C++でQt GUIプログラミング：QWindow::setFilePath()の使い方をマスター

構文

void QWindow::setFilePath(const QString &filePath);

引数

• filePath: ウィンドウに関連するファイルパスのパス文字列

戻り値

なし

詳細

具体的には、以下の用途に使用されます。

• ウィンドウの識別: ファイルパスは、ウィンドウを識別するために使用される内部データ構造に保存されます。
• ウィンドウタイトルの設定: ファイルパスがテキストファイルの場合、そのテキストファイルの先頭行がウィンドウタイトルとして設定されます。
• ウィンドウアイコンの設定: ファイルパスが画像ファイルの場合、その画像ファイルがウィンドウアイコンとして設定されます。

例

QWindow window;
window.setFilePath("/path/to/image.png");
window.show();

このコードは、/path/to/image.png 画像ファイルをウィンドウアイコンとして設定し、ウィンドウを表示します。

• ファイルパスが存在しない場合、またはアクセスできない場合は、何らかのエラーが発生する可能性があります。
• QWindow::setFilePath() メソッドは、ウィンドウが表示される前に呼び出す必要があります。

---

#include <QApplication>
#include <QWindow>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  QWindow window;
  window.setFilePath("/path/to/image.png");
  window.setFilePath("/path/to/text.txt");
  window.show();

  return app.exec();
}

例 2: 現在の作業ディレクトリに基づくファイルパスの設定

この例では、現在の作業ディレクトリに基づくファイルパスをウィンドウに設定します。

#include <QApplication>
#include <QDir>
#include <QWindow>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  QDir dir = QDir::current();
  QString filePath = dir.absoluteFilePath("image.png");

  QWindow window;
  window.setFilePath(filePath);
  window.show();

  return app.exec();
}

例 3: QResource を使用したファイルパスの設定

この例では、QResource を使用してファイルパスをウィンドウに設定します。

#include <QApplication>
#include <QResource>
#include <QWindow>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  QResource resource(":/images/image.png");
  QString filePath = resource.fileName();

  QWindow window;
  window.setFilePath(filePath);
  window.show();

  return app.exec();
}

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QWindow::setIcon() メソッド

• アイコンを設定する場合、QWindow::setIcon() メソッドを使用するのがより適切です。このメソッドは、アイコン画像を直接引数として受け取り、ウィンドウアイコンとして設定します。

QPixmap icon("path/to/image.png");
window.setIcon(icon);

QWindow::setTitle() メソッド

• タイトルを設定する場合、QWindow::setTitle() メソッドを使用するのがより適切です。このメソッドは、タイトル文字列を直接引数として受け取り、ウィンドウタイトルとして設定します。

window.setTitle("My Window");

QWindow::setProperty() メソッド

• ファイルパスをカスタムプロパティとして保存したい場合は、QWindow::setProperty() メソッドを使用できます。このメソッドは、プロパティ名とプロパティ値のペアを引数として受け取り、ウィンドウにプロパティを設定します。

window.setProperty("filePath", "/path/to/file.txt");

ファイルパスを直接コードに埋め込む

• ファイルパスが短くて静的な場合、ファイルを直接コードに埋め込むこともできます。この方法は、単純なアプリケーションで使用できますが、メンテナンス性が低くなる可能性があります。

const char *filePath = "/path/to/file.txt";

選択の指針

どの方法を選択するかは、具体的なニーズによって異なります。

• ファイルパスが短くて静的な場合は、ファイルを直接コードに埋め込むこともできます。
• ファイルパスをカスタムプロパティとして保存したい場合は、QWindow::setProperty() メソッドを使用します。
• タイトルを設定する場合は、QWindow::setTitle() メソッドを使用するのが最良の方法です。
• アイコンを設定する場合は、QWindow::setIcon() メソッドを使用するのが最良の方法です。