Django テストデータベースの代替方法: `temporary_connection()` コンテキストマネージャー、`South` テストランナー、手動作成
具体的な使用方法
- データベース接続の取得
まず、django.db
モジュールからconnection
オブジェクトを取得する必要があります。
from django.db import connection
- テストデータベースの作成
次に、connection.creation.create_test_db()
関数を使用して、テストデータベースを作成します。
db = connection.creation.create_test_db(name='my_test_db')
db = connection.creation.create_test_db(
name='my_test_db',
location='/path/to/test_db.sqlite3',
keepdb=True
)
keepdb
: テスト終了後もテストデータベースを保持するかどうか (デフォルト: False)location
: テストデータベースの場所 (デフォルト: テンポラリディレクトリ)name
: テストデータベースの名前 (デフォルト:test_db
)
- テストデータベースの使用
テストデータベースを作成したら、テストコードで通常の方法で使用できます。
# テストコード
# テストデータベースからデータを取得
data = MyModel.objects.all()
# テストデータベースにデータを保存
new_object = MyModel(name='John Doe')
new_object.save()
- テストデータベースの破棄
テストが完了したら、connection.creation.destroy_test_db()
関数を使用して、テストデータベースを破棄する必要があります。
connection.creation.destroy_test_db(name='my_test_db')
メリット
django.db.connection.create_test_db()
関数を使用する利点は次のとおりです。
- テストデータベースは、本番データベースとは異なる設定で構成できます。
- テストデータベースはテンポラリなので、テスト終了後に自動的に削除されます。
- テストごとに個別のテストデータベースを作成することで、テスト間のデータ干渉を防ぐことができます。
django.db.connection.create_test_db()
関数を使用する際には、次の点に注意する必要があります。
- テストデータベースはテンポラリなので、テスト終了後に自動的に削除されます。テストデータベースに保存したデータは、テスト終了後に失われます。
- テストデータベースは本番データベースとは異なる設定で構成されているため、本番データベースで実行するテストコードは、テストデータベースで実行するテストコードとは異なる動作をする可能性があります。
django.db.connection.create_test_db()
関数は、Django テスト中に使用する一時的なテストデータベースを作成するための便利なツールです。この関数は、テスト間のデータ干渉を防ぎ、本番データベースとは異なる設定でテストを実行するのに役立ちます。
- Django バージョン 3.2 以降では、
create_test_db()
関数は非推奨となり、代わりにtemporary_connection()
コンテキストマネージャーを使用することを推奨しています。 - Django バージョン 1.8 以降では、
create_test_db()
関数はdb
オブジェクトではなく、connection.creation
モジュールから直接呼び出すことができます。
テストデータベースの作成
from django.db import connection
# テストデータベースの作成
db = connection.creation.create_test_db(name='my_test_db')
テストデータベースの使用
# テストコード
# テストデータベースからデータを取得
data = MyModel.objects.all()
# テストデータベースにデータを保存
new_object = MyModel(name='John Doe')
new_object.save()
テストデータベースの破棄
connection.creation.destroy_test_db(name='my_test_db')
オプション引数の指定
from django.db import connection
# テストデータベースの作成 (名前、場所、保持フラグを指定)
db = connection.creation.create_test_db(
name='my_test_db',
location='/path/to/test_db.sqlite3',
keepdb=True
)
from django.db import connections
with connections.temporary_connection(name='my_test_db'):
# テストコード
pass
- テストデータベースは本番データベースとは異なる設定で構成されているため、本番データベースで実行するテストコードは、テストデータベースで実行するテストコードとは異なる動作をする可能性があります。
- テストデータベースはテンポラリなので、テスト終了後に自動的に削除されます。テストデータベースに保存したデータは、テスト終了後に失われます。
- Django のバージョンによって、
create_test_db()
関数の使用方法が異なる場合があります。最新の情報については、Django ドキュメントを参照してください。
temporary_connection() コンテキストマネージャー (Django 3.2 以降)
Django 3.2 以降では、temporary_connection()
コンテキストマネージャーを使用して、テスト中に一時的なテストデータベースを作成することができます。この方法は、create_test_db()
関数よりも簡潔で、エラー処理が容易です。
from django.db import connections
with connections.temporary_connection(name='my_test_db'):
# テストコード
pass
利点
- エラー処理が容易
- コードが簡潔で読みやすい
欠点
- Django 3.2 以降でのみ使用可能
South テストランナー (非推奨)
South
は、Django テストを容易にするためのサードパーティ製のテストランナーです。South
には、create_test_db()
関数と同様の機能を提供する create_test_db()
コマンドが含まれています。
python
south manage create_test_db
利点
- テストデータベースのバックアップや復元などの追加機能を提供する
create_test_db()
関数よりも多くの機能を提供する
欠点
- 別途インストールする必要がある
- Django 3.1 以降では非推奨
sqlite3
などのデータベースツールを使用して、手動でテストデータベースを作成することもできます。この方法は、高度なカスタマイズが必要な場合に役立ちます。
sqlite3 my_test_db.sqlite3
利点
- テストデータベースの詳細な制御が可能
- 高度なカスタマイズが可能
欠点
- エラー処理が難しい
- コードが複雑で冗長になる
最適な方法の選択
どの方法を使用するかは、個々のニーズと要件によって異なります。
- 高度なカスタマイズが必要
手動でテストデータベースを作成する - 高度な機能が必要
South
テストランナー (非推奨) - シンプルで使いやすい方法
temporary_connection()
コンテキストマネージャー (Django 3.2 以降)
- テストデータベースは本番データベースとは異なる設定で構成されているため、本番データベースで実行するテストコードは、テストデータベースで実行するテストコードとは異なる動作をする可能性があります。
- テストデータベースはテンポラリなので、テスト終了後に自動的に削除されます。テストデータベースに保存したデータは、テスト終了後に失われます。
- Django のバージョンによって、使用可能な方法が異なる場合があります。最新の情報については、Django ドキュメントを参照してください。