Qt Widgetsでタブ形状を自由自在に操る！QMainWindow::tabShape徹底解説

QMainWindow::tabShape メソッドは、QMainWindow ウィジェット内に配置されたタブウィジェットのタブ形状を設定するために使用されます。タブ形状は、タブの外観と配置に影響を与える重要な要素です。

利用方法

QMainWindow::tabShape メソッドは、以下の形式で呼び出されます。

void QMainWindow::setTabShape(QTabWidget::TabShape shape);

引数 shape には、以下のいずれかの値を指定する必要があります。

• QTabWidget::Elipse
  楕円形のタブ形状を設定します。
• QTabWidget::Square
  正方形のタブ形状を設定します。
• QTabWidget::Triangular
  三角形のタブ形状を設定します。
• QTabWidget::Rounded
  丸みを帯びたタブ形状を設定します。

QMainWindow window;

// 丸みを帯びたタブ形状を設定
window.setTabShape(QTabWidget::Rounded);

// 三角形のタブ形状を設定
window.setTabShape(QTabWidget::Triangular);

// 正方形のタブ形状を設定
window.setTabShape(QTabWidget::Square);

// 楕円形のタブ形状を設定
window.setTabShape(QTabWidget::Elipse);

• タブ形状は、スタイルシートを使用してカスタマイズすることもできます。
• タブ形状を変更するには、QMainWindow::update メソッドを呼び出す必要があります。
• QMainWindow::tabShape メソッドは、QMainWindow ウィジェット内に配置されたすべてのタブウィジェットに影響を与えます。

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例 1: すべてのタブを丸みを帯びた形状にする

#include <QApplication>
#include <QMainWindow>
#include <QTabWidget>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  QMainWindow window;
  QTabWidget *tabWidget = new QTabWidget(&window);

  // 3つのタブを作成
  for (int i = 0; i < 3; ++i) {
    QWidget *page = new QWidget;
    page->setWindowTitle(QString("Tab %1").arg(i + 1));
    tabWidget->addTab(page, QString("Tab %1").arg(i + 1));
  }

  // すべてのタブを丸みを帯びた形状にする
  window.setTabShape(QTabWidget::Rounded);

  // タブウィジェットをメインウィンドウに配置
  window.setCentralWidget(tabWidget);

  // メインウィンドウを表示
  window.show();

  return app.exec();
}

例 2: 各タブに異なる形状を設定する

#include <QApplication>
#include <QMainWindow>
#include <QTabWidget>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  QMainWindow window;
  QTabWidget *tabWidget = new QTabWidget(&window);

  // 3つのタブを作成
  for (int i = 0; i < 3; ++i) {
    QWidget *page = new QWidget;
    page->setWindowTitle(QString("Tab %1").arg(i + 1));
    tabWidget->addTab(page, QString("Tab %1").arg(i + 1));
  }

  // 各タブに異なる形状を設定
  tabWidget->setTabShape(0, QTabWidget::Rounded);
  tabWidget->setTabShape(1, QTabWidget::Triangular);
  tabWidget->setTabShape(2, QTabWidget::Square);

  // タブウィジェットをメインウィンドウに配置
  window.setCentralWidget(tabWidget);

  // メインウィンドウを表示
  window.show();

  return app.exec();
}

• 例 2 では、各タブに異なる形状を設定します。
• 例 1 では、すべてのタブを丸みを帯びた形状に設定します。
• QMainWindow::setTabShape メソッドを使用して、タブ形状を設定します。
• QTabWidget ウィジェットには、3つのタブが追加されます。
• 上記のコードは、QMainWindow ウィジェットと QTabWidget ウィジェットを作成します。

• 実際のアプリケーションでは、必要に応じてコードをカスタマイズする必要があります。
• これらの例は、基本的な使用方法を示しています。

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代替方法

• スタイルシートを使用する

スタイルシートを使用して、タブウィジェットのスタイルを完全に制御できます。タブ形状も、スタイルシートを使用して設定できます。

QTabWidget::tabBar {
  qproperty-shape: rounded; /* 丸みを帯びた形状 */
  /* ... その他のスタイル設定 */
}

• カスタムタブバーウィジェットを作成する

独自のタブバーウィジェットを作成することで、タブ形状を完全に制御できます。

class MyTabBar : public QTabBar {
public:
  void paintEvent(QPaintEvent *event) override {
    // タブ形状を描画するカスタムコード
  }
};

それぞれの利点と欠点

方法	利点	欠点
QMainWindow::tabShape	シンプルで使いやすい	柔軟性が低い
スタイルシート	柔軟性が高い	複雑になる可能性がある
カスタムタブバーウィジェット	完全な制御が可能	複雑で時間のかかる作業

最適な方法の選択

最適な方法は、以下の要素によって異なります。

• アプリケーションの要件
• 開発者のスキルと経験
• 必要な柔軟性

• カスタムタブバーウィジェットを作成する場合は、C++ プログラミングに関する深い知識が必要です。
• スタイルシートを使用する場合は、Qt のスタイルシートシステムに関する知識が必要です。