【保存版】Qt Widgets:QTreeWidgetItem::font() 関数を使いこなす
QTreeWidgetItem::font()
関数は、Qt Widgets ライブラリにおけるツリー ウィジェット アイテムのフォント情報を取得します。この情報は、アイテム内のテキスト表示に適用されるフォントスタイルに関する詳細を提供します。
関数詳細
QFont QTreeWidgetItem::font(int column) const;
この関数は、以下の引数と戻り値を持ちます。
QFont
: アイテム内のテキストに適用されるフォント情報を格納するQFont
オブジェクト。column
: アイテム内のテキスト列を指定する整数値。有効な値は0
からcolumnCount()
- 1 までです。
使い方
QTreeWidgetItem::font()
関数は、アイテム内の特定の列におけるフォント情報を取得するために使用されます。例えば、以下のコードは、アイテムの最初の列におけるフォント情報を取得し、そのフォントサイズをコンソールに出力します。
QFont font = item->font(0);
int pointSize = font.pointSize();
qDebug() << "Font size for column 0:" << pointSize;
フォント設定
アイテム内のフォントを設定するには、QTreeWidgetItem::setFont()
関数を使用します。この関数は、アイテム内の特定の列におけるフォント情報を設定する QFont
オブジェクトを引数として受け取ります。
QFont font("Arial", 12, QFont::Bold);
item->setFont(0, font);
上記のコードは、アイテムの最初の列におけるフォントを "Arial" フォント、12 ポイント、太字に設定します。
- スタイルシートを使用して、ツリー ウィジェット アイテムのフォントをより柔軟に設定することもできます。
- ツリー ウィジェット ヘッダーのフォントを設定するには、
QTreeWidget::headerItem()
関数を使用してヘッダー アイテムを取得し、そのfont()
およびsetFont()
関数を呼び出す必要があります。 - アイテム内のすべての列におけるフォントを一括で設定するには、
QTreeWidgetItem::setFont()
関数に-1
をcolumn
引数として渡します。
#include <QApplication>
#include <QTreeWidget>
int main(int argc, char *argv[]) {
QApplication app(argc, argv);
// ツリーウィジェットを作成
QTreeWidget treeWidget;
treeWidget.setColumnCount(3); // 3 列を作成
treeWidget.setHeaderLabels({"項目1", "項目2", "項目3"}); // ヘッダーラベルを設定
// アイテムを追加
QTreeWidgetItem *item1 = new QTreeWidgetItem(&treeWidget);
item1->setText(0, "アイテム 1 行 1");
item1->setText(1, "アイテム 1 行 2");
item1->setText(2, "アイテム 1 行 3");
QTreeWidgetItem *item2 = new QTreeWidgetItem(&treeWidget);
item2->setText(0, "アイテム 2 行 1");
item2->setText(1, "アイテム 2 行 2");
item2->setText(2, "アイテム 2 行 3");
// アイテムのフォントを設定
QFont font("Arial", 12, QFont::Bold);
item1->setFont(0, font); // アイテム 1 の最初の列のフォントを設定
item2->setFont(2, font); // アイテム 2 の最後の列のフォントを設定
// ツリーウィジェットを表示
treeWidget.show();
return app.exec();
}
このコードを実行すると、以下のようになります。
- アイテム 2 の最後の列のテキストは、太字の Arial フォント 12 ポイントで表示されます。
- アイテム 1 の最初の列のテキストは、太字の Arial フォント 12 ポイントで表示されます。
スタイルシートの使用
スタイルシートは、Qt Widgets アプリケーションの外観をカスタマイズするための強力なツールです。ツリー ウィジェット アイテムのフォントを設定する場合も、スタイルシートを使用することができます。以下の例は、スタイルシートを使用してアイテムのすべての列におけるフォントを設定する方法を示しています。
QTreeWidgetItem {
font: 12pt "Arial";
}
このスタイルシートは、すべてのアイテムのフォントを Arial フォント 12 ポイントに設定します。特定の列におけるフォントのみを設定したい場合は、セレクタをより具体的にする必要があります。例えば、以下のスタイルシートは、最初の列のフォントのみを設定します。
QTreeWidgetItem::item {
font: 12pt "Arial";
}
data() 関数と setData() 関数の使用
QTreeWidgetItem::data()
関数と QTreeWidgetItem::setData()
関数は、アイテム内のデータを操作するために使用することができます。これらの関数は、フォント情報を含む様々な種類のデータを格納する QFont
オブジェクトを受け取ることができます。
以下の例は、data()
関数を使用してアイテムの最初の列におけるフォント情報を取得する方法を示しています。
QFont font = item->data(0, Qt::FontRole);
そして、setData()
関数を使用してアイテムの最初の列におけるフォント情報を設定する方法を示しています。
QFont font("Arial", 12, QFont::Bold);
item->setData(0, Qt::FontRole, font);
この方法は、スタイルシートよりも柔軟性がありますが、コード量が多くなるという欠点があります。
カスタムデータ型を使用
以下の例は、カスタムデータ型を使用してアイテムのフォント情報を格納する方法を示しています。
struct ItemData {
QString text;
QFont font;
};
// アイテムを作成
ItemData itemData;
itemData.text = "アイテム 1 行 1";
itemData.font = QFont("Arial", 12, QFont::Bold);
QTreeWidgetItem *item = new QTreeWidgetItem(&treeWidget);
item->setText(0, itemData.text);
// アイテムにカスタムデータを格納
item->setData(0, Qt::UserRole, QVariant(itemData));
// カスタムデータを取得
ItemData retrievedData = item->data(0, Qt::UserRole).value<ItemData>();
QFont retrievedFont = retrievedData.font;
この方法は、柔軟性が高いですが、コード量が多くなるという欠点があります。