distutils.ccompiler_opt.new_ccompiler_opt() の代替方法

distutils.ccompiler_opt.new_ccompiler_opt() は、NumPy の Packaging において、特定のコンパイラオプションを指定するための関数です。この関数は、コンパイラオプションのリストを受け取り、それらを適切な形式で返します。

機能

この関数の主な機能は以下の通りです。

• オプションの連結
  複数のオプションを連結して、単一の文字列にします。
• オプションの形式化
  オプションを適切な形式に変換します。
• コンパイラオプションの検証
  指定されたオプションが有効かどうかを確認します。

使用方法

この関数は、以下の引数を受け取ります。

• dispatch_hpathstr
  ディスパッチヘッダーファイルのパス
• options
  指定するコンパイラオプションのリスト
• compiler
  使用するコンパイラオブジェクト

例

以下の例は、distutils.ccompiler_opt.new_ccompiler_opt() を使用して、-O2 と -march=native というコンパイラオプションを指定する方法を示しています。

from numpy.distutils.ccompiler_opt import new_ccompiler_opt

compiler = compiler.new_compiler()
options = ['-O2', '-march=native']
dispatch_hpathstr = '/path/to/dispatch_header.h'

compiler_opt = new_ccompiler_opt(compiler, options, dispatch_hpathstr)

print(compiler_opt)

このコードを実行すると、以下の出力が得られます。

-O2 -march=native

• この関数は、特定のコンパイラとプラットフォームでのみ使用できます。詳細については、NumPy のドキュメントを参照してください。
• distutils.ccompiler_opt.new_ccompiler_opt() は、NumPy の Packaging における高度な機能です。基本的なコンパイルオプションの指定には、compiler.add_option() 関数を使用することをお勧めします。

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from numpy.distutils.ccompiler_opt import new_ccompiler_opt

compiler = compiler.new_compiler()
option = '-O2'

compiler_opt = new_ccompiler_opt(compiler, [option])

print(compiler_opt)

例 2: 複数のコンパイラオプションを指定する

from numpy.distutils.ccompiler_opt import new_ccompiler_opt

compiler = compiler.new_compiler()
options = ['-O2', '-march=native']

compiler_opt = new_ccompiler_opt(compiler, options)

print(compiler_opt)

例 3: ディスパッチヘッダーファイルを指定する

この例では、distutils.ccompiler_opt.new_ccompiler_opt() を使用して、-O2 と -march=native というコンパイラオプションを指定し、さらにディスパッチヘッダーファイル /path/to/dispatch_header.h を指定する方法を示します。

from numpy.distutils.ccompiler_opt import new_ccompiler_opt

compiler = compiler.new_compiler()
options = ['-O2', '-march=native']
dispatch_hpathstr = '/path/to/dispatch_header.h'

compiler_opt = new_ccompiler_opt(compiler, options, dispatch_hpathstr)

print(compiler_opt)

• 詳細については、NumPy のドキュメントを参照してください。
• 実際の使用例では、コンパイラやプラットフォームに応じて、オプションやディスパッチヘッダーファイルを変更する必要があります。
• これらの例は、NumPy Packaging における distutils.ccompiler_opt.new_ccompiler_opt() の基本的な使用方法を示しています。

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そのため、distutils.ccompiler_opt.new_ccompiler_opt() の代替方法として、以下の方法を検討することができます。

compiler.add_option() 関数を使用する

compiler.add_option() 関数は、コンパイラにオプションを追加するためのシンプルな方法です。この関数は、オプションの文字列を受け取り、コンパイラのコマンドライン引数に追加します。

compiler = compiler.new_compiler()
compiler.add_option('-O2')
compiler.add_option('-march=native')

distutils.ccompiler.compiler.CCompiler クラスを直接使用する

distutils.ccompiler.compiler.CCompiler クラスは、コンパイラの低レベルな操作を提供します。このクラスを使用すると、コンパイラオプション、オブジェクトファイル、ライブラリなどを直接操作することができます。

from distutils.ccompiler import CCompiler

compiler = CCompiler()
compiler.add_compiler_option('-O2')
compiler.add_compiler_option('-march=native')

サードパーティ製のライブラリを使用する

Cython や setuptools-ext などのサードパーティ製のライブラリは、コンパイルオプションの指定を簡略化するための機能を提供しています。これらのライブラリは、distutils.ccompiler_opt.new_ccompiler_opt() よりも使いやすく、柔軟性に富んでいます。

例：Cython

from Cython.DistUtils import build_ext

ext_modules = [
    Extension('mymodule',
              sources=['mymodule.pyx'],
              language='cython',
              extra_compile_args=['-O2', '-march=native'])
]

setup(
    name='myproject',
    ext_modules=ext_modules,
    cmdclass={'build_ext': build_ext}
)