【Qt GUIプログラミング】QMovie::fileName()で動画ファイルパスを簡単に取得！

QMovie::fileName()関数は、Qt GUIライブラリにおけるQMovieクラスのメンバー関数であり、QMovieオブジェクトが読み込む動画ファイルのパスを取得するために使用されます。この関数は、動画ファイルの読み込みや再生を行う際に必要となります。

構文

QString QMovie::fileName() const

戻り値

動画ファイルのパスを表すQString型オブジェクトが返されます。ファイルが存在しない場合や読み込みに失敗した場合には空文字列が返されます。

例

QMovie movie("movie.gif");

if (movie.isValid()) {
    QString fileName = movie.fileName();
    qDebug() << "Movie file name:" << fileName;
} else {
    qDebug() << "Error: Failed to load movie file.";
}

この例では、"movie.gif"という名前の動画ファイルを読み込み、そのファイル名をfileName変数に格納しています。その後、fileName変数の内容をコンソールに出力しています。

• QMovie::setFileName()関数を使用して、QMovieオブジェクトが読み込む動画ファイルを設定することもできます。
• QMovie::fileName()関数は、QMovieオブジェクトが作成された時点でのファイル名を返します。動画ファイルの名前が変更された場合は、この関数を再度呼び出すことで最新の名前を取得する必要があります。

---

#include <QCoreApplication>
#include <QMovie>

int main(int argc, char *argv[]) {
    QCoreApplication app(argc, argv);

    QMovie movie("movie.gif");

    if (movie.isValid()) {
        QString fileName = movie.fileName();
        qDebug() << "Movie file name:" << fileName;
    } else {
        qDebug() << "Error: Failed to load movie file.";
    }

    return app.exec();
}

この例では、"movie.gif"という名前の動画ファイルを読み込み、そのファイル名をコンソールに出力しています。

例2：動画ファイルの名前を設定する

#include <QCoreApplication>
#include <QMovie>

int main(int argc, char *argv[]) {
    QCoreApplication app(argc, argv);

    QMovie movie;
    movie.setFileName("new_movie.gif");

    if (movie.isValid()) {
        QString fileName = movie.fileName();
        qDebug() << "Movie file name:" << fileName;
    } else {
        qDebug() << "Error: Failed to load movie file.";
    }

    return app.exec();
}

この例では、QMovieオブジェクトに"new_movie.gif"という名前の動画ファイルを割り当てています。その後、movie.fileName()関数を使用して、設定したファイル名をコンソールに出力しています。

例3：動画ファイルの読み込みと再生

#include <QCoreApplication>
#include <QMovie>
#include <QLabel>

int main(int argc, char *argv[]) {
    QCoreApplication app(argc, argv);

    QLabel label;
    QMovie movie("movie.gif");

    if (movie.isValid()) {
        label.setMovie(&movie);
        movie.start();
    } else {
        qDebug() << "Error: Failed to load movie file.";
    }

    label.show();

    return app.exec();
}

この例では、"movie.gif"という名前の動画ファイルをQLabelウィジェットに設定し、動画を再生しています。

• QMovie::fileName()関数とQMovie::setFileName()関数は、様々な状況で使用することができます。これらの関数の使い方については、Qtドキュメントを参照してください。

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QMovie::fileName() 関数は、QMovie オブジェクトが読み込む動画ファイルのパスを取得するために使用されます。しかし、状況によっては、この関数の代替方法が必要になる場合があります。

代替方法

1. std::string を使用する

   C++ 標準ライブラリの std::string クラスを使用して、ファイル名を取得することもできます。

   QMovie movie("movie.gif");
   
   if (movie.isValid()) {
       std::string fileName = movie.fileName().toStdString();
       qDebug() << "Movie file name:" << fileName.c_str();
   } else {
       qDebug() << "Error: Failed to load movie file.";
   }
   

2. QDir クラスを使用する

   QDir クラスを使用して、動画ファイルのディレクトリパスを取得することができます。その後、fileName() メソッドを使用して、ファイル名を取得することができます。

   QMovie movie("movie.gif");
   
   if (movie.isValid()) {
       QDir dir(movie.fileName());
       QString fileName = dir.fileName();
       qDebug() << "Movie file name:" << fileName;
   } else {
       qDebug() << "Error: Failed to load movie file.";
   }
   

• どの代替方法を使用するかは、具体的な状況によって異なります。
• 上記の代替方法は、QMovie::fileName() 関数よりも汎用性が高いかもしれませんが、パフォーマンス上の影響がある可能性があります。