Webデザインをレベルアップ!HTMLの`rows`属性で洗練されたテキストエリアを実現


rows 属性は、HTMLの <textarea> 要素で使用され、テキストエリアの行数を指定します。この属性は、ユーザーが入力できるテキストの量を視覚的に制御するのに役立ちます。

構文

<textarea rows="n"></textarea>
  • n は、テキストエリアに表示される行数として設定する正の整数です。

デフォルト値

rows 属性が省略された場合、ブラウザはデフォルトの行数を使用します。これはブラウザによって異なりますが、通常は 2 または 3 行です。

以下の例では、rows 属性を使用して、5 行のテキストエリアを作成します。

<textarea rows="5">
  ここにテキストを入力してください...
</textarea>
  • rows 属性と cols 属性を組み合わせて、テキストエリアのサイズをより細かく制御することができます。
  • テキストエリアの内容が指定された行数を超えた場合、スクロールバーが表示されます。
  • rows 属性は、テキストエリアの実際の高さをピクセル単位で制御するものではありません。これは、ブラウザのフォントサイズや設定によって異なる場合があります。
  • 表の行を定義する <tr> 要素には rows 属性はありません。表の行のスタイルを変更するには、CSSを使用する必要があります。
  • rows 属性は、主にフォームで使用される <textarea> 要素で使用されます。


例 1:デフォルトの行数

<textarea>
  ここにテキストを入力してください...
</textarea>

この例では、rows 属性が省略されているため、ブラウザのデフォルト値 (通常 2 または 3 行) が使用されます。

例 2:行数を増やす

<textarea rows="5">
  ここにテキストを入力してください...

  テキストエリアの行数を増やしました。
</textarea>

この例では、rows 属性を "5" に設定することで、テキストエリアの高さを 5 行に増やしています。

例 3:行数を減らす

<textarea rows="1">
  一行分のテキストのみ入力できます。
</textarea>

この例では、rows 属性を "1" に設定することで、テキストエリアの高さを 1 行に減らしています。長い文章を入力することはできません。

例 4:placeholder 属性と併用

<textarea rows="4" placeholder="コメントを入力...">
</textarea>

この例では、rows 属性を "4" に設定し、placeholder 属性を追加することで、テキストエリアに初期メッセージを表示しています。ユーザーはメッセージを編集したり、独自のテキストを入力したりすることができます。

これらの例は、rows 属性を使用してテキストエリアの外観を様々に調整できることを示しています。実際の使用例では、必要に応じて属性値を調整してください。



css を使用する

rows 属性の代替方法として最も一般的で柔軟性が高いのは、CSS を使用する方法です。CSS の height プロパティを使用して、テキストエリアの高さをピクセル単位で直接設定できます。また、min-heightmax-height プロパティを使用して、テキストエリアの高さを制限することもできます。

textarea {
  height: 100px; /* テキストエリアの高さを 100 ピクセルに設定 */
}

この方法は、ブラウザのデフォルトの行数に関係なく、テキストエリアの高さを正確に制御したい場合に適しています。また、メディアクエリを使用して、さまざまな画面サイズに合わせてテキストエリアの高さを調整することもできます。

利点

  • メディアクエリを使用して高さを動的に調整できる
  • ブラウザのデフォルトの行数に依存しない
  • 高い柔軟性と制御性

欠点

  • 初心者にとって理解が難しい場合がある
  • rows 属性ほど直感的ではない

js を使用する

JavaScript を使用して、テキストエリアの行数を動的に変更することもできます。これは、ユーザー入力に基づいてテキストエリアの高さを調整したい場合に役立ちます。

const textarea = document.querySelector('textarea');

textarea.addEventListener('input', function() {
  const numLines = this.value.split('\n').length;
  this.rows = Math.max(numLines, 2);
});

この例では、input イベントリスナーを使用して、テキストエリアの内容が変更されるたびに、行数を計算しています。行数は、テキスト内の改行数に基づいて設定されます。

利点

  • ユーザー入力に基づいて行数を動的に調整できる

欠点

  • コードのメンテナンスが難しい場合がある
  • css を使用するよりも複雑

別の HTML 要素を使用する

場合によっては、<textarea> 要素ではなく、別の HTML 要素を使用してテキスト入力を実現することもできます。例えば、<input type="text"> 要素を複数並べて、擬似的なテキストエリアを作成することができます。

<div class="textarea-container">
  <input type="text" class="textarea-row">
  <input type="text" class="textarea-row">
  <input type="text" class="textarea-row">
</div>

この方法は、シンプルなテキスト入力が必要な場合に適しています。しかし、textarea 要素ほど柔軟性はありません。

利点

  • シンプルで理解しやすい

欠点

  • スクロールバーなどの機能がない
  • textarea 要素ほど柔軟性がない

最適な代替方法の選択

rows 属性の代替方法は、状況によって異なります。以下は、各方法を選択する際の指針です。

  • シンプルなテキスト入力が必要な場合
    別の HTML 要素を使用する
  • ユーザー入力に基づいて行数を動的に調整する必要がある場合
    JavaScript を使用する
  • 高い柔軟性と制御性が必要な場合
    CSS を使用する

どの方法を選択する場合も、アクセシビリティを考慮することが重要です。視覚障害者など、すべてのユーザーがテキストエリアを簡単に使用できるようにする必要があります。