Qt Widgets: QStyleOptionHeader::SortIndicator の詳細と代替方法


QStyleOptionHeader::SortIndicator は、Qt Widgetsライブラリでヘッダーセクションのソートインジケーターの状態を表す列挙型です。ソートインジケーターは、ヘッダーセクションをクリックしてソート順序を示す矢印アイコンです。この列挙型は、QHeaderView クラスによって使用され、ソートインジケーターを描画するために必要な情報を提供します。

列挙型のメンバー

QStyleOptionHeader::SortIndicator 列挙型には、以下の3つのメンバーが定義されています。

  • SortDown: ソート方向が降順であることを示します。
  • SortUp: ソート方向が昇順であることを示します。
  • None: ソートインジケーターが表示されないことを示します。

使用方法

QStyleOptionHeader::SortIndicator 列挙型は、QHeaderView クラスの以下のメソッドで使用されます。

  • indicatorRect(): ソートインジケーターの矩形を取得します。
  • paintSection(): ヘッダーセクションを描画します。

以下のコード例は、QHeaderView クラスを使用してソートインジケーターを描画する方法を示しています。

void QHeaderView::paintSection(const QPainter &painter, const QRect &rect, int index)
{
    QStyleOptionHeader option;
    initStyleOption(&option, index);

    if (option.sortIndicator != QStyleOptionHeader::None) {
        painter.save();
        painter.setRenderHint(QPainter::AntiAlias);

        QRect indicatorRect = indicatorRect(option);

        // ソートインジケーターを描画する
        ...

        painter.restore();
    }

    // ヘッダーセクションのテキストを描画する
    ...
}

このコード例では、initStyleOption() メソッドを使用して QStyleOptionHeader オブジェクトを初期化し、sortIndicator メンバーを使用してソートインジケーターの状態を取得しています。ソートインジケーターが表示される場合は、indicatorRect() メソッドを使用してソートインジケーターの矩形を取得し、painter オブジェクトを使用してソートインジケーターを描画します。

  • ソートインジケーターのデザインは、スタイルによって異なります。
  • QStyleOptionHeader::SortIndicator 列挙型の値は、スタイルによって異なる場合があります。


#include <QApplication>
#include <QHeaderView>
#include <QStandardItemModel>
#include <QTableView>

int main(int argc, char *argv[])
{
    QApplication app(argc, argv);

    // モデルを作成する
    QStandardItemModel model(4, 5);
    model.setHeaderData(0, Qt::Horizontal, "名前");
    model.setHeaderData(1, Qt::Horizontal, "年齢");
    model.setHeaderData(2, Qt::Horizontal, "身長");
    model.setHeaderData(3, Qt::Horizontal, "体重");
    model.setHeaderData(4, Qt::Horizontal, "誕生日");

    for (int row = 0; row < model.rowCount(); ++row) {
        for (int col = 0; col < model.columnCount(); ++col) {
            QString text = QString("Row %1, Col %2").arg(row + 1).arg(col + 1);
            model.setData(model.index(row, col), text);
        }
    }

    // ビューを作成する
    QTableView tableView;
    tableView.setModel(&model);
    tableView.horizontalHeader()->setStretchLastSection(true);

    // ヘッダービューにソートインジケーターを有効にする
    tableView.horizontalHeader()->setSortIndicator(true);

    // ウィンドウを表示する
    tableView.show();

    return app.exec();
}

このコードを実行すると、以下のようなウィンドウが表示されます。



カスタムペイントイベントを使用する

QHeaderView クラスの paintSection() メソッドを再実装して、ソートインジケーターをカスタムで描画することができます。この方法を使用すると、ソートインジケーターのデザインを完全に制御することができます。

void MyHeaderView::paintSection(const QPainter &painter, const QRect &rect, int index)
{
    QStyleOptionHeader option;
    initStyleOption(&option, index);

    // ヘッダーセクションのテキストを描画する
    ...

    // ソートインジケーターを描画する
    if (option.sortIndicator != QStyleOptionHeader::None) {
        QRect indicatorRect = indicatorRect(option);

        // カスタムのソートインジケーターを描画する
        painter.save();
        painter.setRenderHint(QPainter::AntiAlias);

        // ...

        painter.restore();
    }
}

QPixmap を使用する

ソートインジケーターの画像を QPixmap オブジェクトに保存し、QHeaderView クラスの setIndicator() メソッドを使用して設定することができます。この方法を使用すると、ソートインジケーターのデザインを簡単にカスタマイズすることができます。

QHeaderView *headerView = new QHeaderView(Qt::Horizontal);

// ソートインジケーターの画像を QPixmap オブジェクトに保存する
QPixmap upIndicator(":/images/up_indicator.png");
QPixmap downIndicator(":/images/down_indicator.png");

// ソートインジケーターを設定する
headerView->setIndicator(upIndicator, QHeaderView::SortUp);
headerView->setIndicator(downIndicator, QHeaderView::SortDown);

サードパーティ製のライブラリを使用する

QStyleOptionHeader::SortIndicator の代替となるサードパーティ製のライブラリがいくつか存在します。これらのライブラリは、より高度な機能を提供したり、特定のプラットフォームに特化したソリューションを提供したりする場合があります。

スタイルシートを使用する

QHeaderView クラスのスタイルシートを使用して、ソートインジケーターのデザインをカスタマイズすることができます。この方法を使用すると、コードを変更せずにソートインジケーターのデザインを変更することができます。

QHeaderView::section {
    background-color: #f0f0f0;
    border-right: 1px solid #ccc;
}

QHeaderView::section:hover {
    background-color: #e0e0e0;
}

QHeaderView::section::indicator {
    width: 16px;
    height: 16px;
    margin-right: 4px;
}

QHeaderView::section::indicator:up {
    background-image: url(":/images/up_indicator.png");
}

QHeaderView::section::indicator:down {
    background-image: url(":/images/down_indicator.png");
}