HTML属性「value」でWebページを自由自在に操る! 〜便利なサンプルコード付き〜


属性値の書き方

属性値は、一般的に以下の形式で記述されます。

<element attribute_name="attribute_value">
  </element>
  • attribute_value: 属性値
  • attribute_name: 属性名
  • element: 属性を設定するHTML要素

属性値の囲み

属性値は、基本的にダブルクォーテーション(")またはシングルクォーテーション(')で囲む必要があります。ただし、HTML5では、属性値に空白文字や特殊文字が含まれていない場合は、囲まなくても構いません。

<a href="https://example.com">リンク</a>
<input type="text" value="Hello, world!">

<meta name="keywords" content="HTML, CSS, JavaScript">

<a href="mailto:[email protected]">メールを送信</a>

代表的な属性とその値

以下は、HTMLでよく使用される属性とその値の例です。

  • title: 要素にツールチップテキストを設定します。
    • 例:<button title="クリックすると送信します">送信</button>
  • alt: 画像の代替テキストを設定します。
    • 例:<img src="image.jpg" alt="画像の説明">
  • type: 入力欄の種類を設定します。
    • 例:<input type="text" value="名前">
  • src: 画像などのソースファイルのURLを設定します。
    • 例:<img src="image.jpg" alt="画像の説明">
  • href: ハイパーリンクのURLを設定します。
    • 例:<a href="https://example.com">リンク</a>
  • class: 要素にクラスを設定します。
    • 例:<div class="container">要素</div>
  • id: 要素にユニークなIDを設定します。
    • 例:<p id="my_paragraph">本文</p>

属性値の取得・設定

JavaScriptを用いると、プログラムから属性値を取得したり設定したりすることができます。

属性値の取得

以下は、要素の id 属性の値を取得する例です。

const element = document.getElementById("my_paragraph");
const idValue = element.getAttribute("id");
console.log(idValue); // "my_paragraph" と出力される

属性値の設定

以下は、要素の class 属性に値を設定する例です。

const element = document.querySelector(".container");
element.setAttribute("class", "container active");

HTML属性の値は、HTML要素の見た目や動作を制御するために重要な役割を果たします。属性ごとに設定できる値は様々なので、ドキュメントを参照しながら適切な値を設定することが重要です。



入力欄の初期値を設定する

以下のコードは、テキスト入力欄の初期値を "Hello, world!" に設定します。

<input type="text" value="Hello, world!">

ボタンにアクションを設定する

以下のコードは、ボタンをクリックすると "こんにちは!" というアラートを表示するボタンを作成します。

<button onclick="alert('こんにちは!')">ボタン</button>

画像に代替テキストを設定する

以下のコードは、画像に代替テキスト "会社のロゴ" を設定し、画像が表示されない場合にそのテキストを表示します。

<img src="company_logo.png" alt="会社のロゴ">

選択肢に値を設定する

以下のコードは、ドロップダウンリストに選択肢を追加し、それぞれの選択肢に値を設定します。

<select>
  <option value="1">選択肢 1</option>
  <option value="2">選択肢 2</option>
  <option value="3">選択肢 3</option>
</select>

JavaScriptを使用して属性値を操作する

以下のコードは、JavaScriptを使用してボタンの class 属性を切り替えます。

<button id="myButton">ボタン</button>

<script>
const button = document.getElementById("myButton");

button.addEventListener("click", function() {
  const currentClass = button.getAttribute("class");
  if (currentClass === "active") {
    button.setAttribute("class", "");
  } else {
    button.setAttribute("class", "active");
  }
});
</script>


属性名そのものを変える

  • 特に、属性の役割が明確な場合は、属性名を変更することで、よりわかりやすく記述することができます。
    • 例:<input type="text" id="user_name"><input type="text" name="username"> に変更

別の属性を使用する

  • 同じような機能を持つ別の属性が存在する場合、そちらを使用することで、より適切な表現になる場合があります。
    • 例:<input type="checkbox" checked><input type="checkbox" defaultChecked> に変更
    • 例:<option value="1" selected><option value="1" selected="selected"> に変更

データ属性を使用する

  • 汎用的なデータ属性を使用して、独自の情報を持たせることができます。
    • 例:<input type="text" data-initial-value="Hello, world!">

JavaScriptを使用する

  • より動的な処理が必要な場合は、JavaScriptを使用して、属性値を操作することができます。
    • 例:```javascript const element = document.getElementById("myElement"); element.dataset.value = "Hello, world!";
    
    

コンテンツ属性を使用する

  • 特定の要素のコンテンツそのものを値として扱う場合は、コンテンツ属性を使用することができます。
    • 例:<meta name="description" content="これは私のWebサイトです。">
  • 常に最新の情報を確認し、適切な方法を選択するようにしてください。
  • 特に、古いブラウザやマイナーなブラウザでは、新しい属性や機能がサポートされていない場合があります。
  • 代替方法を使用する際は、HTMLの仕様互換性に注意する必要があります。