【初心者向け】CMakeの「Variables」徹底解説！「CTEST_CUSTOM_POST_MEMCHECK」でメモリチェックをマスターしよう

使用方法

1. CTEST_CUSTOM_POST_MEMCHECK 変数を設定します。この変数は、テスト実行後に実行されるコマンドを指定します。
2. テストを実行します。
3. CTEST_CUSTOM_POST_MEMCHECK によって指定されたコマンドが実行されます。

例

set(CTEST_CUSTOM_POST_MEMCHECK "valgrind --leak-check=full --track-origins=yes --log-file=valgrind.log")

add_test(my_test my_test_program)

この例では、valgrind を使用してメモリリークをチェックするカスタムコマンドが設定されます。 valgrind は、テスト実行後に実行され、メモリリークに関する詳細な情報を提供します。

• CTEST_CUSTOM_POST_MEMCHECK は、テスト実行後にのみ実行されます。テスト実行中にメモリチェックを実行するには、CTEST_CUSTOM_MEMCHECK_COMMAND 変数を使用します。
• CTEST_CUSTOM_POST_MEMCHECK は、Windows、Linux、macOS など、さまざまなプラットフォームでサポートされています。
• CTEST_CUSTOM_POST_MEMCHECK は、テストスイート全体または個々のテストケースに設定できます。

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cmake_minimum_required(VERSION 3.10)

project(my_project)

add_executable(my_test_program my_test_program.cpp)

add_test(my_test my_test_program)

set_property(TEST my_test PROPERTY CTEST_CUSTOM_POST_MEMCHECK "valgrind --leak-check=full --track-origins=yes --log-file=valgrind.log")

この例では、my_test という名前のテストケースに valgrind を使用してメモリチェックを実行するカスタムコマンドが設定されます。

例 2: テストスイート全体にメモリチェックを実行する

cmake_minimum_required(VERSION 3.10)

project(my_project)

add_executable(my_test_program1 my_test_program1.cpp)
add_executable(my_test_program2 my_test_program2.cpp)

add_test(my_tests my_test_program1 my_test_program2)

set_property(TEST_SUITE my_tests PROPERTY CTEST_CUSTOM_POST_MEMCHECK "valgrind --leak-check=full --track-origins=yes --log-file=valgrind.log")

この例では、my_tests という名前のテストスイートに valgrind を使用してメモリチェックを実行するカスタムコマンドが設定されます。このコマンドは、my_tests スイートに含まれるすべてのテストケースに対して実行されます。

cmake_minimum_required(VERSION 3.10)

project(my_project)

add_executable(my_test_program my_test_program.cpp)

add_test(my_test my_test_program)

set_property(TEST my_test PROPERTY CTEST_CUSTOM_POST_MEMCHECK "LD_PRELOAD=/usr/lib/x86_64-linux-gnu/libasan.so valgrind --leak-check=full --track-origins=yes --log-file=valgrind.log")

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代替方法

• マニュアルチェック: メモリリークを手動でチェックすることもできます。これは、特に小さなコードベースの場合に役立ちます。
• テストフレームワークの組み込み機能: 多くのテストフレームワークには、メモリチェック機能が組み込まれています。たとえば、Google Test には、メモリリークを検出するための ASSERT_NO_LEAKS マクロがあります。

どの方法を選択するかは、プロジェクトのニーズと要件によって異なります。

CTEST_CUSTOM_POST_MEMCHECK の代替方法の例をいくつか紹介します。

例 1: Google Test の ASSERT_NO_LEAKS マクロを使用する

#include "gtest/gtest.h"

TEST(MyTest, NoLeaks) {
  // メモリリークが発生する可能性のあるコード

  // テスト終了時にメモリリークがないことを確認する
  ASSERT_NO_LEAKS();
}

この例では、ASSERT_NO_LEAKS マクロを使用して、テスト終了時にメモリリークがないことを確認します。

例 2: Clang の -analyzer オプションを使用する

clang -analyzer -o my_program my_program.c

valgrind --leak-check=full --track-origins=yes ./my_program