CURRENT_TIMEを使いこなして爆速データ処理!MariaDBの時刻操作テクニック集
MariaDB の CURRENT_TIME 関数は、現在の時刻を HH:MM:SS 形式で取得するために使用されます。これは、時刻値を列に挿入したり、時刻ベースの計算を実行したりする場合に役立ちます。
構文
CURRENT_TIME()
パラメータ
この関数はパラメータを取らず、常に現在の時刻を返します。
戻り値
CURRENT_TIME 関数は、現在の時刻を HH:MM:SS 形式の文字列として返します。
例
以下の例では、CURRENT_TIME 関数を使用して、現在の時刻を "current_time" 列に挿入します。
INSERT INTO my_table (current_time)
VALUES (CURRENT_TIME());
以下の例では、CURRENT_TIME 関数を使用して、現在の時刻から 30 分経過した時刻を計算します。
SELECT CURRENT_TIME() + INTERVAL 30 MINUTE;
- CURRENT_TIME 関数は、マイクロ秒精度で時間を取得できます。これを行うには、以下のように関数を呼び出します。
- CURRENT_TIME 関数は、セッションのタイムゾーン設定に基づいて現在の時刻を返します。
SELECT CURRENT_TIME(6);
- CURRENT_TIME 関数は、CURRENT_TIMESTAMP 関数の別名です。
関連関数
- TIMESTAMP(): 現在の時刻と日付を YYYY-MM-DD HH:MM:SS 形式で取得します。
- NOW(): 現在の時刻と日付を取得します。
- CURDATE(): 現在の日付を取得します。
CURRENT_TIME 関数は、MariaDB で時刻値を操作するために役立つ便利な関数です。この関数は、現在時刻を取得したり、時刻ベースの計算を実行したりする場合に役立ちます。
- SQL ステートメントを実行する前に、MariaDB のドキュメントを参照することをお勧めします。
CREATE TABLE my_table (
id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
current_time TIME
);
INSERT INTO my_table (current_time)
VALUES (CURRENT_TIME());
特定のフォーマットで現在時刻を取得
この例では、現在時刻を YYYY-MM-DD HH:MM:SS.SSS
形式で取得します。
SELECT CURRENT_TIME(6) AS formatted_time;
現在時刻から1時間経過した時刻を計算
この例では、現在時刻から1時間経過した時刻を計算します。
SELECT CURRENT_TIME() + INTERVAL 1 HOUR AS one_hour_later;
現在の日付と現在時刻を結合
この例では、現在の日付と現在時刻を結合して、単一の列に格納します。
SELECT CONCAT(CURDATE(), ' ', CURRENT_TIME()) AS combined_datetime;
タイムゾーンを変換して現在時刻を取得
この例では、現在時刻をAmerica/Los_Angelesタイムゾーンに変換して取得します。
SELECT CONVERT_TZ(CURRENT_TIME(), @@session.time_zone, 'America/Los_Angeles') AS la_time;
- 実際の使用状況に合わせて、例を自由に修正して使用することができます。
- それぞれの例では、クエリの目的と期待される結果を簡潔に説明しています。
- 上記の例は、MariaDBにおけるCURRENT_TIME関数を使った様々な操作を示しています。
- SQLステートメントを実行する前に、MariaDBのマニュアルを確認することを推奨します。
MariaDB の "CURRENT_TIME" 関数は、現在の時刻を HH:MM:SS 形式で取得するために使用されます。しかし、状況によっては "CURRENT_TIME" の代替方法が必要になる場合があります。
代替方法
"CURRENT_TIME" の代替方法はいくつかあります。以下に、一般的な代替方法とその使用例を紹介します。
NOW() 関数
NOW() 関数は、CURRENT_TIME() 関数と同じように現在の時刻を HH:MM:SS 形式で取得します。構文と戻り値も同様です。
SELECT NOW();
例
CREATE TABLE my_table (
id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
current_time TIME
);
INSERT INTO my_table (current_time)
VALUES (NOW());
CURDATE() 関数と TIME() 関数の組み合わせ
CURDATE() 関数は現在の日付を YYYY-MM-DD 形式で取得し、TIME() 関数は現在時刻を HH:MM:SS 形式で取得します。これらの関数を組み合わせて、現在の日付と時刻を単一の列に格納することができます。
SELECT CONCAT(CURDATE(), ' ', TIME());
例
CREATE TABLE my_table (
id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
datetime DATETIME
);
INSERT INTO my_table (datetime)
VALUES (CONCAT(CURDATE(), ' ', TIME()));
TIMESTAMP() 関数
TIMESTAMP() 関数は、現在の日付と時刻を YYYY-MM-DD HH:MM:SS 形式で取得します。これは、現在の日付と時刻を単一の列に格納したい場合に役立ちます。
SELECT TIMESTAMP();
例
CREATE TABLE my_table (
id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
timestamp DATETIME
);
INSERT INTO my_table (timestamp)
VALUES (TIMESTAMP());
変数に格納
最初に "CURRENT_TIME" を変数に格納し、その後その変数を使用して処理を行うこともできます。
SET current_time = CURRENT_TIME();
-- 処理
SELECT current_time;
例
SET current_time = CURRENT_TIME();
INSERT INTO my_table (current_time)
VALUES (current_time);
ストアドプロシージャ
ストアドプロシージャを使用して、"CURRENT_TIME" の値を処理することができます。
CREATE PROCEDURE get_current_time()
BEGIN
SELECT CURRENT_TIME();
END;
CALL get_current_time();
例
CREATE PROCEDURE insert_current_time()
BEGIN
INSERT INTO my_table (current_time)
VALUES (CURRENT_TIME());
END;
CALL insert_current_time();
方法 | 利点 | 欠点 |
---|---|---|
NOW() | シンプルで使いやすい | "CURRENT_TIME" と同義 |
CURDATE() と TIME() の組み合わせ | 日付と時刻を別々の列に格納できる | 構文が少し複雑 |
TIMESTAMP() | 日付と時刻を単一の列に格納できる | マイクロ秒精度ではない |
変数に格納 | 柔軟性が高い | 余分な変数が必要 |
ストアドプロシージャ | コードを再利用できる | 複雑な処理に適している |