Django: `utils.translation.get_language_info()` 関数徹底解説!
この関数は、以下の情報を返す辞書オブジェクトを返します。
numbers
: 言語における数字の表示形式 (例:.
,,
)bidi
: 言語の方向性 (True は右から左、False は左から右)name
: 言語の正式名称 (例: 英語 (米国))code
: 言語コード (例:en-US
)
例
from django.utils.translation import get_language_info
language_info = get_language_info('en-US')
print(language_info['code']) # 出力: en-US
print(language_info['name']) # 出力: 英語 (米国)
print(language_info['bidi']) # 出力: False
print(language_info['numbers']) # 出力: .
- 言語固有の数字形式を使用する
- 言語の方向性に基づいてテキストを配置する
- 特定の言語のユーザーに合わせたコンテンツを表示する
テンプレート (template.html)
{% load i18n %}
<!DOCTYPE html>
<html lang="{{ LANGUAGE_CODE }}">
<head>
<title>Django 言語情報</title>
</head>
<body>
<h1>言語情報</h1>
<p>言語コード: {{ language_info.code }}</p>
<p>言語名: {{ language_info.name }}</p>
<p>方向性: {{ language_info.bidi|yesno }}</p>
<p>数字形式: {{ language_info.numbers }}</p>
</body>
</html>
ビュー (views.py)
from django.shortcuts import render
from django.utils.translation import get_language_info
def index(request):
language_info = get_language_info(request.LANGUAGE_CODE)
context = {
'language_info': language_info,
}
return render(request, 'template.html', context)
このコードでは、以下の処理が行われます。
- テンプレートで
i18n
テンプレートタグをロードします。 - ビューで
get_language_info()
関数を使用して現在の言語コードに基づいて言語情報を取得します。 - テンプレートコンテキストに言語情報を追加します。
- テンプレートをレンダリングし、言語情報を出力します。
この例は、get_language_info()
関数を使用して言語情報にアクセスし、それをテンプレートで表示する方法を示す基本的な例です。実際の使用例では、この情報をさらに処理したり、他のデータと組み合わせたりする必要がある場合があります。
- 言語固有の数字形式を使用するには、
language_info.numbers
を使用して数値をフォーマットすることができます。 - 言語の方向性に基づいてテキストを配置するには、
language_info.bidi
を使用して CSS クラスを適用することができます。 - 特定の言語のユーザーに合わせたコンテンツを表示するには、
language_info.code
を使用して条件分岐を行うことができます。
以下に、いくつかの代替方法とそのユースケースをご紹介します。
get_language() 関数
from django.utils import translation
current_language_code = translation.get_language()
ユースケース
- 言語固有のURLを生成する
- 特定の言語のユーザーに合わせたコンテンツを表示する
locale テンプレートタグ
locale
テンプレートタグは、現在の言語に関する情報をテンプレートで出力するために使用されます。これは、言語名、言語コード、方向性などの情報を取得するために使用できます。
{% load i18n %}
<p>言語名: {{ locale.language_name }}</p>
<p>言語コード: {{ locale.language_code }}</p>
<p>方向性: {{ locale.bidi|yesno }}</p>
ユースケース
- 言語に依存する CSS クラスを適用する
- テンプレート内で言語情報を表示する
カスタムヘルパー関数
独自のヘルパー関数を作成して、言語情報にアクセスすることもできます。これは、より複雑なロジックが必要な場合や、get_language_info()
関数では提供されていない情報を取得する必要がある場合に役立ちます。
def get_language_info_with_extras(language_code):
language_info = get_language_info(language_code)
# ここで言語情報に追加の情報を取得したり処理したりする
return language_info
ユースケース
- 言語情報に基づいてカスタムロジックを実行する
- 特定の言語に関連するデータを取得する
Django には、言語情報にアクセスするためのサードパーティライブラリもいくつかあります。これらのライブラリは、追加機能や柔軟性を提供する場合があります。
例
django.utils.translation.get_language_info()
関数は、言語情報にアクセスするための便利なツールですが、状況によっては代替方法が必要になる場合があります。上記の代替方法はそれぞれ異なるユースケースに適しており、ニーズに合ったものを選択することができます。
- 上記の例は、Django 4.0 を使用しています。古いバージョンの Django では、関数の名前や引数が異なる場合があります。