カスタムストレージでファイルを自由に扱う！Django FileField.storage の使い方

db.models.FileField.storage 属性は、Django モデルで定義されたファイルフィールドのストレージ方法を制御するために使用されます。この属性は、ファイルがどのように保存されるか、どこで保存されるかを決定するストレージオブジェクトを指定します。

デフォルトのストレージ

Django には、ファイルの保存方法を制御するデフォルトのストレージクラス django.core.files.storage.FileSystemStorage が用意されています。このクラスは、ファイルをローカルファイルシステムに保存します。

カスタムストレージの使用

storage 属性の設定

storage 属性を設定するには、モデルフィールドの storage_class 引数を使用します。たとえば、ファイルを Amazon S3 に保存する場合は、次のようになります。

from storages.backends.s3boto import S3BotoStorage

class MyModel(models.Model):
    myfile = models.FileField(storage_class=S3BotoStorage)

storage 属性の使用

storage 属性には、ファイルの保存、読み取り、削除などの操作を実行するためのさまざまなメソッドが用意されています。これらのメソッドを使用して、ファイルのパスを取得したり、ファイルの内容を読み取ったり、ファイルを削除したりすることができます。

例

次の例では、storage 属性を使用してファイルを保存し、そのパスを取得する方法を示します。

myfile = MyModel.objects.create(myfile=myfile)
myfile_path = myfile.myfile.storage.path(myfile.myfile.name)
print(myfile_path)

db.models.FileField.storage 属性の詳細については、Django ドキュメントを参照してください:

ファイルの保存方法を制御する以外にも、storage 属性を使用して、ファイルのサイズや MIME タイプなどの情報を取得することもできます。
storage 属性は、モデルフィールドの upload_to 引数と組み合わせて使用することができます。upload_to 引数は、ファイルが保存されるディレクトリを指定します。

from storages.backends.s3boto import S3BotoStorage

class MyModel(models.Model):
    myfile = models.FileField(storage_class=S3BotoStorage)

例2：storage属性を使用してファイルを保存し、そのパスを取得する

myfile = MyModel.objects.create(myfile=myfile)
myfile_path = myfile.myfile.storage.path(myfile.myfile.name)
print(myfile_path)

例3：storage属性を使用してファイルの内容を読み取る

この例では、storage属性を使用してファイルの内容を読み取る方法を示します。

with myfile.myfile.storage.open(myfile.myfile.name) as f:
    file_content = f.read()
    print(file_content)

例4：storage属性を使用してファイルを削除する

この例では、storage属性を使用してファイルを削除する方法を示します。

myfile.myfile.storage.delete(myfile.myfile.name)

しかし、いくつかの状況では、db.models.FileField.storage 属性を使用する代わりに、他の方法でファイルを保存することがあります。以下に、いくつかの代替方法とその利点と欠点について説明します。

カスタムストレージクラスの使用

利点

独自のストレージロジックを実装することができます。
ファイルをより柔軟に保存することができます。

欠点

デフォルトのストレージクラスよりも複雑になる可能性があります。
カスタムストレージクラスを開発する必要があります。

例

from storages.backends.s3boto import S3BotoStorage

class MyStorage(S3BotoStorage):
    def save(self, name, content, save_path):
        # カスタムロジックを実装
        super().save(name, content, save_path)

class MyModel(models.Model):
    myfile = models.FileField(storage_class=MyStorage)

第三者ライブラリの使用

ファイルの保存と管理を支援するさまざまな第三者ライブラリが用意されています。これらのライブラリを使用すると、db.models.FileField.storage 属性を使用するよりも簡単にファイルを保存することができます。

利点

複雑なストレージロジックを簡単に実装することができます。
開発時間を節約することができます。

欠点

ライブラリが古くなったり、サポートされなくなったりする可能性があります。
使用するライブラリに依存することになります。

例

from django_resized import uploaded_for_db
from PIL import Image

def uploaded_for_db_with_resize(instance, filename):
    # ファイルをリサイズ
    image = Image.open(filename)
    image.thumbnail((128, 128), Image.ANTIALIAS)
    return 'resized_images/%s' % filename

class MyModel(models.Model):
    myfile = models.ImageField(upload_to=uploaded_for_db_with_resize)

ファイルを直接保存する

場合によっては、db.models.FileField.storage 属性を使用せずに、ファイルを直接保存することができます。これは、ファイルを一時的に保存する場合や、独自のストレージロジックを実装する必要がある場合に役立ちます。

利点

独自のストレージロジックを実装することができます。
ファイルをより柔軟に保存することができます。

欠点

メモリリークなどの問題が発生する可能性があります。
ファイルの管理が複雑になる可能性があります。

with open('myfile.jpg', 'rb') as f:
    file_content = f.read()

myfile = MyModel.objects.create(myfile=file_content)

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カスタムストレージでファイルを自由に扱う！Django FileField.storage の使い方