【超便利】Qtプログラミング：QProgressBarのテキストを自由自在に操るテクニック集：QStyleOptionProgressBar::textVisible編（応用編）

Qt WidgetsのQProgressBarウィジェットは、タスクの進捗状況を視覚的に表現するために使用されます。QStyleOptionProgressBarクラスは、QProgressBarのスタイル設定を定義するために使用されるクラスです。QStyleOptionProgressBar::textVisibleプロパティは、QProgressBarウィジェットのテキスト表示の可否を制御します。

詳細

説明: QStyleOptionProgressBar::textVisibleプロパティがtrueの場合、QProgressBarウィジェットのテキストが表示されます。falseの場合、テキストは表示されません。
デフォルト値: false
型: bool

例

QProgressBar progressBar;
progressBar.setTextVisible(true);
progressBar.setValue(50);

上記の例では、QProgressBarウィジェットのテキスト表示が有効化され、進捗状況が50%であることを示すテキストが表示されます。

QProgressBarウィジェットのテキストの色は、setPalette()メソッドを使用して設定できます。
QProgressBarウィジェットのフォントは、setFont()メソッドを使用して設定できます。
QProgressBarウィジェットのテキストは、setText()メソッドを使用して設定できます。

#include <QApplication>
#include <QProgressBar>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  // プログレスバーを作成
  QProgressBar progressBar;

  // テキスト表示を有効化
  progressBar.setTextVisible(true);

  // テキストを設定
  progressBar.setText("進捗状況: ");

  // 値を設定
  progressBar.setValue(50);

  // プログレスバーを表示
  progressBar.show();

  return app.exec();
}

このコードを実行すると、次のようなプログレスバーが表示されます。

進捗状況: 50%

このコードでは、以下の操作が行われています。

QApplicationオブジェクトを作成します。
QProgressBarオブジェクトを作成します。
setTextVisible()メソッドを使用して、QProgressBarウィジェットのテキスト表示を有効化します。
setText()メソッドを使用して、QProgressBarウィジェットのテキストを設定します。
setValue()メソッドを使用して、QProgressBarウィジェットの値を設定します。
show()メソッドを使用して、QProgressBarウィジェットを表示します。

以下の例は、QStyleOptionProgressBar::textVisibleプロパティを使用して、QProgressBarウィジェットのテキスト表示をさらに制御する方法を示しています。

テキストの色を変更する

progressBar.setPalette(QPalette(Qt::red));

テキストのフォントを変更する

progressBar.setFont(QFont("Arial", 16));

テキストの位置を変更する

progressBar.setAlignment(Qt::AlignCenter);

代替方法

スタイルシートを使用する

QProgressBarウィジェットのスタイルシートを使用して、テキストの表示/非表示を制御することができます。

QProgressBar::text {
  visibility: visible; /* テキストを表示 */
}

QProgressBar::text {
  visibility: hidden; /* テキストを非表示 */
}

この方法の利点は、コードが簡潔で、複数のQProgressBarウィジェットに簡単に適用できることです。

カスタムペイントイベントを使用する

QProgressBarウィジェットのカスタムペイントイベントを使用して、テキストの描画を制御することができます。

void QProgressBar::paintEvent(QPaintEvent *event) {
  QProgressBar::paintEvent(event);

  // テキストを描画
  if (textVisible()) {
    QPainter painter(this);
    painter.drawText(QRect(0, 0, width(), height()), Qt::AlignCenter, text());
  }
}

この方法の利点は、より柔軟な制御が可能で、テキストの表示位置やフォントなどを自由に設定することができます。

選択の指針

どの代替方法を選択するかは、状況によって異なります。

より柔軟な制御が必要な場合は、カスタムペイントイベントを使用する。
シンプルで汎用性の高い方法が必要な場合は、スタイルシートを使用する。

QProgressBarウィジェットのテキスト表示の条件をより複雑にする場合は、QValidatorを使用することができます。
QProgressBarウィジェットのテキスト表示を完全に無効化したい場合は、setText("")メソッドを使用することができます。