Qt WidgetsでQTreeWidgetItem::flags()を使いこなす! ツリーアイテムのフラグを自由自在に操る


メソッドの動作

このメソッドは、Qt::ItemFlags 型の値を返します。この型は、ビットフラグの集合を表し、アイテムのさまざまな特性を制御するために使用されます。返される値は、アイテムに設定されているすべてのフラグのビットワイズ OR 演算によって決定されます。

使用例

QTreeWidgetItem *item = new QTreeWidgetItem(treeWidget);
item->setText(0, "Item 1");

// アイテムが選択可能かどうかを確認する
if (item->flags() & Qt::ItemIsSelectable) {
    // アイテムが選択可能である
} else {
    // アイテムが選択不可である
}

// アイテムが編集可能かどうかを確認する
if (item->flags() & Qt::ItemIsEditable) {
    // アイテムが編集可能である
} else {
    // アイテムが編集不可である
}

// アイテムがチェック可能かどうかを確認する
if (item->flags() & Qt::ItemIsUserCheckable) {
    // アイテムがチェック可能である
} else {
    // アイテムがチェック不可である
}

フラグの設定

QTreeWidgetItem::setFlags() メソッドを使用して、アイテムのフラグを設定することもできます。このメソッドには、設定するフラグを指定する Qt::ItemFlags 型の値を渡します。

QTreeWidgetItem *item = new QTreeWidgetItem(treeWidget);
item->setText(0, "Item 1");

// アイテムを選択可能、編集可能、チェック可能に設定する
item->setFlags(Qt::ItemIsSelectable | Qt::ItemIsEditable | Qt::ItemIsUserCheckable);

上記で説明したフラグに加えて、QTreeWidgetItem::flags() メソッドは、以下のフラグも返します。

  • Qt::ItemIsDropEnabled
    アイテムにドロップできるかどうか
  • Qt::ItemIsDragEnabled
    アイテムがドラッグ可能かどうか
  • Qt::ItemIsEnabled
    アイテムが有効かどうか

QTreeWidgetItem::flags() メソッドは、ツリーアイテムのフラグを取得および設定するために使用されます。これらのフラグは、アイテムのさまざまな特性を制御するために使用できます。



フラグの取得

#include <QCoreApplication>
#include <QTreeView>
#include <QTreeWidgetItem>

int main(int argc, char *argv[]) {
    QCoreApplication app(argc, argv);

    QTreeView treeView;
    QTreeWidgetItem *rootItem = new QTreeWidgetItem(&treeView);
    rootItem->setText(0, "Root Item");

    QTreeWidgetItem *childItem = new QTreeWidgetItem(rootItem);
    childItem->setText(0, "Child Item");

    // 子アイテムのフラグを取得
    Qt::ItemFlags flags = childItem->flags();

    // アイテムが選択可能かどうかを確認
    if (flags & Qt::ItemIsSelectable) {
        qDebug() << "子アイテムは選択可能です";
    } else {
        qDebug() << "子アイテムは選択不可です";
    }

    // アイテムが編集可能かどうかを確認
    if (flags & Qt::ItemIsEditable) {
        qDebug() << "子アイテムは編集可能です";
    } else {
        qDebug() << "子アイテムは編集不可です";
    }

    // アイテムがチェック可能かどうかを確認
    if (flags & Qt::ItemIsUserCheckable) {
        qDebug() << "子アイテムはチェック可能です";
    } else {
        qDebug() << "子アイテムはチェック不可です";
    }

    return app.exec();
}
  1. QCoreApplication オブジェクトを作成します。
  2. QTreeView オブジェクトを作成します。
  3. ルートアイテムを作成し、ツリービューに追加します。
  4. 子アイテムを作成し、ルートアイテムに追加します。
  5. 子アイテムのフラグを取得します。
  6. アイテムが選択可能、編集可能、チェック可能かどうかを確認し、結果をコンソールに出力します。
#include <QCoreApplication>
#include <QTreeView>
#include <QTreeWidgetItem>

int main(int argc, char *argv[]) {
    QCoreApplication app(argc, argv);

    QTreeView treeView;
    QTreeWidgetItem *rootItem = new QTreeWidgetItem(&treeView);
    rootItem->setText(0, "Root Item");

    QTreeWidgetItem *childItem = new QTreeWidgetItem(rootItem);
    childItem->setText(0, "Child Item");

    // 子アイテムのフラグを設定
    childItem->setFlags(Qt::ItemIsSelectable | Qt::ItemIsEditable | Qt::ItemIsUserCheckable);

    return app.exec();
}

このコードは、以下のことを行います。

  1. QCoreApplication オブジェクトを作成します。
  2. QTreeView オブジェクトを作成します。
  3. ルートアイテムを作成し、ツリービューに追加します。
  4. 子アイテムを作成し、ルートアイテムに追加します。
  5. 子アイテムのフラグを、選択可能、編集可能、チェック可能に設定します。


個別のフラグのチェック

個別のフラグを確認したい場合は、以下のメソッドを使用できます。

  • QTreeWidgetItem::isDropEnabled() - アイテムにドロップできるかどうかを確認します。
  • QTreeWidgetItem::isDragEnabled() - アイテムがドラッグ可能かどうかを確認します。
  • QTreeWidgetItem::isEnabled() - アイテムが有効かどうかを確認します。
  • QTreeWidgetItem::isCheckable() - アイテムがチェック可能かどうかを確認します。
  • QTreeWidgetItem::isEditable() - アイテムが編集可能かどうかを確認します。
  • QTreeWidgetItem::isSelected() - アイテムが選択されているかどうかを確認します。
QTreeWidgetItem *item = new QTreeWidgetItem(treeWidget);
item->setText(0, "Item 1");

// アイテムが選択されているかどうかを確認
if (item->isSelected()) {
    // アイテムが選択されている
} else {
    // アイテムが選択されていない
}

// アイテムが編集可能かどうかを確認
if (item->isEditable()) {
    // アイテムが編集可能である
} else {
    // アイテムが編集不可である
}

QModelIndex の使用

QModelIndex オブジェクトを持っている場合は、data() メソッドを使用してフラグを取得できます。

QModelIndex index = model->index(row, column, parent);

// アイテムが選択されているかどうかを確認
if (index.data(Qt::UserRole + 1).toInt()) {
    // アイテムが選択されている
} else {
    // アイテムが選択されていない
}

カスタムデータの利用

フラグをカスタムデータとして保存することもできます。

QTreeWidgetItem *item = new QTreeWidgetItem(treeWidget);
item->setText(0, "Item 1");

// アイテムが選択可能かどうかをカスタムデータに保存
item->setData(0, Qt::UserRole + 1, true);

// アイテムが選択されているかどうかを確認
bool isSelected = item->data(0, Qt::UserRole + 1).toBool();
if (isSelected) {
    // アイテムが選択されている
} else {
    // アイテムが選択されていない
}

どの方法を選択するべきか

どの方法を選択するかは、状況によって異なります。

  • フラグを永続的に保存する必要がある場合は、カスタムデータを利用するのが最良の方法です。
  • QModelIndex オブジェクトを持っている場合は、data() メソッドを使用するのが最も簡単です。
  • 個別のフラグを頻繁に確認する場合は、個別のフラグのチェック方法が最も効率的です。