Djangoでエラーメッセージを目立たせる！forms.Form.error_css_classの使い方

django.forms.forms.Form.error_css_class は、Django フォームでエラーが発生した際に、エラーメッセージやエラー箇所を強調するために使用する CSS クラスを指定するための属性です。デフォルトでは errorlist というクラスが設定されていますが、この属性を独自に設定することで、エラー表示のスタイルを自由にカスタマイズすることができます。

使い方

forms.Form.error_css_class を使用する方法は、以下の2通りがあります。

1. フォームクラスで設定する

from django import forms

class MyForm(forms.Form):
    error_css_class = 'my-error-class'

    # フォームフィールド

1. テンプレートで設定する

{{ form.errors|as_crispy_errors }}

上記のように、as_crispy_errors テンプレートタグを使用すると、error_css_class 属性で指定した CSS クラスが自動的に追加されます。

例

以下の例では、フォームクラスで error_css_class を設定し、エラーメッセージとエラー箇所を赤色で表示する CSS を定義しています。

from django import forms

class MyForm(forms.Form):
    error_css_class = 'error-red'

    # フォームフィールド

.error-red {
    color: red;
}

• forms.Form.error_css_class は、エラーメッセージだけでなく、非フィールドエラー（フォーム全体に関するエラー）にも適用されます。
• forms.Form.error_css_class は、フォーム全体に適用される CSS クラスです。個々のエラーメッセージやエラー箇所を強調したい場合は、{{ form.errors.as_list }} テンプレートタグを使用して、個別に CSS クラスを設定することができます。

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フォームクラスで error_css_class を設定する

from django import forms

class MyForm(forms.Form):
    error_css_class = 'my-error-class'

    name = forms.CharField(label='名前', max_length=255)
    email = forms.EmailField(label='メールアドレス')
    message = forms.CharField(label='メッセージ', widget=forms.Textarea)

    def clean_email(self):
        email = self.cleaned_data['email']
        if not email.endswith('@example.com'):
            raise ValidationError('メールアドレスは @example.com で終わる必要があります。')
        return email

テンプレートで error_css_class を設定する

{% extends 'base.html' %}

{% block content %}
<h1>フォーム</h1>

<form method="post">
    {% csrf_token %}
    {{ form.as_table }}
    <button type="submit">送信</button>
</form>

{% if form.errors %}
    <ul class="errorlist">
        {% for error in form.errors %}
            <li>{{ error }}</li>
        {% endfor %}
    </ul>
{% endif %}
{% endblock %}

このコードでは、base.html を継承したテンプレートで error_css_class を設定しています。as_table テンプレートタグを使用してフォームを出力し、form.errors を使用してエラーメッセージを表示しています。

.my-error-class {
    color: red;
    font-weight: bold;
}

.errorlist {
    list-style: none;
    margin: 0;
    padding: 0;
}

.errorlist li {
    margin: 10px 0;
    padding: 10px;
    border: 1px solid red;
}

このコードでは、my-error-class クラスを使用してエラーメッセージとエラー箇所を赤色で表示し、errorlist クラスを使用してエラーメッセージのリストを整形しています。

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Django の forms.Form.error_css_class 属性は、エラーメッセージやエラー箇所を強調するために使用する CSS クラスを指定するためのものです。しかし、この属性を使用する代わりに、以下の代替方法を用いることもできます。

代替方法

1. テンプレートで独自のカスタマイズを行う

• ただし、HTML の記述量が増え、テンプレートが複雑化する可能性があります。
• この方法では、エラーメッセージとエラー箇所の表示形式を完全に自由にカスタマイズすることができます。
• {{ form.errors.as_list }} テンプレートタグを使用して、個々のエラーメッセージやエラー箇所をループ処理し、独自に HTML を生成することができます。

1. Crispy Forms を使用する

• Crispy Forms は、多くの機能が用意されていますが、導入や設定に手間がかかります。
• さらに、フォームレイアウトやラベルの表示形式なども自由にカスタマイズすることができます。
• Crispy Forms を使用すると、エラーメッセージやエラー箇所を強調する CSS クラスを自動的に生成することができます。
• Crispy Forms は、Django フォームを簡単にカスタマイズするためのライブラリです。

1. Bootstrap や Foundation などの CSS フレームワークを使用する

• ただし、CSS フレームワークを導入する必要があるため、プロジェクトによっては手間がかかります。
• これらの CSS クラスを使用すると、簡単にエラー表示をカスタマイズすることができます。
• Bootstrap や Foundation などの CSS フレームワークには、エラーメッセージやエラー箇所を強調するためのデフォルトの CSS クラスが用意されています。

各方法の比較

方法	利点	欠点
テンプレートで独自のカスタマイズ	自由度が高い	HTML の記述量が多くなる
Crispy Forms を使用する	簡単、機能豊富	導入や設定に手間がかかる
Bootstrap や Foundation などの CSS フレームワークを使用する	簡単	導入が必要

具体的なコード例

テンプレートで独自のカスタマイズを行う

{% extends 'base.html' %}

{% block content %}
<h1>フォーム</h1>

<form method="post">
    {% csrf_token %}
    {{ form.as_table }}
    <button type="submit">送信</button>
</form>

{% if form.errors %}
    <ul class="error-list">
        {% for error in form.errors %}
            <li class="error-message">{{ error }}</li>
        {% endfor %}
    </ul>
{% endif %}
{% endblock %}

このコードでは、error-list クラスと error-message クラスを使用して、エラーメッセージとエラー箇所を強調しています。

Crispy Forms を使用する

from crispy_forms.helper import FormHelper
from crispy_forms.layout import Layout, Submit

from django import forms

class MyForm(forms.Form):
    helper = FormHelper()
    helper.form_tag = False

    name = forms.CharField(label='名前', max_length=255)
    email = forms.EmailField(label='メールアドレス')
    message = forms.CharField(label='メッセージ', widget=forms.Textarea)

    def clean_email(self):
        email = self.cleaned_data['email']
        if not email.endswith('@example.com'):
            raise ValidationError('メールアドレスは @example.com で終わる必要があります。')
        return email

{% extends 'base.html' %}

{% block content %}
<h1>フォーム</h1>

{{ form|crispy }}

{% endblock %}

このコードでは、Crispy Forms を使用してフォームを生成しています。crispy テンプレートタグを使用することで、エラーメッセージやエラー箇所が自動的に強調されます。

{% extends 'base.html' %}

{% block content %}
<h1>フォーム</h1>

<form class="form-horizontal">
    {% csrf_token %}
    <div class="form-group">
        <label for="name" class="col-sm-2 control-label">名前</label>
        <div class="col-sm-10">
            {{ form.name }}
            {% if form.errors.has_error('name') %}
                <span class="help-block">{{ form.errors.first('name') }}</span>
            {% endif %}
        </div>
    </div>
    <div class="form-group">
        <label for="email" class="col-sm-2 control-label">メールアドレス</label>
        <div