PythonでText Processing：readline.get_endidx()を駆使した賢い補完機能の作り方
機能
- 終了位置は、補完候補となる単語の最後の文字のインデックスです。
- 補完候補は、カーソル位置までの入力と一致する単語リストです。
- カーソル位置に基づいて、補完候補となる単語の終了位置を返します。
使用方法
import readline
# サンプル入力
input_text = "This is an example text."
# カーソル位置を設定
readline.set_cursor_position(10)
# 終了位置を取得
end_idx = readline.get_endidx()
# 補完候補となる単語を取得
completion_word = input_text[readline.get_begidx():end_idx]
print(f"補完候補: {completion_word}")
出力例
補完候補: example
readline.insert_text()関数は、現在の入力行にテキストを挿入します。readline.get_line_buffer()関数は、現在の入力行全体を取得します。readline.get_begidx()関数は、補完候補の開始位置を返します。
- 入力速度を向上させることができます。
- 入力ミスを減らすことができます。
- 入力途中に補完候補を表示することができます。
import readline
import re
def complete(text, start, end):
# 入力されたテキストを取得
input_text = readline.get_line_buffer()
# 補完候補となる単語リストを初期化
completion_list = []
# 補完候補となる単語を取得
for word in get_words():
if word.startswith(input_text[start:end]):
completion_list.append(word)
# 補完候補が存在しない場合は空リストを返す
if not completion_list:
return []
# 補完候補の終了位置を計算
end_idx = len(completion_list[0])
# 補完候補を返す
return completion_list, end_idx
def get_words():
# サンプルデータとして、単語リストを作成
words = ["example", "text", "processing", "python", "language"]
# 単語リストを返す
return words
def main():
# readline モジュールを初期化
readline.parse_and_bind("tab: complete")
# 入力ループ
while True:
# カーソル位置を取得
cursor_pos = readline.get_cursor_position()
# 補完候補を取得
completion_list, end_idx = complete(readline.get_line_buffer(), cursor_pos[0], cursor_pos[1])
# 補完候補が存在する場合
if completion_list:
# 補完候補を表示
readline.set_completion_display(completion_list, end_idx)
# 補完候補を確定
readline.insert_text(completion_list[0])
# 入力行を取得
input_line = readline.get_line_buffer()
# 入力行を処理
print(input_line)
if __name__ == "__main__":
main()
complete()関数:- カーソル位置に基づいて、補完候補となる単語リストと終了位置を返します。
- 単語リストはサンプルデータとして作成されていますが、実際のアプリケーションでは、データベースやファイルから読み込むように変更する必要があります。
get_words()関数:- サンプルデータとして、単語リストを返します。
main()関数:readlineモジュールを初期化します。- 入力ループを実行します。
- ループ内で、以下の処理を行います。
- カーソル位置を取得します。
- 補完候補を取得します。
- 補完候補が存在する場合、補完候補を表示し、確定します。
- 入力行を取得し、処理します。
- 例えば、大文字小文字を区別しない補完、部分一致による補完、接頭辞による補完など、様々な補完機能を実装することができます。
- 実際のアプリケーションでは、より複雑な補完機能を実装する必要があります。
- この例では、単純な単語補完機能を実装しています。
- 補完候補となる単語リスト全体をメモリに読み込む必要があるため、大量の単語が存在する場合にパフォーマンスが低下する可能性があります。
- カーソル位置に依存するため、入力途中に補完候補を更新することができません。
これらの制限を克服するために、readline.get_endidx() の代替方法として以下の方法が考えられます。
正規表現を利用する
正規表現を使用して、入力されたテキストと一致する単語の範囲を検索することができます。
import re
def complete(text, start, end):
# 入力されたテキストを取得
input_text = readline.get_line_buffer()
# 補完候補となる単語リストを初期化
completion_list = []
# 正規表現パターンを作成
pattern = re.compile(r"\b\w+\b")
# 入力されたテキストから正規表現パターンに一致する単語を抽出
for match in pattern.finditer(input_text[start:end]):
completion_list.append(match.group())
# 補完候補が存在しない場合は空リストを返す
if not completion_list:
return []
# 補完候補の終了位置を計算
end_idx = len(completion_list[0])
# 補完候補を返す
return completion_list, end_idx
サジェストエンジンを利用する
サジェストエンジンを利用して、入力されたテキストに基づいて補完候補を提案することができます。
import requests
def complete(text, start, end):
# 入力されたテキストを取得
input_text = readline.get_line_buffer()
# サジェストエンジンへのリクエストURLを作成
request_url = "https://example.com/suggest?q=" + input_text[start:end]
# サジェストエンジンにリクエストを送信
response = requests.get(request_url)
# サジェストエンジンからのレスポンスを解析
completion_list = []
for suggestion in response.json()["suggestions"]:
completion_list.append(suggestion["text"])
# 補完候補が存在しない場合は空リストを返す
if not completion_list:
return []
# 補完候補の終了位置を計算
end_idx = len(completion_list[0])
# 補完候補を返す
return completion_list, end_idx
カスタム補完ロジックを実装する
独自の補完ロジックを実装することで、より柔軟な補完機能を実現することができます。
def complete(text, start, end):
# 入力されたテキストを取得
input_text = readline.get_line_buffer()
# 補完候補となる単語リストを初期化
completion_list = []
# カスタム補完ロジックを実行
for word in get_words(input_text[start:end]):
completion_list.append(word)
# 補完候補が存在しない場合は空リストを返す
if not completion_list:
return []
# 補完候補の終了位置を計算
end_idx = len(completion_list[0])
# 補完候補を返す
return completion_list, end_idx
def get_words(text):
# カスタム補完ロジック
# ...