Qt GUIプログラミング：QFontMetrics::elidedText()で実現できる高度なテキスト省略テクニック

QString QFontMetrics::elidedText(const QString &text, Qt::TextElideMode mode, int width, int flags = 0) const

• flags: 処理オプションを指定するフラグ (オプション)
• width: 省略後のテキストの最大幅
• mode: 省略方法を指定する Qt::TextElideMode フラグ
• text: 省略するテキスト

省略モード (Qt::TextElideMode)

• Qt::ElideAll: 両端から省略
• Qt::ElideMiddle: 中央から省略
• Qt::ElideRight: 右端から省略
• Qt::ElideLeft: 左端から省略

例

QFontMetrics fm(label->font()); // ラベルのフォントメトリクスを取得
QString elidedText = fm.elidedText(label->text(), Qt::ElideRight, label->width()); // ラベルの幅に合わせて右端から省略
label->setText(elidedText); // 省略されたテキストをラベルに設定

この例では、ラベルの幅に合わせてラベルのテキストを右端から省略し、省略されたテキストをラベルに設定しています。

• Qt::WordBreak: 単語単位で省略する
• Qt::AlwaysShowEllipsis: テキストが省略されていない場合でも "..." を追加する
• Qt::ElideIndicator: 省略された部分を示すために "..." を追加する

• 省略されたテキストの意味が伝わるように、適切な省略モードを選択することが重要です。
• 省略される文字数は、フォント、テキストの内容、および省略モードによって異なります。

• 더 복잡한 기능을 구현하려면 Qt документацию 및 예제를 참조하십시오.
• この説明は、Qt GUI 프로그래밍의 기초적인 부분만 다룹니다.

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例1：ラベルの幅に合わせたテキストの省略

#include <QApplication>
#include <QLabel>

int main(int argc, char *argv[]) {
    QApplication app(argc, argv);

    QLabel label;
    label.setText("This is a long text that needs to be elided.");
    label.setFont(QFont("Arial", 16));
    label.resize(200, 30); // ラベルのサイズを設定

    QFontMetrics fm(label.font());
    QString elidedText = fm.elidedText(label.text(), Qt::ElideRight, label.width());
    label.setText(elidedText);

    label.show();

    return app.exec();
}

このコードは、以下のことを行います。

1. ラベルを作成し、長いテキストを設定します。
2. ラベルのフォントとサイズを設定します。
3. QFontMetrics::elidedText()を使用して、ラベルの幅に合わせた省略テキストを生成します。
4. 省略テキストをラベルに設定します。
5. ラベルを表示します。

例2：省略された部分を示すために "..." を追加

#include <QApplication>
#include <QLabel>

int main(int argc, char *argv[]) {
    QApplication app(argc, argv);

    QLabel label;
    label.setText("This is a long text that needs to be elided.");
    label.setFont(QFont("Arial", 16));
    label.resize(200, 30);

    QFontMetrics fm(label.font());
    QString elidedText = fm.elidedText(label.text(), Qt::ElideRight | Qt::ElideIndicator, label.width());
    label.setText(elidedText);

    label.show();

    return app.exec();
}

このコードは、例1のコードと同じですが、Qt::ElideIndicatorフラグを追加することで、省略された部分を示すために "..." を追加します。

例3：単語単位で省略

#include <QApplication>
#include <QLabel>

int main(int argc, char *argv[]) {
    QApplication app(argc, argv);

    QLabel label;
    label.setText("This is a very long text that needs to be elided.");
    label.setFont(QFont("Arial", 16));
    label.resize(200, 30);

    QFontMetrics fm(label.font());
    QString elidedText = fm.elidedText(label.text(), Qt::ElideRight | Qt::WordBreak, label.width());
    label.setText(elidedText);

    label.show();

    return app.exec();
}

このコードは、例1のコードと同じですが、Qt::WordBreakフラグを追加することで、単語単位で省略します。

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• 複雑なレイアウトや条件に基づいた省略が必要な場合、QFontMetrics::elidedText() 関数では対応しきれない場合があります。
• 省略されたテキストの意味が伝わるように、適切な省略モードを選択する必要があります。
• 省略される文字数は、フォント、テキストの内容、および省略モードによって異なるため、常に正確な結果が得られるとは限りません。

このような場合、QFontMetrics::elidedText() 関数の代替方法を検討する必要があります。以下に、いくつかの代替方法をご紹介します。

QPainter を使用した手動の省略

QPainterを使用して、テキストをレンダリングし、必要な幅に収まるように段階的に切り詰めることができます。これは、QFontMetrics::elidedText() 関数よりも柔軟性がありますが、より複雑なコードが必要になります。

例

void paintElidedText(QPainter *painter, const QString &text, int width, int height) {
    QFont font = painter->font();
    QFontMetrics fm(font);

    int x = 0;
    int y = height - fm.descent();

    while (x < width && !text.isEmpty()) {
        QString elidedText = fm.elidedText(text, Qt::ElideRight, width - x);
        painter->drawText(x, y, elidedText);

        x += fm.width(elidedText);
        text.remove(0, elidedText.length());
    }

    if (!text.isEmpty()) {
        painter->drawText(x, y, "...");
    }
}

Qt フレームワークには、QFontMetrics::elidedText() 関数よりも柔軟なテキスト省略機能を提供するいくつかの機能があります。

• QTextControl: テキスト編集とフォーマットを提供するウィジェット
• QTextOption::setWrapMode(): テキストを折り返し、行の高さを制限します。
• QLabel::setTextWidth(): ラベルのテキスト幅を制限し、自動的に省略します。

サードパーティ製のライブラリ

QFontMetrics::elidedText() 関数の機能を拡張するサードパーティ製のライブラリもいくつかあります。

• RichTextEditor: 高度なテキスト編集とフォーマット機能を提供するライブラリ
• QTCustomEllipsizer: より柔軟な省略オプションを提供するライブラリ

最適な代替方法の選択

最適な代替方法は、要件によって異なります。

• 複雑なレイアウトや条件に基づいた省略が必要な場合は、サードパーティ製のライブラリを使用する必要があります。
• シンプルな省略が必要な場合は、QFontMetrics::elidedText() 関数で十分な場合があります。