアイテムを取得する
    QWidget* item = item(index);

    // 削除されたアイテムに関連するリソースを解放する
    delete item;
}

この例では、itemRemoved() 関数がアイテムが削除されたときに削除されたアイテムの位置に新しいアイテムを追加する方法を示します。

class MyToolBox : public QToolBox
{
public:
    MyToolBox(QWidget* parent = nullptr);

protected:
    virtual void itemRemoved(int index) override;
};

MyToolBox::MyToolBox(QWidget* parent) :
    QToolBox(parent)
{
}

void MyToolBox::itemRemoved(int index)
{
    // 新しいアイテムを作成する
    QWidget* newItem = new QWidget(this);

    // 新しいアイテムにテキストを設定する
    newItem->setText(tr("New Item"));

    // 新しいアイテムを削除されたアイテムの位置に追加する
    insertItem(index, newItem);
}
  • Qt Widgets のプログラミングに関するチュートリアルやリファレンス資料は、Qt 公式ドキュメントを参照してください。


しかし、itemRemoved() 関数はいくつかの制限があります。

  • 削除されたアイテムに直接アクセスできません。item() 関数を使用して削除されたアイテムにアクセスする必要がありますが、この関数は nullptr を返す可能性があります。
  • アイテムが削除された後にのみ呼び出されます。アイテムが追加されたり、位置が変更されたりした場合は呼び出されません。

これらの制限を回避するために、itemRemoved() 関数の代替方法として以下の方法を検討することができます。

QToolBox::connect() 信号とスロットを使用する

QToolBox クラスは、itemRemoved() 信号を発行します。この信号をスロットに接続することで、アイテムが削除されたときに処理を実行できます。

void MyToolBox::itemRemoved(int index)
{
    // 削除されたアイテムに関連する処理を実行する
}

void MyToolBox::connectSignals()
{
    connect(this, &QToolBox::itemRemoved, this, &MyToolBox::itemRemoved);
}

この方法は、itemRemoved() 関数よりも柔軟性があり、削除されたアイテムに直接アクセスできます。

QToolBox::removeItem() 関数内で処理を実行する

removeItem() 関数内で、削除されたアイテムに関連する処理を実行することもできます。

void QToolBox::removeItem(int index)
{
    // 削除されたアイテムに関連する処理を実行する

    QToolBox::removeItem(index);
}

この方法は、単純な処理を実行する場合に適しています。

カスタム QToolBox クラスを作成する

QToolBox クラスから派生したカスタムクラスを作成し、itemRemoved() 関数をオーバーライドすることができます。オーバーライドされた itemRemoved() 関数内で、削除されたアイテムに関連する処理を実行できます。

class MyToolBox : public QToolBox
{
public:
    MyToolBox(QWidget* parent = nullptr);

protected:
    virtual void itemRemoved(int index) override;
};

MyToolBox::MyToolBox(QWidget* parent) :
    QToolBox(parent)
{
}

void MyToolBox::itemRemoved(int index)
{
    // 削除されたアイテムに関連する処理を実行する

    QToolBox::itemRemoved(index);
}

この方法は、複雑な処理を実行する場合や、itemRemoved() 関数の動作を大きく変更する場合に適しています。

  • 複雑な処理を実行する場合は、カスタム QToolBox クラスを作成する必要があります。
  • 削除されたアイテムに直接アクセスする必要がある場合は、QToolBox::connect() 信号とスロットを使用するか、カスタム QToolBox クラスを作成する必要があります。
  • シンプルな処理を実行する場合は、QToolBox::connect() 信号とスロットを使用するのが最も簡単です。
  • Qt Widgets のプログラミングに関するチュートリアルやリファレンス資料は、Qt 公式ドキュメントを参照してください。