プログラマー必見！htmx「hx-disabled-elt」属性の完全ガイド：詳細解説とサンプルコード集

具体的な動作

要素の無効化
リクエスト送信時に、hx-disabled-elt 属性で指定された要素に disabled 属性が追加されます。これにより、要素が視覚的に無効化され、ユーザーによる操作を受け付けなくなります。
リクエスト完了後の有効化
リクエストが完了すると、hx-disabled-elt 属性で指定された要素から disabled 属性が自動的に削除されます。これにより、ユーザーは再び要素を操作できるようになります。

使用例

<button hx-get="/data" hx-disabled-elt>データ取得</button>

上記の例では、data というボタンに hx-disabled-elt 属性が追加されています。このボタンをクリックすると、/data への Ajax リクエストが送信されます。リクエスト送信中は、ボタンが無効化され、ユーザーが再びクリックすることを防ぎます。リクエストが完了すると、ボタンが再び有効化され、ユーザーは再度クリックしてデータを更新することができます。

hx-disabled-elt の利点

リクエスト完了後の操作を明確にすることができます。
リクエスト処理中の UI 操作を抑制することで、ユーザーインターフェースの安定性を向上させることができます。
ユーザーが誤操作するのを防ぐことができます。

hx-disabled-elt 属性は、要素自体の disabled 属性と競合する可能性があります。両方の属性を同時に使用する場合には、注意が必要です。
hx-disabled-elt 属性は、Ajax リクエスト送信時にのみ要素を無効化します。フォーム送信など、Ajax リクエスト以外の操作には影響しません。

htmx は、プログレッシブエンハンスメントとアクセシビリティを念頭に置いて設計されています。 hx-disabled-elt 属性は、これらの原則を具現化する例の一つです。
htmx には、hx-disabled-elt 属性以外にも、要素を制御するための様々な属性が用意されています。詳細については、Htmx 公式ドキュメントを参照してください。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>hx-disabled-elt 例</title>
  <link rel="stylesheet" href="https://htmx.org/docs/">
</head>
<body>
  <button hx-get="/data" hx-disabled-elt>データ取得</button>

  <script src="https://htmx.org/docs/"></script>
</body>
</html>

例 2: フォームの無効化

この例では、フォームを送信すると /submit への Ajax リクエストが送信され、フォームが無効化されます。リクエストが完了すると、フォームが再び有効化されます。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>hx-disabled-elt 例</title>
  <link rel="stylesheet" href="https://htmx.org/docs/">
</head>
<body>
  <form hx-post="/submit" hx-disabled-elt>
    <label for="name">名前:</label>
    <input type="text" id="name" name="name">
    <button type="submit">送信</button>
  </form>

  <script src="https://htmx.org/docs/"></script>
</body>
</html>

例 3: 複数要素の無効化

この例では、ボタンをクリックすると /data への Ajax リクエストが送信され、ボタンとスピナー要素が無効化されます。リクエストが完了すると、ボタンとスピナー要素が再び有効化されます。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>hx-disabled-elt 例</title>
  <link rel="stylesheet" href="https://htmx.org/docs/">
</head>
<body>
  <button hx-get="/data" hx-disabled-elt>データ取得</button>
  <span hx-target="#spinner"></span>

  <div id="spinner" style="display: none;">
    <img src="https://giphy.com/explore/loading">
  </div>

  <script src="https://htmx.org/docs/"></script>
</body>
</html>

これらの例は、hx-disabled-elt 属性の使用方法を理解するための出発点として役立ちます。具体的なニーズに合わせて、属性をカスタマイズして、アプリケーションのユーザーインターフェースを強化することができます。

上記の例では、Htmx の基本的な機能のみを示しています。 Htmx には、より多くの機能とオプションが用意されています。詳細については、Htmx 公式ドキュメントを参照してください。

代替方法

- element.setAttribute('disabled', true): リクエスト送信時に JavaScript を使用して要素を手動で無効化できます。リクエスト完了後に element.removeAttribute('disabled') を呼び出して、要素を再度有効化します。
- jQuery や他のライブラリを使用している場合は、無効化と有効化を簡潔に行うためのヘルパー関数を利用できます。
ARIA 属性
- aria-disabled="true": リクエスト送信中に要素の aria-disabled 属性を true に設定することで、アクセシビリティツールに対して要素が無効化されたことを示すことができます。リクエスト完了後に属性を false に戻して、要素を再び有効化します。

各方法の比較

方法	利点	欠点
JavaScript	柔軟性が高い	コード量が増える
CSS	シンプルでわかりやすい	視覚的な変化のみ
ARIA 属性	アクセシビリティに配慮している	すべてのユーザー環境でサポートされているとは限らない

具体的な使用例

JavaScript

<button id="myButton">データ取得</button>

<script>
  const button = document.getElementById('myButton');

  button.addEventListener('click', () => {
    button.disabled = true; // リクエスト送信時に無効化

    fetch('/data')
      .then(response => response.json())
      .then(data => {
        // データ処理
        button.disabled = false; // リクエスト完了後に有効化
      })
      .catch(error => {
        console.error(error);
        button.disabled = false; // エラー発生時に有効化
      });
  });
</script>

CSS

<button id="myButton">データ取得</button>

<style>
  #myButton:disabled {
    pointer-events: none;
    opacity: 0.5;
  }
</style>

ARIA 属性

<button id="myButton" aria-disabled="false">データ取得</button>

<script>
  const button = document.getElementById('myButton');

  button.addEventListener('click', () => {
    button.setAttribute('aria-disabled', 'true'); // リクエスト送信時に無効化

    fetch('/data')
      .then(response => response.json())
      .then(data => {
        // データ処理
        button.setAttribute('aria-disabled', 'false'); // リクエスト完了後に有効化
      })
      .catch(error => {
        console.error(error);
        button.setAttribute('aria-disabled', 'false'); // エラー発生時に有効化
      });
  });
</script>