MariaDBでWEEK関数を使って週の売上を比較する方法

WEEK 関数の構文

WEEK 関数の構文は次のとおりです。

WEEK(date_column)

ここで、date_column は、日付値を含む列名です。

WEEK 関数の例

次の例では、customers テーブルの order_date 列から各注文の週番号を取得しています。

SELECT order_id, order_date, WEEK(order_date) AS order_week
FROM customers;

このクエリは次の結果を返します。

order_id | order_date        | order_week
---------+-------------------+------------
1        | 2024-01-01       | 1
2        | 2024-01-08       | 2
3        | 2024-01-15       | 3
4        | 2024-01-22       | 4
5        | 2024-01-29       | 5

WEEK 関数は、さまざまな方法で使用できます。たとえば、特定の週に注文された注文の数を数えるために使用できます。

SELECT COUNT(*) AS order_count
FROM customers
WHERE WEEK(order_date) = 3;

order_count
-----------
3

また、WEEK 関数は、現在の週の番号を取得するために使用することもできます。

SELECT WEEK(CURRENT_DATE);

WEEK(CURRENT_DATE)
------------------
25

WEEK 関数は、ISO 週番号を使用します。ISO 週番号は、1 年の最初の週が 1 月 1 日から 7 日までの週であると定義されます。これは、他の週番号システムとは異なる場合があります。

また、WEEK 関数は、日付が NULL である場合に NULL を返します。

特定の週に注文された注文のリストを取得する

SELECT order_id, order_date, WEEK(order_date) AS order_week
FROM customers
WHERE WEEK(order_date) = 25;

このクエリは、2024 年 6 月 16 日から 22 日までの週に注文されたすべての注文を返します。

各月の最初の週の番号を取得する

SELECT MONTH(order_date), WEEK(order_date) AS first_week
FROM customers
GROUP BY MONTH(order_date)
ORDER BY MONTH(order_date);

このクエリは、各月の最初の週番号のリストを返します。

特定の年のすべての週の数を取得する

SELECT WEEK(order_date) AS order_week, COUNT(*) AS order_count
FROM customers
WHERE YEAR(order_date) = 2023
GROUP BY WEEK(order_date)
ORDER BY WEEK(order_date);

このクエリは、2023 年の各週の注文数を示したリストを返します。

SELECT
  WEEK(order_date) AS order_week,
  SUM(order_amount) AS order_total,
  @current_week := WEEK(CURRENT_DATE)
FROM customers
WHERE YEAR(order_date) = YEAR(CURRENT_DATE)
AND WEEK(order_date) >= @current_week - 1
GROUP BY WEEK(order_date)
ORDER BY WEEK(order_date);

このクエリは、現在週と前週の売上を比較したリストを返します。

このコードはあくまで一例であり、WEEK 関数はさまざまな目的に使用できます。

EXTRACT 関数と DAY_OF_WEEK 関数の組み合わせ

この方法は、より柔軟性と制御性を提供します。

SELECT
  order_date,
  EXTRACT(WEEK FROM order_date) AS order_week,
  DAY_OF_WEEK(order_date) AS day_of_week
FROM customers;

このクエリは、order_date 列の各日付に対して、週番号と曜日を出力します。

ユーザー定義関数 (UDF)

より複雑なロジックが必要な場合は、UDF を作成することができます。UDF は、独自のアルゴリズムを使用して週番号を計算することができます。

CREATE FUNCTION my_week(date_input DATE)
RETURNS INT
BEGIN
  DECLARE week_number INT;

  SET week_number = WEEK(date_input);

  /* 1 月 1 日が週 1 でない場合は、調整する */
  IF date_input BETWEEN '2024-01-01' AND '2024-01-07' THEN
    SET week_number = week_number - 1;
  END IF;

  RETURN week_number;
END;

この例では、UDF my_week は、ISO 週番号ではなく、1 月 1 日が常に週 1 になるように調整された週番号を返します。

外部ライブラリ

Moment.js や Day.js などのライブラリを使用すると、より高度な日付処理機能を利用することができます。これらのライブラリは、WEEK 関数よりも多くの機能を提供していることが多く、複雑な日付計算を簡素化することができます。

SELECT
  order_date,
  moment(order_date).isoWeek() AS order_week
FROM customers;

このクエリは、Moment.js ライブラリを使用して、order_date 列の各日付に対して ISO 週番号を出力します。

最適な代替方法の選択

使用する代替方法は、特定のニーズと要件によって異なります。

より高度な日付処理機能が必要な場合は、外部ライブラリを使用することができます。
より複雑なロジックが必要な場合は、UDF を作成することができます。
シンプルで使いやすい方法が必要な場合は、EXTRACT 関数と DAY_OF_WEEK 関数の組み合わせがおすすめです。