MariaDBにおけるCOLLATION:概要と使い方


MariaDB における COLLATION の種類

MariaDB には、さまざまな言語や地域に対応する、数多くの照合順序が用意されています。照合順序は、次の 2 つのカテゴリに分類されます。

  • 非区分大小文字照合:大文字と小文字を区別しません。
  • 区分大小文字照合:大文字と小文字を区別します。

さらに、照合順序は、アクセントや特殊文字の扱いについても区別できます。

MariaDB で COLLATION を設定する方法

MariaDB で COLLATION を設定するには、以下の方法があります。

  • 列の定義時: ALTER TABLE ステートメントを使用して既存の列の照合順序を変更できます。
  • テーブルの作成時: CREATE TABLE ステートメントを使用してテーブルを作成する際に、CHARACTER SETCOLLATE オプションを指定できます。
  • データベースの作成時: CREATE DATABASE ステートメントを使用してデータベースを作成する際に、CHARACTER SETCOLLATE オプションを指定できます。

以下の例は、utf8_unicode_ci 照合順序を使用して mytable という名前のテーブルを作成する方法を示しています。

CREATE TABLE mytable (
  id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) CHARACTER SET utf8 COLLATE utf8_unicode_ci
);

この例では、name 列は utf8 文字セットと utf8_unicode_ci 照合順序を使用して定義されています。これは、列内の文字が Unicode 標準に従って比較およびソートされることを意味します。

MariaDB での COLLATION について詳しくは、以下のリソースを参照してください。



データベースの作成時に COLLATION を設定する

CREATE DATABASE mydatabase CHARACTER SET utf8 COLLATE utf8_unicode_ci;

この例では、mydatabase という名前のデータベースを作成し、utf8 文字セットと utf8_unicode_ci 照合順序を使用するように設定しています。このデータベース内のすべてのテーブルと列は、デフォルトでこの照合順序を使用します。

テーブルの作成時に COLLATION を設定する

CREATE TABLE mytable (
  id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) CHARACTER SET utf8 COLLATE utf8_general_ci
);

この例では、mytable という名前のテーブルを作成し、name 列に utf8 文字セットと utf8_general_ci 照合順序を使用するように設定しています。この列内の文字は、大文字と小文字を区別して比較およびソートされます。

列の定義時に COLLATION を設定する

ALTER TABLE mytable MODIFY name VARCHAR(255) CHARACTER SET utf8 COLLATE utf8_bin;

この例では、mytable テーブルの name 列の照合順序を utf8_bin に変更します。この照合順序は、大文字と小文字を区別し、バイト単位で文字を比較します。

照合順序を使用して文字列を比較する

SELECT * FROM mytable WHERE name COLLATE utf8_general_ci LIKE '%A%';

この例では、mytable テーブル内の name 列で、大文字の "A" を含むすべてのレコードを検索します。LIKE 演算子は、照合順序を使用して文字列を比較します。

SELECT * FROM mytable ORDER BY name COLLATE utf8_unicode_ci;

この例では、mytable テーブル内のレコードを name 列に基づいてソートします。ORDER BY 句は、照合順序を使用して文字列を比較します。



しかし、状況によっては、COLLATION に代わる以下の方法を検討することができます。

大文字小文字の区別を無視する

データを大文字小文字を区別せずに処理する必要がある場合は、COLLATION ではなく、以下のいずれかの方法を使用できます。

  • 大文字小文字を区別しない比較演算子を使用する。
  • 文字列をすべて大文字に変換する。
  • 文字列をすべて小文字に変換する。

特殊文字を無視する

データを特殊文字を無視して処理する必要がある場合は、COLLATION ではなく、以下のいずれかの方法を使用できます。

  • 特殊文字を無視する比較演算子を使用する。
  • 特殊文字を置き換える。
  • 文字列から特殊文字を削除する。

音声記号に基づいたソート

データを音声記号に基づいてソートする必要がある場合は、COLLATION ではなく、以下のいずれかの方法を使用できます。

  • 音声記号に基づいたソートアルゴリズムを使用する。
  • 文字列を音声記号に変換する。

多言語サポート

多言語データを扱う必要がある場合は、UNICODE などの適切な文字セットと COLLATION を選択する必要があります。

注意事項

上記の方法を使用する場合は、データの整合性と精度に影響を与える可能性があることに注意する必要があります。データの処理方法を変更する前に、潜在的な影響を慎重に評価することが重要です。

代替手段の例

以下に、COLLATION の代替手段として使用できる具体的な方法の例をいくつか示します。

  • 大文字小文字の区別を無視する
SELECT * FROM mytable WHERE name LIKE LOWER('%A%');

この例では、mytable テーブル内の name 列で、小文字の "a" を含むすべてのレコードを検索します。LOWER() 関数は、文字列をすべて小文字に変換します。

  • 特殊文字を無視する
SELECT * FROM mytable WHERE name REGEXP REPLACE('[^a-zA-Z0-9]', '');

この例では、mytable テーブル内の name 列で、英数字のみを含むすべてのレコードを検索します。REGEXP REPLACE() 関数は、文字列内の特殊文字を空文字に置き換えます。

  • 音声記号に基づいたソート
SELECT * FROM mytable ORDER BY name COLLATE utf8_unicode_ci SOUNDEX();

この例では、mytable テーブル内のレコードを name 列に基づいて音声記号順にソートします。SOUNDEX() 関数は、文字列を音声記号に変換します。

  • 多言語サポート
CREATE TABLE mytable (
  id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
  name VARCHAR(255) CHARACTER SET utf8mb4 COLLATE utf8mb4_unicode_ci
);

この例では、mytable という名前のテーブルを作成し、name 列に utf8mb4 文字セットと utf8mb4_unicode_ci 照合順序を使用するように設定します。この照合順序は、Unicode 標準をサポートし、さまざまな言語の文字を正しく処理することができます。