htmxの「hx-include」属性でWebページをもっと便利に!詳細ガイドとサンプルコード


  • オプション: キャッシュ、リクエストヘッダー、レスポンス処理などを制御するためのオプション属性が多数用意されています。
  • セレクター: 読み込むHTMLコンテンツを含む要素を指定します。CSSセレクタを使用できます。

基本的な使い方

<div hx-include="partial.html"></div>

上記の例では、partial.html というURLにあるHTMLコンテンツが <div> 要素内に読み込まれます。

オプション属性

  • hx-params
    リクエストパラメータを指定します。
  • hx-headers
    リクエストヘッダーを指定します。
  • hx-timeout
    リクエストのタイムアウト時間をミリ秒単位で指定します。
  • hx-preserve
    既存のイベントリスナーやDOMデータ属性を保持するかどうかを指定します。デフォルトは false です。
  • hx-push-url
    ブラウザ履歴に新しいエントリを追加するかどうかを指定します。デフォルトは false です。
  • hx-swap
    既存のコンテンツを置き換えるかどうかを指定します。デフォルトは false で、既存のコンテンツ内に新しいコンテンツを挿入します。


<div hx-include="partial.html" hx-swap hx-push-url hx-timeout="3000"
  hx-headers="Authorization: Bearer my-token"
  hx-params="id=123&name=John Doe">
</div>

上記の例では、以下の設定が行われます。

  • id パラメータを 123 に、name パラメータを John Doe に設定する
  • Authorization ヘッダーに Bearer my-token を設定する
  • リクエストが3秒後にタイムアウトする
  • ブラウザ履歴に新しいエントリを追加する
  • partial.html の内容で既存のコンテンツを置き換える


<div hx-include="partial.html"></div>

オプション属性付きの例

この例では、partial.html の内容で既存のコンテンツを置き換え、ブラウザ履歴に新しいエントリを追加し、リクエストヘッダーを設定します。

<div hx-include="partial.html" hx-swap hx-push-url
  hx-headers="Authorization: Bearer my-token">
</div>

テンプレートエンジンとの組み合わせ

htmxは、テンプレートエンジンと組み合わせて、動的なコンテンツを生成することができます。以下の例では、EJSテンプレートエンジンを使用して、ユーザー名と挨拶メッセージを含むHTMLコンテンツを生成します。

<div hx-include="user.ejs" hx-params="username=John Doe"></div>

user.ejs テンプレートファイルは以下のようになります。

<h1>こんにちは、<%= username %>さん!</h1>
<p>ようこそ!</p>

サーバーサイドレンダリングとの組み合わせ

htmxは、サーバーサイドレンダリングと組み合わせて、動的なコンテンツを生成することもできます。以下の例では、FlaskというPythonフレームワークを使用して、partial.html テンプレートファイルをレンダリングし、それをJSONレスポンスとして返します。

from flask import render_template, Flask

app = Flask(__name__)

@app.route('/partial.html')
def partial_html():
  username = 'John Doe'
  return render_template('partial.html', username=username)

クライアント側のHTMLコードは以下のようになります。

<div hx-include="partial.html"></div>
  • hx-includeは、キャッシュ制御を使用して、パフォーマンスを向上させることができます。
  • hx-includeは、CSSセレクタを使用して、特定の要素のみを更新するように設定することができます。
  • hx-includeは、フォーム送信、ボタンクリック、ページ遷移などのイベントによってトリガーすることができます。


JavaScriptによるDOM操作

  • 欠点:
    • hx-includeよりも冗長になる可能性がある
    • 追加のライブラリが必要になる場合がある
  • 利点:
    • 詳細な制御が可能
    • 複雑なロジックに対応できる
  • fetch APIや XMLHttpRequest を使用して、HTMLコンテンツを非同期に取得し、DOM操作で挿入することができます。

サーバーサイドレンダリング

  • 欠点:
    • ページ全体を再読み込みする必要がある場合がある
    • パフォーマンスが影響を受ける可能性がある
  • 利点:
    • SEOに優しい
    • コードがクライアント側で実行されない
  • フレームワークがテンプレートエンジンを統合している場合がある。例: Django (Python)、Ruby on Rails
  • テンプレートエンジンを使用して、サーバー側で動的にHTMLコンテンツを生成し、それをレスポンスとして送信することができます。

Webコンポーネント

  • 欠点:
    • ブラウザサポートがまだ完全ではない
    • 学習曲線がやや高い
  • 利点:
    • コードをモジュール化できる
    • 再利用性が高い
  • カスタムイベントを使用して、コンポーネント間の通信を行うことができます。
  • 再利用可能なカスタムHTML要素を作成し、その中でコンテンツを動的に更新することができます。

Shadow DOM

  • 欠点:
    • ブラウザサポートがまだ完全ではない
    • 学習曲線がやや高い
  • 利点:
    • スタイルとスコープをカプセル化できる
    • コンポーネント間の干渉を防ぐことができる
  • 親コンポーネントから内部DOMを直接操作することはできません。
  • コンポーネントの内部にカプセル化された独自のDOMツリーを作成することができます。
  • コードをモジュール化し、再利用性を高めたい場合は、WebコンポーネントまたはShadow DOMが適しています。
  • SEOが重要であれば、サーバーサイドレンダリングが適しています。
  • より多くの制御と複雑なロジックが必要な場合は、JavaScriptによるDOM操作が適しています。
  • シンプルで軽量なソリューションが必要な場合は、hx-include が良い選択です。