Qt TextInputの文字変換で困らない！日本語対応のベストプラクティス

具体的には、以下の4つのモードがあります。

import QtQuick 2.15
import QtQuick.Controls 2.15

ApplicationWindow {
    visible: true
    width: 400
    height: 200

    TextInput {
        id: inputField
        anchors.centerIn: parent
        width: 300
        height: 40
        font.capitalization: Qt.Font.AllUppercase // すべて大文字に変換
    }
}

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一般的なエラーとトラブルシューティング

1. 入力中に大文字化がリアルタイムで反映されない
   
   • 原因
     font.capitalizationの設定が正しく適用されていない可能性があります。
   • 対策
     
     • TextInput要素のfont.capitalizationプロパティが正しく設定されているか確認してください。
     • TextInput要素が正しく表示されているか、他の要素によって隠れていないか確認してください。
     • QMLをリロードして、変更が反映されているか確認してください。
2. プラットフォームごとの差異
   
   • 原因
     font.capitalizationの動作は、使用しているプラットフォーム（Windows、macOS、Linux、Android、iOSなど）によって若干異なる場合があります。
   • 対策
     
     • 複数のプラットフォームでテストを行い、動作の違いを確認してください。
     • プラットフォーム固有の問題が発生した場合は、Qtのドキュメントやコミュニティフォーラムを参照して、解決策を探してください。
3. 他のスタイルの影響
   
   • 原因
     TextInput要素に適用されている他のスタイル（フォントサイズ、フォントファミリーなど）が、font.capitalizationの動作に影響を与えることがあります。
   • 対策
     
     • 他のスタイル設定を一時的に削除して、font.capitalizationの動作を確認してください。
     • スタイルシート（CSS）を使用している場合は、競合するスタイルがないか確認してください。
4. QMLのバージョンの影響
   • **原因:**古いバージョンのQMLでは、バグが存在する可能性があります。
   • 対策
     
     • 最新のQtバージョンを使用してください。

• ログを出力して、変数の値を確認します。
• デバッガを使用して、TextInputのプロパティやイベントを監視します。
• Qtのドキュメントやコミュニティフォーラムで類似の問題がないか検索します。
• 問題を再現する最小限のコードを作成し、問題を特定します。

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例1: すべて大文字に変換するTextInput

import QtQuick 2.15
import QtQuick.Controls 2.15

ApplicationWindow {
    visible: true
    width: 400
    height: 200

    TextInput {
        id: uppercaseInput
        anchors.centerIn: parent
        width: 300
        height: 40
        font.capitalization: Qt.Font.AllUppercase // すべて大文字に変換
        placeholderText: "大文字で入力してください"
    }
}

例2: JavaScriptで強制的に大文字に変換するTextInput

import QtQuick 2.15
import QtQuick.Controls 2.15

ApplicationWindow {
    visible: true
    width: 400
    height: 200

    TextInput {
        id: forceUppercaseInput
        anchors.centerIn: parent
        width: 300
        height: 40
        placeholderText: "入力後に大文字に変換します"

        onTextChanged: {
            forceUppercaseInput.text = forceUppercaseInput.text.toUpperCase();
        }
    }
}

例3: 小文字に変換するTextInput

import QtQuick 2.15
import QtQuick.Controls 2.15

ApplicationWindow {
    visible: true
    width: 400
    height: 200

    TextInput {
        id: lowercaseInput
        anchors.centerIn: parent
        width: 300
        height: 40
        font.capitalization: Qt.Font.AllLowercase // すべて小文字に変換
        placeholderText: "小文字で入力してください"
    }
}

import QtQuick 2.15
import QtQuick.Controls 2.15

ApplicationWindow {
    visible: true
    width: 400
    height: 200

    TextInput {
        id: capitalizeWordsInput
        anchors.centerIn: parent
        width: 300
        height: 40
        font.capitalization: Qt.Font.CapitalizeWords // 単語の先頭を大文字に変換
        placeholderText: "単語の先頭を大文字に変換します"
    }
}

import QtQuick 2.15
import QtQuick.Controls 2.15

ApplicationWindow {
    visible: true
    width: 400
    height: 200

    property bool uppercaseEnabled: false

    Column {
        anchors.centerIn: parent

        CheckBox {
            text: "大文字化を有効にする"
            checked: uppercaseEnabled
            onCheckedChanged: {
                uppercaseEnabled = checked;
            }
        }

        TextInput {
            id: conditionalUppercaseInput
            width: 300
            height: 40
            placeholderText: "入力してください"

            onTextChanged: {
                if (uppercaseEnabled) {
                    conditionalUppercaseInput.text = conditionalUppercaseInput.text.toUpperCase();
                }
            }
        }
    }
}

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1. JavaScriptによる文字列操作
   
   • TextInputのonTextChangedシグナルを使い、JavaScriptで文字列を操作することで、柔軟な大文字化や変換を実現できます。
   • toUpperCase()やtoLowerCase()などの文字列関数を使用して、テキストを変換します。
   • 特定の条件に基づいて変換を行うことも容易です。
   • 例:

     TextInput {
         id: myTextInput
         onTextChanged: {
             if (/* 条件 */) {
                 myTextInput.text = myTextInput.text.toUpperCase();
             } else {
                 // 他の変換
             }
         }
     }
     

2. 正規表現による変換
   
   • 複雑な変換が必要な場合は、JavaScriptの正規表現を使用して文字列を操作できます。
   • 特定のパターンに一致する文字列を検索し、置換することができます。
   • 例:

     TextInput {
         id: myTextInput
         onTextChanged: {
             myTextInput.text = myTextInput.text.replace(/([a-z]+)/g, function(match, p1) {
                 return p1.toUpperCase();
             });
         }
     }
     

     • この例では、小文字のアルファベットを大文字に変換しています。
3. 入力バリデーションとフォーマット
   
   • TextInputのvalidatorプロパティを使用して、入力されたテキストを検証し、特定のフォーマットに変換できます。
   • inputMaskプロパティを使用して、特定の入力パターンを強制することもできます。
   • 例:

     TextInput {
         id: myTextInput
         validator: RegExpValidator { regExp: /[A-Z]*/ } // 大文字アルファベットのみ許可
     }
     

4. カスタム入力コントロールの作成
   
   • TextInputを継承したカスタム入力コントロールを作成し、独自の変換ロジックを実装できます。
   • これにより、特定のアプリケーション要件に合わせた高度なテキスト処理が可能になります。
   • C++でバックエンドのロジックを実装し、QMLから使用することもできます。
5. テキスト変換ライブラリの使用
   
   • 外部のテキスト変換ライブラリ（例えば、ICUライブラリ）をQtアプリケーションに組み込み、高度なテキスト処理機能を利用できます。
   • これらのライブラリは、多言語対応や複雑な変換ルールをサポートしています。
6. 状態に応じた文字列変換
   
   • アプリケーションの状態に応じて、テキスト変換のロジックを切り替えることができます。
   • 例えば、設定画面で大文字化のオプションを有効/無効に切り替えることができます。
   • 例:

     property bool uppercaseEnabled: false
     
     TextInput {
         id: myTextInput
         onTextChanged: {
             if (uppercaseEnabled) {
                 myTextInput.text = myTextInput.text.toUpperCase();
             }
         }
     }
     

• カタカナ、ひらがな、漢字の変換は、それぞれの文字種に対応した変換ロジックを実装する必要があります。