AI秘書があなたの生活を変える:Geminiが何ができるかをご紹介します
QSizePolicy には、以下の2つの要素が含まれます。
- Stretch factor
ウィジェットがレイアウト内でどれだけ伸縮するかを決定します。0から1までの値を設定できます。 - Policy
ウィジェットがサイズ変更をどれだけ許容するかを決定します。Fixed、Minimum、Maximum、Preferred、Expanding、Shrink の6つの値から選択できます。
verticalPolicy() メソッドは、現在の垂直方向のポリシーを Policy 型の値として返します。
例
QSizePolicy policy;
policy.setVerticalPolicy(QSizePolicy::Expanding);
widget->setSizePolicy(policy);
この例では、widget の垂直方向のポリシーは Expanding に設定されます。つまり、widget はレイアウト内で可能な限り縦方向に伸縮します。
QSizePolicy::verticalPolicy() メソッドは、ウィジェットのレイアウト動作を制御する際に役立ちます。例えば、特定のウィジェットを常に一定の高さに保ちたい場合や、別のウィジェットに合わせて縦方向に伸縮させたい場合などに使用できます。
- setVerticalStretch() メソッドは、伸縮係数を設定するために使用されます。
- setHorizontalPolicy() メソッドは、水平方向のポリシーを設定するために使用されます。
- stretchFactor() メソッドは、伸縮係数を取得するために使用されます。
- horizontalPolicy() メソッドは、水平方向のポリシーを取得するために使用されます。
この例では、label というラベルを常に20ピクセルの高さに保ちます。
QLabel label("ラベル");
QSizePolicy policy;
policy.setVerticalPolicy(QSizePolicy::Fixed);
policy.setHeight(20);
label->setSizePolicy(policy);
例2: ウィジェットを別のウィジェットに合わせて縦方向に伸縮させる
この例では、widget1 というウィジェットを widget2 というウィジェットに合わせて縦方向に伸縮させます。
QWidget widget1;
QWidget widget2;
QSizePolicy policy;
policy.setVerticalPolicy(QSizePolicy::Expanding);
policy.setStretchFactor(1);
widget1->setSizePolicy(policy);
widget2->setSizePolicy(policy);
例3: ウィジェットを垂直方向に伸縮させ、かつ最小の高さを設定する
この例では、widget というウィジェットを垂直方向に伸縮させ、かつ最小の高さを50ピクセルに設定します。
QWidget widget;
QSizePolicy policy;
policy.setVerticalPolicy(QSizePolicy::Expanding);
policy.setStretchFactor(1);
policy.setMinimumHeight(50);
widget->setSizePolicy(policy);
これらの例は、QSizePolicy::verticalPolicy() メソッドを様々な状況で使用する方法を示しています。
- minimumHeight() メソッドは、ウィジェットの最小の高さを設定するために使用されます。
- stretchFactor() メソッドは、伸縮係数を設定するために使用されます。伸縮係数は、ウィジェットがレイアウト内でどれだけ伸縮するかを決定します。値が大きいほど、ウィジェットはより多く伸縮します。
- 上記の例では、QSizePolicy オブジェクトを作成して、ポリシーを設定しています。この方法は、setSizePolicy() メソッドを直接呼び出すよりも一般的です。
以下、QSizePolicy::verticalPolicy() の代替方法として検討すべき3つの方法を紹介します。
レイアウトマネージャーを使用する
レイアウトマネージャーは、ウィジェットの配置とサイズを自動的に調整するのに役立ちます。QHBoxLayout や QVBoxLayout などのレイアウトマネージャーを使用すると、ウィジェットの垂直方向のサイズ変更ポリシーを明示的に設定する必要がなくなります。
例
QVBoxLayout *layout = new QVBoxLayout;
layout->addWidget(widget1);
layout->addWidget(widget2);
widget->setLayout(layout);
この例では、QVBoxLayout レイアウトマネージャーを使用して、widget1 と widget2 を垂直方向に配置します。レイアウトマネージャーは、ウィジェットのサイズを自動的に調整するため、QSizePolicy::verticalPolicy() を設定する必要はありません。
minimumHeight() と maximumHeight() を使用する
minimumHeight() と maximumHeight() メソッドを使用して、ウィジェットの最小高さおよび最大高さを設定できます。これらのメソッドは、QSizePolicy::verticalPolicy() を使用せずに、ウィジェットのサイズ変更を制限するのに役立ちます。
例
widget->setMinimumHeight(50);
widget->setMaximumHeight(200);
この例では、widget の最小高さを50ピクセル、最大高さを200ピクセルに設定します。
setFixedHeight() を使用する
setFixedHeight() メソッドを使用して、ウィジェットの高さを固定できます。この方法は、ウィジェットの高さを常に一定に保ちたい場合に役立ちます。
例
widget->setFixedHeight(100);
この例では、widget の高さを100ピクセルに固定します。
どの方法が最適かは、状況によって異なります。 レイアウトマネージャーを使用すると、ウィジェットの配置とサイズを自動的に調整できるため、多くの場合最も簡単な方法です。ただし、よりきめ細かな制御が必要な場合は、minimumHeight()、maximumHeight()、setFixedHeight() などのメソッドを使用することができます。