Qt Widgets で QGraphicsTextItem::setFont() 関数を使ってテキストフォントを設定する方法

QGraphicsTextItem::setFont() 関数は、Qt Widgets モジュールの QGraphicsTextItem クラスで使用される関数で、グラフィックアイテムに表示されるテキストのフォントを設定するために使用されます。この関数は、フォントファミリ、フォントサイズ、太字、斜体などの様々なフォント属性を指定することができます。

構文

void QGraphicsTextItem::setFont(const QFont &font);

パラメータ

font: 設定するフォントを指定する QFont オブジェクト

戻り値

なし

詳細

QGraphicsTextItem::setFont() 関数は、指定された QFont オブジェクトを使用して、グラフィックアイテム内のテキストのフォントを更新します。この関数は、アイテム内のすべてのテキストに影響を与えます。

例

QGraphicsTextItem *textItem = new QGraphicsTextItem("Hello, World!");
textItem->setPos(100, 50);

QFont font("Arial", 24, QFont::Bold);
textItem->setFont(font);

scene->addItem(textItem);

この例では、"Arial" フォント、24 ポイント、太字で "Hello, World!" というテキストを表示する QGraphicsTextItem オブジェクトを作成します。

setFont() 関数は、アイテムがシーンに追加された後に呼び出す必要があります。
QFont クラスは、フォントの属性を定義するために使用されるクラスです。
QGraphicsTextItem クラスは、テキストをグラフィックシーンに表示するために使用されるクラスです。

関連関数

setText(): アイテムに表示されるテキストを設定します。
font(): アイテムの現在のフォントを取得します。

QGraphicsTextItem::setFont() 関数は、Qt Widgets モジュールの QGraphicsTextItem クラスで使用される関数で、グラフィックアイテムに表示されるテキストのフォントを設定するために使用されます。この関数は、フォントファミリ、フォントサイズ、太字、斜体などの様々なフォント属性を指定することができます。

#include <QApplication>
#include <QGraphicsScene>
#include <QGraphicsView>
#include <QGraphicsTextItem>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  // シーンを作成
  QGraphicsScene scene;

  // テキストアイテムを作成
  QGraphicsTextItem *textItem = new QGraphicsTextItem("Hello, World!");
  textItem->setPos(100, 50);

  // フォントを設定
  QFont font("Arial", 24, QFont::Bold);
  textItem->setFont(font);

  // シーンにアイテムを追加
  scene->addItem(textItem);

  // ビューを作成
  QGraphicsView view(&scene);
  view.resize(400, 300);
  view.setWindowTitle("QGraphicsTextItem Example");

  // ビューを表示
  view.show();

  return app.exec();
}

このコードを実行すると、次のようになります。

この例では、setFont() 関数を使用して、"Arial" フォント、24 ポイント、太字で "Hello, World!" というテキストを表示する QGraphicsTextItem オブジェクトを作成しています。

QFont font("Arial", 24, QFont::Bold);
font.setColor(Qt::red);
textItem->setFont(font);

textItem->setFlag(QGraphicsItem::ItemIsAntiAliased, true);

HTML を使用

QGraphicsTextItem クラスは、HTML を使用してテキストをフォーマットすることができます。これにより、フォント、色、サイズ、太字、斜体などの様々なスタイリングを簡単に適用することができます。

QGraphicsTextItem *textItem = new QGraphicsTextItem;
textItem->setHtml("<p style=\"font-family: Arial; font-size: 24pt; font-weight: bold; color: red;\">Hello, World!</p>");

QTextFormat クラスを使用

QTextFormat クラスは、テキストの書式設定情報を格納するために使用されます。QGraphicsTextItem クラスの setTextFormat() 関数を使用して、アイテム内のテキストに QTextFormat オブジェクトを設定することができます。

QTextFormat format;
format.setFontFamily("Arial");
format.setFontPointSize(24);
format.setFontWeight(QFont::Bold);
format.setTextColor(Qt::red);

textItem->setTextFormat(format);
textItem->setPlainText("Hello, World!");

QTextDocument クラスを使用

QTextDocument クラスは、テキストとそれに関連する書式設定情報を格納するために使用されます。QGraphicsTextItem クラスの setDocument() 関数を使用して、アイテムに QTextDocument オブジェクトを設定することができます。

QTextDocument *document = new QTextDocument;
document->setPlainText("Hello, World!");

QTextCursor cursor = document->textCursor();
QTextCharFormat format;
format.setFontFamily("Arial");
format.setFontPointSize(24);
format.setFontWeight(QFont::Bold);
format.setTextColor(Qt::red);

cursor.mergeCharFormat(format);

textItem->setDocument(document);

カスタムペイントイベントを使用

QGraphicsTextItem クラスの paint() 関数をオーバーライドして、テキストをカスタムペイントすることができます。これにより、より高度なスタイリング効果を実現することができます。

class MyGraphicsTextItem : public QGraphicsTextItem {
public:
  void paint(QPainter *painter) override {
    QGraphicsTextItem::paint(painter);

    // カスタムスタイリングをここに記述
  }
};