CMake で Visual Studio プロジェクトファイルを生成する? VS_GLOBAL_SECTION_PRE_section がカギ!


使い方

set_property(TARGET ${TARGET_NAME} PROPERTY VS_GLOBAL_SECTION_PRE_section
    "<ItemGroup>\n"
    "    <CustomBuild>\n"
    "        <Include>\n"
    "            ${MY_CUSTOM_TARGET}\n"
    "        </Include>\n"
    "    </CustomBuild>\n"
    "</ItemGroup>\n")

この例では、MY_CUSTOM_TARGETという名前のターゲットがビルドされた後に実行されるカスタムビルドステップを追加しています。

主な用途

  • IDE固有の機能の有効化/無効化
  • プロジェクト設定の変更
  • カスタムビルドステップの追加
  • 誤った使用は、プロジェクトファイルの破損やビルドエラーを引き起こす可能性があります。
  • 複数のVS_GLOBAL_SECTION_PRE_sectionマクロを定義することはできますが、その順序は保証されません。
  • VS_GLOBAL_SECTION_PRE_sectionは、Visual Studioプロジェクトファイルのみを生成するターゲットで使用されます。
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set(MY_CUSTOM_TARGET my_custom_target)

add_custom_command(
    TARGET ${MY_CUSTOM_TARGET}
    COMMAND ${MY_CUSTOM_COMMAND} ${MY_CUSTOM_ARGUMENTS}
)

set_property(TARGET ${MY_CUSTOM_TARGET} PROPERTY VS_GLOBAL_SECTION_PRE_section
    "<ItemGroup>\n"
    "    <CustomBuild>\n"
    "        <Include>\n"
    "            ${MY_CUSTOM_TARGET}\n"
    "        </Include>\n"
    "    </CustomBuild>\n"
    "</ItemGroup>\n")

例2: プロジェクト設定の変更

この例では、Visual Studioプロジェクトファイルの ConfigurationType プロパティを DynamicLibrary に変更します。

set_property(TARGET ${TARGET_NAME} PROPERTY VS_GLOBAL_SECTION_PRE_section
    "<PropertyGroup>\n"
    "    <ConfigurationType>DynamicLibrary</ConfigurationType>\n"
    "</PropertyGroup>\n")

例3: IDE固有の機能の有効化/無効化

この例では、Visual Studioプロジェクトファイルの EnableIntelliSense プロパティを false に設定し、IntelliSense 機能を無効化します。

set_property(TARGET ${TARGET_NAME} PROPERTY VS_GLOBAL_SECTION_PRE_section
    "<PropertyGroup>\n"
    "    <EnableIntelliSense>false</EnableIntelliSense>\n"
    "</PropertyGroup>\n")
  • VS_GLOBAL_SECTION_PRE_section マクロを誤って使用すると、プロジェクトファイルの破損やビルドエラーを引き起こす可能性があります。


ターゲットプロパティの使用

特定のターゲットにのみ適用されるプロパティを設定したい場合は、ターゲットプロパティを使用することができます。

set_target_properties(${TARGET_NAME} PROPERTIES VS_GLOBAL_SECTION_PRE_section
    "<ItemGroup>\n"
    "    <CustomBuild>\n"
    "        <Include>\n"
    "            ${MY_CUSTOM_TARGET}\n"
    "        </Include>\n"
    "    </CustomBuild>\n"
    "</ItemGroup>\n")

カスタムインストーラーの使用

より複雑な設定が必要な場合は、カスタムインストーラーを使用して Visual Studio プロジェクトファイルを生成することができます。

Visual Studio IDE の設定を使用する

Visual Studio IDE の設定を使用して、プロジェクト固有の設定を管理することもできます。

CMakeLists.txt ファイルの編集

CMakeLists.txt ファイルを直接編集して、必要な設定を追加することもできます。ただし、この方法は高度な知識が必要であり、誤った編集はプロジェクトファイルの破損を引き起こす可能性があります。

それぞれの方法の利点と欠点

方法利点欠点
ターゲットプロパティ特定のターゲットにのみ適用可能複雑な設定には不向き
カスタムインストーラー複雑な設定が可能設定が複雑になる
Visual Studio IDE の設定簡単な設定が可能IDE に依存する
CMakeLists.txt ファイルの編集高度なカスタマイズが可能誤った編集はプロジェクトファイルの破損を引き起こす可能性がある

最適な方法の選択

最適な方法は、プロジェクトの要件によって異なります。単純な設定の場合は、ターゲットプロパティを使用するのが最も簡単です。より複雑な設定の場合は、カスタムインストーラーまたは CMakeLists.txt ファイルの編集が必要になる可能性があります。

  • 上記の代替方法は、すべて "VS_GLOBAL_SECTION_PRE_section" マクロと同等の機能を提供するわけではありません。