PostgreSQL データ型 `tsm_handler` の詳細解説:全文検索インデックスを操る擬似型


tsm_handler は、PostgreSQL データ型における特殊な擬似型です。全文検索エンジン TSM と密接に関係しており、全文検索インデックスの操作に使用されます。

機能

tsm_handler 型は、以下の機能を提供します。

  • 全文検索インデックス設定の変更
  • 全文検索インデックスの統計情報の取得
  • 全文検索インデックスに対するクエリの実行
  • 全文検索インデックスの作成、削除、更新

使用方法

tsm_handler 型は、以下の関数で使用できます。

  • ts_config_set: 全文検索インデックス設定を変更します。
  • ts_stat: 全文検索インデックスの統計情報を取得します。
  • ts_execute: 全文検索インデックスに対してクエリを実行します。
  • DROP INDEX: 全文検索インデックスを削除します。
  • ALTER INDEX: 全文検索インデックスを更新します。
  • CREATE INDEX: 全文検索インデックスを作成します。

以下の例は、tsm_handler 型を使用して全文検索インデックスを作成する方法を示します。

CREATE INDEX idx_fts_documents ON documents
USING tsm_handler
WITH configuration = 'my_ts_configuration';

この例では、documents テーブルに idx_fts_documents という名前の全文検索インデックスが作成されます。全文検索インデックスは tsm_handler 型を使用して作成され、my_ts_configuration という名前の全文検索インデックス設定が使用されます。

tsm_handler 型の詳細については、PostgreSQL の公式ドキュメントを参照してください。

  • tsm_handler 型は、高度な機能であり、使用方法には注意が必要です。
  • tsm_handler 型は、全文検索エンジン TSM を使用している場合にのみ使用できます。
  • tsm_handler 型は、PostgreSQL 9.1 以降で使用できます。
  • PostgreSQL の使用には、データベース管理に関する知識が必要です。
  • 上記の情報は、2024年5月31日時点のものであり、変更される可能性があります。


CREATE INDEX idx_fts_documents ON documents
USING tsm_handler
WITH configuration = 'my_ts_configuration';

例 2: 全文検索インデックスに対するクエリの実行

SELECT * FROM documents
WHERE ts @@ to_tsquery('english', 'foo bar');

この例では、documents テーブルから foobar という単語を含むすべてのドキュメントが選択されます。全文検索クエリは to_tsquery 関数を使用して作成されます。

例 3: 全文検索インデックスの統計情報の取得

SELECT * FROM pg_ts_stat('idx_fts_documents');

この例では、idx_fts_documents 全文検索インデックスに関する統計情報が選択されます。統計情報には、インデックス内のドキュメント数、単語数、インデックスサイズなどが含まれます。

例 4: 全文検索インデックス設定の変更

ALTER INDEX idx_fts_documents
SET configuration = 'my_new_ts_configuration';

この例では、idx_fts_documents 全文検索インデックスの設定が my_new_ts_configuration に変更されます。

  • PostgreSQL の使用には、データベース管理に関する知識が必要です。


PostgreSQL データ型 tsm_handler は、全文検索エンジン TSM と密接に関係しており、全文検索インデックスの操作に使用されます。しかし、tsm_handler 型は高度な機能であり、使用方法には注意が必要です。

代替方法

tsm_handler 型の代替方法として、以下の方法が考えられます。

  • tsvector 型と to_tsvector 関数を使用する

tsvector 型は、全文検索クエリで使用される単語ベクターを表すデータ型です。to_tsvector 関数は、テキストを tsvector 型に変換するために使用できます。

SELECT * FROM documents
WHERE to_tsvector('english', title || ' ' || body) @@ to_tsquery('english', 'foo bar');

この例では、documents テーブルから foobar という単語を含むすべてのドキュメントが選択されます。全文検索クエリは to_tsvector 関数と to_tsquery 関数を使用して作成されます。

  • 全文検索エンジンを使用する

PostgreSQL 以外にも、様々な全文検索エンジンがあります。これらのエンジンは、独自のデータ型と関数を提供しており、tsm_handler 型の代替として使用できます。

例:Sphinx

Sphinx は、高速でスケーラブルな全文検索エンジンです。PostgreSQL と連携して使用することができ、独自のデータ型と関数を提供しています。

SELECT * FROM documents
WHERE MATCH (title, body) AGAINST ('foo bar');

この例では、documents テーブルから foobar という単語を含むすべてのドキュメントが選択されます。全文検索クエリは MATCH 関数を使用して作成されます。

  • 全文検索エンジンを使用する場合は、ライセンスやインストール方法などを確認する必要があります。
  • 上記の代替方法はそれぞれ長所と短所があります。最適な方法は、使用状況に応じて選択する必要があります。