Djangoフォームのエラーメッセージをテンプレートにレンダリング：forms.ErrorList.get_context()の使い方

• non_field_errors
  フォーム全体に関連するエラーメッセージのリスト
• errors
  エラーメッセージのリスト
• form
  バウンドされたフォームオブジェクト

使用方法

errors = form.errors
context = forms.ErrorList.get_context(errors)

テンプレートでの利用

{% for error in context.errors %}
  <p class="error">{{ error }}</p>
{% endfor %}

例

以下のコードは、フォームのエラーメッセージを <ul> タグで囲んで表示します。

<ul class="errorlist">
  {% for error in context.errors %}
    <li>{{ error }}</li>
  {% endfor %}
</ul>

• エラーメッセージの表示方法をさらにカスタマイズするには、forms.BaseForm.clean() メソッドをオーバーライドできます。
• エラーメッセージは、フォームの error_dict 属性を使用してカスタマイズできます。
• forms.ErrorList.get_context() メソッドは、django.template.loader.get_template() 関数を使用してテンプレートをロードします。

• Django 1.3 以前では、forms.formset.FormSet.errors 属性を使用してエラーメッセージを取得できました。
• forms.ErrorList.get_context() メソッドは、Django 1.4 以降で使用できます。

---

{% for error in context.errors %}
  <li>{{ error }}</li>
{% endfor %}

特定のフィールドのエラーメッセージのみ表示

{% if context.errors.has('name') %}
  <ul class="errorlist">
    {% for error in context.errors['name'] %}
      <li>{{ error }}</li>
    {% endfor %}
  </ul>
{% endif %}

エラーメッセージをカスタマイズ

from django import forms

class MyForm(forms.Form):
  name = forms.CharField(label='氏名', max_length=255)
  email = forms.EmailField(label='メールアドレス')

  def clean_name(self):
    value = self.cleaned_data['name']
    if value.upper() == 'NG':
      raise ValidationError('「NG」という文字列は使用できません。')
    return value

def my_view(request):
  if request.method == 'POST':
    form = MyForm(request.POST)
    if form.is_valid():
      # フォームが有効な場合の処理
      pass
    else:
      # フォームが無効な場合の処理
      context = {
        'form': form,
      }
      return render(request, 'my_template.html', context)
  else:
    form = MyForm()
    context = {
      'form': form,
    }
    return render(request, 'my_template.html', context)

エラーメッセージの表示方法をさらにカスタマイズ

from django import forms

class MyForm(forms.Form):
  name = forms.CharField(label='氏名', max_length=255)
  email = forms.EmailField(label='メールアドレス')

  def clean_name(self):
    value = self.cleaned_data['name']
    if value.upper() == 'NG':
      raise ValidationError('「NG」という文字列は使用できません。')
    return value

  def _get_error_message(self, error):
    if error.field == 'name':
      return '氏名は「NG」という文字列を含められません。'
    else:
      return super()._get_error_message(error)

def my_view(request):
  # ... (フォーム処理は省略) ...
  else:
    # エラーメッセージをカスタマイズ
    errors = form.errors.as_context()
    for field_name, error_messages in errors.errors.items():
      if field_name == 'name':
        errors.errors[field_name] = [
          '氏名は「NG」という文字列を含められません。'
        ]
    context = {
      'form': form,
      'errors': errors,
    }
    return render(request, 'my_template.html', context)

説明

上記の例は、forms.ErrorList.get_context() メソッドの様々な使用方法を示しています。

• 4番目の例は、エラーメッセージの表示方法をさらにカスタマイズする方法を示しています。この例では、_get_error_message() メソッドをオーバーライドして、特定のフィールドのエラーメッセージをカスタマイズしています。
• 3番目の例は、エラーメッセージをカスタマイズする方法を示しています。この例では、clean_name() メソッドを使用して、「NG」という文字列を含む名前が送信された場合にエラーメッセージを生成しています。
• 2番目の例は、特定のフィールドのエラーメッセージのみを表示する方法を示しています。
• 1番目の例は、最も基本的な使用方法です。すべてのエラーメッセージを <ul> タグで囲んで表示します。

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forms.ErrorList.get_context() メソッドを使用せずに、手動でエラーメッセージを処理することもできます。

errors = form.errors.as_context()
for field_name, error_messages in errors.errors.items():
  if error_messages:
    # エラーメッセージが存在する場合の処理
    pass

カスタムテンプレートタグを使用

カスタムテンプレートタグを使用して、エラーメッセージをレンダリングすることもできます。

from django import template

register = template.Library()

@register.simple_tag
def render_errors(form):
  errors = form.errors.as_context()
  # エラーメッセージをレンダリング
  return ''

サードパーティ製のライブラリを使用

django-crispy-forms などのサードパーティ製のライブラリを使用して、エラーメッセージをレンダリングすることもできます。

各方法の比較

方法	メリット	デメリット
forms.ErrorList.get_context()	シンプルで使いやすい	カスタマイズ性に欠ける
手動でエラーメッセージを処理	柔軟性に優れている	コード量が多くなる
カスタムテンプレートタグを使用	カスタマイズしやすい	複雑なテンプレートが必要になる場合がある
サードパーティ製のライブラリを使用	使いやすい、多くの機能がある	導入コストがかかる

どの方法を選択するべきか

どの方法を選択するべきかは、状況によって異なります。

• 多くの機能を備えた使いやすい方法を求めている場合は、サードパーティ製のライブラリを使用するのがおすすめです。
• より柔軟な方法を求めている場合は、手動でエラーメッセージを処理するか、カスタムテンプレートタグを使用するのがおすすめです。
• シンプルで使いやすい方法を求めている場合は、forms.ErrorList.get_context() メソッドを使用するのがおすすめです。

• ご自身のニーズに合った方法を選択してください。
• 上記以外にも、forms.ErrorList.get_context() の代替方法はいくつか考えられます。