日本語対応も!Matplotlib table.Cell.set_fontsize()で美しい表を作るプログラミング例
簡単に言うと、表の特定のセルに入っている文字の大きさを変更したいときに使います。
table.Cell.set_fontsize()
の詳細
- matplotlib.table モジュール
Matplotlibで表を作成する際に使用するモジュールです。plt.table()
関数を使って表を作成したり、Table
クラスを直接操作したりします。 - Table オブジェクト
plt.table()
を使って作成された表全体を表すオブジェクトです。 - Cell オブジェクト
Table
は複数のCell
オブジェクトから構成されています。各Cell
オブジェクトが表の1つのセル(マス目)に対応し、そのセル内のテキストや背景色などのプロパティを持っています。 - get_celld() メソッド
Table
オブジェクトにはget_celld()
というメソッドがあり、これを使うと各セルのCell
オブジェクトを辞書形式で取得できます。辞書のキーは(行インデックス, 列インデックス)
のタプルで、値が対応するCell
オブジェクトです。 - set_fontsize(size)
取得したCell
オブジェクトに対してset_fontsize()
メソッドを呼び出し、size
引数にフォントサイズ(ポイント単位の浮動小数点数)を渡すことで、そのセルのテキストのフォントサイズを変更できます。
使用例
import matplotlib.pyplot as plt
# ダミーデータ
data = [['A', 100], ['B', 200], ['C', 150]]
col_labels = ['カテゴリ', '値']
row_labels = ['行1', '行2', '行3']
fig, ax = plt.subplots(figsize=(6, 4))
ax.axis('off') # 軸を非表示にする
# テーブルを作成
table = ax.table(cellText=data,
colLabels=col_labels,
rowLabels=row_labels,
loc='center')
# テーブル全体のフォントサイズを自動調整しないように設定(重要!)
# set_fontsize()を使う前にこれを設定しないと、自動調整によって
# 設定したサイズが無視されることがあります。
table.auto_set_font_size(False)
# テーブル全体のフォントサイズを設定
table.set_fontsize(14)
# 特定のセルのフォントサイズを変更する例
# まず、全てのCellオブジェクトを取得
cells = table.get_celld()
# 例えば、(0, 0)番目のセル('カテゴリ'ヘッダー)のフォントサイズを大きくする
cells[(0, 0)].set_fontsize(18)
# (1, 1)番目のセル(値 '200')のフォントサイズを小さくする
cells[(1, 1)].set_fontsize(10)
plt.title('Matplotlibのテーブルとフォントサイズ変更')
plt.show()
- テキストがセルに収まらない場合
auto_set_font_size(False)
を設定し、フォントサイズを大きくしすぎると、テキストがセルの境界からはみ出してしまうことがあります。その場合は、table.scale()
などを使ってテーブル全体のスケールを調整したり、個々のセルの幅や高さを調整する必要があります。 - Table.set_fontsize() との違い
table.set_fontsize()
はテーブル全体のセル(ヘッダーとデータセル)のフォントサイズを一括で設定するのに対し、table.Cell.set_fontsize()
は個々のセルに対してより細かくフォントサイズを制御できます。 - auto_set_font_size(False)
table.Cell.set_fontsize()
を効果的に使用するには、通常、先にtable.auto_set_font_size(False)
を呼び出して、Matplotlibの自動フォントサイズ調整機能を無効にする必要があります。そうしないと、設定したフォントサイズがセルの幅に合わせて自動的に変更されてしまうことがあります。
set_fontsize()を呼び出してもフォントサイズが変わらない、または期待通りにならない
これが最もよく遭遇する問題です。原因は主に以下の2つです。
-
フォントサイズがセルの幅に収まらない
auto_set_font_size(False)
にしても、指定したフォントサイズがセルの幅に比べて大きすぎる場合、テキストがはみ出したり、不格好に表示されたりすることがあります。Matplotlibはテキストをセル内に無理やり収めようとはせず、単にはみ出して表示されます。トラブルシューティング
- フォントサイズを小さくする
まず、指定するフォントサイズが妥当な範囲内にあるか確認します。 - セルの幅を調整する
table.auto_set_column_width(True)
やtable.scale(xscale, yscale)
、またはtable.set_columnwidth()
を使って、セルの幅を広げることができます。import matplotlib.pyplot as plt fig, ax = plt.subplots(figsize=(8, 4)) # 図のサイズを大きくする ax.axis('off') data = [['非常に長いデータA', 10], ['短いデータB', 20]] table = ax.table(cellText=data, loc='center') table.auto_set_font_size(False) cell = table.get_celld()[(0, 0)] cell.set_fontsize(16) # 列の幅を自動調整するか、手動で設定する table.auto_set_column_width(True) # もしくは、手動で特定の列の幅を設定 # table.get_celld()[(0, 0)].set_width(0.3) # 最初の列を広くする plt.show()
- 図全体のサイズを調整する
plt.figure(figsize=(width, height))
で図全体のサイズを大きくすると、相対的にセルも大きくなり、テキストが収まりやすくなることがあります。
- フォントサイズを小さくする
-
table.auto_set_font_size(True)が有効になっている
MatplotlibのTable
オブジェクトは、デフォルトでセルのテキストがセル内に収まるようにフォントサイズを自動調整します。この機能が有効になっていると、table.Cell.set_fontsize()
で明示的に設定したサイズが自動調整によって上書きされてしまうことがあります。トラブルシューティング
table.Cell.set_fontsize()
を呼び出す前に、必ずtable.auto_set_font_size(False)
を呼び出して自動調整機能を無効にしてください。import matplotlib.pyplot as plt fig, ax = plt.subplots() ax.axis('off') data = [['データA', 10], ['データB', 20]] table = ax.table(cellText=data, loc='center') # これが重要!自動フォントサイズ調整を無効にする table.auto_set_font_size(False) # 特定のセルのフォントサイズを設定 cell = table.get_celld()[(0, 0)] # 例えば、最初のセル cell.set_fontsize(20) # 大きなフォントサイズを設定 plt.show()
トラブルシューティング
table.get_celld()のキーが不正
table.get_celld()
は、(row_index, col_index)
のタプルをキーとする辞書を返します。インデックスが間違っていると、KeyError
が発生したり、意図しないセルが変更されたりします。
トラブルシューティング
- インデックスの確認
テーブルの行と列のインデックスが正しいか再確認してください。ヘッダー行やラベル行がある場合、それらもインデックスに含まれることに注意が必要です。table.get_celld()[(0, col_index)]
は通常、列ヘッダーのセルを指します。table.get_celld()[(row_index, 0)]
は通常、行ラベルのセルを指します。- 実際のデータセルは、これらのオフセットを考慮する必要があります。
複数のグラフやテーブルを連続して生成するような複雑なスクリプトの場合、以前のプロットの設定が残ってしまい、フォントサイズに影響を与えることがあります。
トラブルシューティング
- plt.rc_context()を使用する
特定のプロットに対してのみ一時的にrcParamsを変更したい場合、with plt.rc_context():
を使うと、そのブロック内でのみ設定が適用され、ブロックを抜けると元の設定に戻ります。 - plt.figure()とplt.clf()/plt.close()を適切に使う
各プロットを新しい図で作成し、不要な図は閉じることで、環境をリセットできます。
例1:基本的な使用法と自動調整の無効化
最も基本的な例で、auto_set_font_size(False)
の重要性を示します。
import matplotlib.pyplot as plt
# 1. サンプルデータの準備
data = [['商品A', 1500, '東京'],
['商品B', 2500, '大阪'],
['商品C', 1200, '名古屋']]
col_labels = ['品目', '価格 (円)', '支店']
row_labels = ['No.1', 'No.2', 'No.3']
# 2. 図と軸の作成
fig, ax = plt.subplots(figsize=(8, 4)) # 図のサイズを少し大きくする
ax.axis('off') # グラフの軸を非表示にする(表のみ表示するため)
# 3. テーブルの作成
table = ax.table(cellText=data,
colLabels=col_labels,
rowLabels=row_labels,
loc='center', # 中央に配置
cellLoc='center' # セル内のテキストも中央揃え
)
# --- ここからがフォントサイズ調整のポイント ---
# 4. **重要**: 自動フォントサイズ調整を無効にする
# これをしないと、set_fontsize()で設定した値が無視されることがあります。
table.auto_set_font_size(False)
# 5. 全体のフォントサイズを少し大きくする(オプション)
# table.set_fontsize(12) # 全体のフォントサイズを設定したい場合
# 6. 特定のセルのフォントサイズを変更
# table.get_celld() で全てのCellオブジェクトを辞書形式で取得
cells = table.get_celld()
# 例1-1: 列ヘッダーのフォントサイズを変更
# (0, 0) は最初の列ヘッダー ('品目')
cells[(0, 0)].set_fontsize(16)
# (0, 1) は二番目の列ヘッダー ('価格 (円)')
cells[(0, 1)].set_fontsize(16)
# (0, 2) は三番目の列ヘッダー ('支店')
cells[(0, 2)].set_fontsize(16)
# 例1-2: 特定のデータセルのフォントサイズを変更
# (1, 1) は2行目1列目 ('2500' が入っているセル)
cells[(1, 1)].set_fontsize(20) # 非常に大きくしてみる
# (2, 2) は3行目2列目 ('名古屋' が入っているセル)
cells[(2, 2)].set_fontsize(10) # 少し小さくしてみる
# 例1-3: 行ラベルのフォントサイズを変更
# (1, -1) は最初の行ラベル ('No.1')
# 行ラベルの列インデックスは通常 -1 を使用します。
cells[(1, -1)].set_fontsize(14)
# 7. レイアウトの調整(必要に応じて)
# フォントサイズを変更すると、セルがはみ出すことがあるため、レイアウトを調整します。
table.scale(1, 1.5) # x方向はそのまま、y方向(高さ)を1.5倍に拡大して、テキストが収まりやすくする
# 8. プロットの表示
ax.set_title('Matplotlib Table: 個別セルのフォントサイズ変更')
plt.show()
データの内容や条件によって、動的にフォントサイズを変える例です。
import matplotlib.pyplot as plt
import numpy as np
# 1. サンプルデータの準備(数値データ)
data = np.random.randint(50, 1000, size=(5, 3)) # 50から1000のランダムな整数
col_labels = ['列A', '列B', '列C']
row_labels = [f'行{i+1}' for i in range(5)]
# 2. 図と軸の作成
fig, ax = plt.subplots(figsize=(7, 6))
ax.axis('off')
# 3. テーブルの作成
table = ax.table(cellText=data,
colLabels=col_labels,
rowLabels=row_labels,
loc='center',
cellLoc='center')
# 4. 自動フォントサイズ調整を無効にする
table.auto_set_font_size(False)
# 5. 全体のフォントサイズを設定(デフォルトとして)
table.set_fontsize(12)
# 6. 条件に基づいてフォントサイズを変更
cells = table.get_celld()
# 行ヘッダーのフォントサイズを変更
for i in range(len(row_labels)):
cells[(i + 1, -1)].set_fontsize(14) # 行ヘッダーのインデックスは (row_idx+1, -1)
# 列ヘッダーのフォントサイズを変更
for j in range(len(col_labels)):
cells[(0, j)].set_fontsize(14) # 列ヘッダーのインデックスは (0, col_idx)
# データセルをループし、特定の条件でフォントサイズを変更
# 例: 500より大きい数値のフォントを大きくする
for i in range(len(data)):
for j in range(len(data[0])):
current_value = data[i, j]
cell_obj = cells[(i + 1, j)] # データセルのインデックスは (row_idx+1, col_idx)
if current_value > 500:
cell_obj.set_fontsize(18) # 500より大きい場合は大きく
cell_obj.set_text_props(color='red') # オプション: テキスト色も変更
else:
cell_obj.set_fontsize(10) # それ以外は小さく
# 7. レイアウトの調整
table.scale(1, 1.2) # 少し高さを広げる
# 8. プロットの表示
ax.set_title('Matplotlib Table: 条件によるフォントサイズ変更')
plt.show()
import matplotlib.pyplot as plt
import matplotlib.font_manager as fm
# 1. 日本語フォントの設定
# ご自身のシステムにインストールされている日本語フォントのパスを指定してください。
# 例:
# Windows: 'C:/Windows/Fonts/meiryo.ttc' または 'C:/Windows/Fonts/YuGothM.ttc'
# macOS: '/System/Library/Fonts/ヒラギノ丸ゴ ProN W4.ttc' または '/Library/Fonts/Osaka.ttf'
# Linux: '/usr/share/fonts/opentype/ipafont-gothic/ipagp.ttf' など
#
# ここでは例としてmacOSのパスを記述していますが、ご自身の環境に合わせて変更してください。
font_path = '/System/Library/Fonts/ヒラギノ丸ゴ ProN W4.ttc'
# フォントプロパティオブジェクトを作成
font_prop = fm.FontProperties(fname=font_path)
# Matplotlibのデフォルトフォントを設定
plt.rcParams['font.family'] = font_prop.get_name()
# 負の記号(-)が文字化けしないように設定
plt.rcParams['axes.unicode_minus'] = False
# 2. サンプルデータの準備(日本語テキスト)
data = [['りんご', 100, '青森'],
['みかん', 80, '愛媛'],
['ぶどう', 300, '山梨']]
col_labels = ['果物名', '単価 (円)', '産地']
row_labels = ['1月', '2月', '3月']
# 3. 図と軸の作成
fig, ax = plt.subplots(figsize=(9, 5))
ax.axis('off')
# 4. テーブルの作成
table = ax.table(cellText=data,
colLabels=col_labels,
rowLabels=row_labels,
loc='center',
cellLoc='center')
# 5. 自動フォントサイズ調整を無効にする
table.auto_set_font_size(False)
# 6. 全体のフォントサイズを設定
table.set_fontsize(14)
# 7. 特定のセルのフォントサイズを変更
cells = table.get_celld()
# 列ヘッダーのフォントサイズを特に大きくする
for j in range(len(col_labels)):
cells[(0, j)].set_fontsize(18) # 18ポイントに設定
# 特定のデータセルのフォントサイズを変更
# 例: 「ぶどう」のセルを小さく
cells[(3, 0)].set_fontsize(12)
# 例: 「山梨」のセルを大きく
cells[(3, 2)].set_fontsize(16)
# 8. レイアウトの調整
table.scale(1.2, 1.3) # 横幅と高さを広げて、日本語テキストが収まりやすくする
# 9. プロットの表示
ax.set_title('Matplotlib Table: 日本語とフォントサイズ調整')
plt.show()
table.set_fontsize() - テーブル全体のフォントサイズを一括設定
もし表全体のすべてのセルのフォントサイズを均一に変更したいだけであれば、table.Cell.set_fontsize()
をループで回すよりも、Table
オブジェクト自身のset_fontsize()
メソッドを使う方がはるかにシンプルです。
import matplotlib.pyplot as plt
data = [['A', 10], ['B', 20]]
col_labels = ['項目', '数値']
fig, ax = plt.subplots(figsize=(6, 3))
ax.axis('off')
table = ax.table(cellText=data,
colLabels=col_labels,
loc='center')
# --- 代替方法の例 ---
# 個別のセルを設定する代わりに、テーブル全体のフォントサイズを設定
table.auto_set_font_size(False) # 自動調整を無効にするのを忘れずに
table.set_fontsize(14) # 全てのセル(ヘッダーとデータ)のフォントサイズが14になる
plt.title('table.set_fontsize() の使用例')
plt.show()
メリット
- 効率性
全てのセルに対して個別に設定するループが不要なため、処理が速くなります。 - シンプルさ
コードが短く、意図が明確です。
デメリット
- 個別のセルを異なるフォントサイズにすることはできません。
matplotlib.rcParams を使用したデフォルトフォントサイズの設定
Matplotlibのデフォルト設定(rcParams
)を変更することで、それ以降に作成される全てのテキスト要素(グラフタイトル、軸ラベル、そしてテーブルのセルテキストも含む)のフォントサイズに影響を与えることができます。これは、もしアプリケーション全体で特定のフォントサイズを使用したい場合に特に便利です。
import matplotlib.pyplot as plt
# --- 代替方法の例 ---
# rcParams を使ってデフォルトフォントサイズを設定
plt.rcParams['font.size'] = 12 # 全体のデフォルトフォントサイズを12ptに設定
data = [['アイテム1', 100], ['アイテム2', 200]]
col_labels = ['品名', '数量']
fig, ax = plt.subplots(figsize=(7, 4))
ax.axis('off')
table = ax.table(cellText=data,
colLabels=col_labels,
loc='center')
# rcParams で設定したフォントサイズが適用される(ただし、自動調整が有効だと上書きされる可能性あり)
# テーブルの自動調整を無効にして、rcParams の設定を尊重させる
table.auto_set_font_size(False)
plt.title('rcParams を使ったデフォルトフォントサイズ設定')
plt.show()
# 必要であれば、設定を元に戻す
# plt.rcParams['font.size'] = plt.rcParamsDefault['font.size']
メリット
- 簡潔性
各オブジェクトに対してフォントサイズを設定する手間が省けます。 - グローバルな制御
複数のプロットやテーブルに一貫したフォントサイズを適用できます。
デメリット
- 特定の要素だけフォントサイズを変えたい場合には不向きです。
- より詳細なセルのフォントサイズ制御はできません(個別のセルに異なるサイズを設定するには、やはり
table.Cell.set_fontsize()
などが必要になります)。
table.Cell
オブジェクトは内部的にmatplotlib.text.Text
オブジェクトを保持しています。set_fontsize()
はこのText
オブジェクトのset_fontsize()
を呼び出しているだけです。稀なケースですが、より低レベルでText
オブジェクトにアクセスし、set_fontproperties()
などを使ってフォントプロパティを一括設定することも可能です。
import matplotlib.pyplot as plt
import matplotlib.font_manager as fm
data = [['名前', '年齢'], ['Alice', 30], ['Bob', 25]]
col_labels = ['データA', 'データB']
fig, ax = plt.subplots(figsize=(6, 3))
ax.axis('off')
table = ax.table(cellText=data,
colLabels=col_labels,
loc='center')
table.auto_set_font_size(False)
# --- 代替方法の例 ---
# set_text_props() を使ってフォントサイズと色を同時に設定
cell_A = table.get_celld()[(1, 0)] # 'Alice' のセル
cell_A.set_text_props(fontsize=16, color='blue')
# さらに低レベルでTextオブジェクトにアクセス(通常はset_text_propsで十分ですが)
# cell_B_text = table.get_celld()[(2, 0)].get_text() # 'Bob' のTextオブジェクトを取得
# cell_B_text.set_fontsize(18)
# cell_B_text.set_color('green')
plt.title('set_text_props() の使用例')
plt.show()
メリット
Text
オブジェクトに直接アクセスすることで、より細かな制御が可能です(ただし、通常は必要ありません)。- 柔軟性
フォントサイズだけでなく、色やスタイルなど他のテキストプロパティも同時に設定できます。
デメリット
set_fontsize()
単独の場合と比べて、コードが少し複雑になる可能性があります。
table.Cell.set_fontsize()
は個々のセルに対するフォントサイズ調整に非常に有用ですが、状況に応じて以下の代替方法を検討することも重要です。
- フォントサイズだけでなく、色やスタイルも同時に設定したい場合
cell.set_text_props()
- アプリケーション全体でデフォルトフォントサイズを設定したい場合
matplotlib.rcParams['font.size']
- テーブル全体のフォントサイズを均一にしたい場合
table.set_fontsize()