MariaDBでJSONデータを効率的に扱う:JSON_ARRAY関数とJSON_OBJECT関数


構文

JSON_PRETTY(json_val);

引数

  • json_val: 整形したい JSON 値。これは、有効な JSON 値または JSON 値の文字列表現であることができます。

戻り値

  • 整形された JSON データを含む文字列。


SELECT JSON_PRETTY('{"name": "John Doe", "age": 30, "city": "New York"}');

このクエリは、次の出力を生成します。

{
  "name": "John Doe",
  "age": 30,
  "city": "New York"
}

JSON_PRETTY 関数の主な利点は次のとおりです。

  • JSON データのデバッグが容易になります。
  • JSON データの構造を理解しやすくなります。
  • JSON データの可読性を向上させます。

JSON_PRETTY 関数の使用例は次のとおりです。

  • JSON データをデバッグする場合。
  • JSON データを Web アプリケーションで表示する場合。
  • JSON データをデータベースに格納する場合。
  • JSON_PRETTY 関数は、すべての JSON データを整形できるわけではありません。たとえば、無効な JSON データや非常に大きな JSON データを整形できない場合があります。
  • JSON_PRETTY 関数は、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。大量の JSON データを処理する場合は、注意して使用する必要があります。
  • JSON_PRETTY 関数は、FORMAT 関数と組み合わせて使用できます。FORMAT 関数は、文字列を整形するために使用できます。
  • JSON_PRETTY 関数は、JSON_VALUE 関数と組み合わせて使用できます。JSON_VALUE 関数は、JSON データから値を抽出するために使用できます。


JSON データをデータベースに格納する

INSERT INTO users (name, email, data)
VALUES ('John Doe', '[email protected]', JSON_PRETTY('{"age": 30, "city": "New York"}'));

このクエリは、次の行を users テーブルに挿入します。

id | name       | email                 | data
---+------------+-----------------------+---------------------------------
1  | John Doe   | [email protected] | {"age": 30, "city": "New York"}

JSON データを Web アプリケーションで表示する

次の例では、JSON_PRETTY 関数を使用して、JSON データを Web ページに表示します。

<?php

$json_data = '{"name": "John Doe", "age": 30, "city": "New York"}';

echo JSON_PRETTY($json_data);

?>

このコードは、次の出力を生成します。

{
  "name": "John Doe",
  "age": 30,
  "city": "New York"
}

次の例では、JSON_PRETTY 関数を使用して、JSON データをデバッグします。

SELECT JSON_PRETTY(JSON_VALUE('{"error": "Invalid request", "message": "Please provide all required parameters"}', '$.error'));
"Invalid request"


FORMAT 関数

FORMAT 関数は、文字列を整形するために使用できます。この関数は、JSON データを整形するために使用することもできます。


SELECT FORMAT(JSON_VALUE('{"name": "John Doe", "age": 30, "city": "New York"}', '$.*'), 1);
{
  "name": "John Doe",
  "age": 30,
  "city": "New York"
}

JSON_ARRAY 関数

JSON_ARRAY 関数は、JSON 配列を作成するために使用できます。この関数は、JSON データを整形するために使用することもできます。


SELECT JSON_ARRAY(JSON_OBJECT('name', 'John Doe'), JSON_OBJECT('age', 30), JSON_OBJECT('city', 'New York'));
[
  {"name": "John Doe"},
  {"age": 30},
  {"city": "New York"}
]

JSON_OBJECT 関数

JSON_OBJECT 関数は、JSON オブジェクトを作成するために使用できます。この関数は、JSON データを整形するために使用することもできます。


SELECT JSON_OBJECT('name', 'John Doe', 'age', 30, 'city', 'New York');
{
  "name": "John Doe",
  "age": 30,
  "city": "New York"
}

サードパーティのライブラリ

MariaDB には、JSON データを整形するために使用できるサードパーティのライブラリがいくつかあります。これらのライブラリは、JSON_PRETTY 関数よりも多くの機能を提供する場合があります。


これらの方法は、JSON_PRETTY 関数に加えて、MariaDB で JSON データを整形するために使用できます。どの方法を使用するかは、特定のニーズによって異なります。

  • これらの方法は、JSON_PRETTY 関数よりもパフォーマンスが劣る場合があります。
  • 上記の方法は、MariaDB 5.7 以降でのみ使用できます。