プログラマー向けチュートリアル: Djangoでgis.feeds.Feed.geometry()を使ってジオRSSフィードを作成

django.contrib.gis.feeds.Feed.geometry() は、GeoDjango フィードでジオメトリ情報を取得するために使用される関数です。これは、RSS または Atom フィードにジオメトリ情報を埋め込むために使用できます。

機能

この関数は、以下の機能を提供します。

個々のフィードアイテムのジオメトリを取得する
フィード全体のジオメトリを取得する

使用方法

この関数は、以下の方法で使用できます。

フィード全体のジオメトリを取得する

class MyFeed(Feed):
    geometry = obj.poly.extent  # tuple like: (X0, Y0, X1, Y1)

個々のフィードアイテムのジオメトリを取得する

class MyFeed(Feed):
    def item_geometry(self, item):
        return item.geometry  # GEOSGeometry instance

例

以下の例は、GeoRSS フィードを作成する方法を示します。

from django.contrib.gis.feeds import GeoRSSFeed
from myapp.models import MyModel

class MyGeoRSSFeed(GeoRSSFeed):
    title = "My GeoRSS Feed"
    description = "A GeoRSS feed of my models."
    link = "http://example.com/feed/"

    queryset = MyModel.objects.all()

    def item_geometry(self, item):
        return item.location

この例では、MyGeoRSSFeed クラスは GeoRSSFeed クラスを継承しています。これは、フィードにジオメトリ情報を含めるように指示します。

geometry 属性は、フィード全体のジオメトリを設定するために使用されます。これは、通常、フィード内のすべてのアイテムをカバーする矩形などの単純なジオメトリです。

item_geometry メソッドは、個々のフィードアイテムのジオメトリを設定するために使用されます。これは、アイテムの場所を表すポイント、ラインストリング、またはポリゴンのようなより詳細なジオメトリである可能性があります。

注意事項

W3C Geo 形式のフィードを作成するには、W3CGeoFeed クラスを使用する必要があります。
この関数は、RSS または Atom フィードでのみ使用できます。
gis.feeds.Feed.geometry() 関数は、GeoDjango がインストールされている場合にのみ使用できます。

この説明は、django.contrib.gis.feeds.Feed.geometry() 関数の基本的な使用方法のみをカバーしています。この関数の詳細については、GeoDjango ドキュメントを参照してください。

フィード全体のジオメトリを取得する

from django.contrib.gis.feeds import GeoRSSFeed
from myapp.models import MyModel

class MyGeoRSSFeed(GeoRSSFeed):
    title = "My GeoRSS Feed"
    description = "A GeoRSS feed of my models."
    link = "http://example.com/feed/"

    queryset = MyModel.objects.all()

    geometry = obj.poly.extent  # tuple like: (X0, Y0, X1, Y1)

説明

この例では、geometry 属性は obj.poly.extent に設定されています。これは、MyModel インスタンスの poly 属性の範囲を表す矩形です。

from django.contrib.gis.feeds import GeoRSSFeed
from myapp.models import MyModel

class MyGeoRSSFeed(GeoRSSFeed):
    title = "My GeoRSS Feed"
    description = "A GeoRSS feed of my models."
    link = "http://example.com/feed/"

    queryset = MyModel.objects.all()

    def item_geometry(self, item):
        return item.location

説明

この例では、item_geometry メソッドは item.location を返します。これは、MyModel インスタンスの location 属性の値です。この属性は、アイテムの場所を表すポイントジオメトリであることが想定されます。

実行方法

これらのコードを実行するには、以下の手順に従ってください。

GeoDjango をインストールします。
myapp アプリを作成します。
MyModel モデルを作成します。
MyGeoRSSFeed フィードクラスを作成します。
フィードをビューに登録します。
ブラウザでフィードにアクセスします。

フィードテンプレートを使用する

フィードテンプレートを使用して、フィードアイテムのジオメトリを手動でレンダリングできます。これは、item_geometry メソッドを使用してジオメトリを取得し、テンプレート内で適切な形式でフォーマットすることを意味します。

例

from django.contrib.gis.feeds import GeoRSSFeed
from myapp.models import MyModel

class MyGeoRSSFeed(GeoRSSFeed):
    title = "My GeoRSS Feed"
    description = "A GeoRSS feed of my models."
    link = "http://example.com/feed/"

    queryset = MyModel.objects.all()

    def item_geometry(self, item):
        return item.location

    def item_template(self, item):
        return "myapp/feed/item.html"

item.html テンプレートファイルには、以下のコードが含まれます。

{% extends "base.html" %}

{% block content %}
<h1>{{ item.title }}</h1>
<p>{{ item.description }}</p>
<p>Location: {{ item.location|geojson }}</p>
{% endblock %}

この例では、item_template メソッドは myapp/feed/item.html テンプレートファイルを返します。このテンプレートファイルは、アイテムのタイトル、説明、およびジオメトリを表示します。

geojson フィルターは、ジオメトリオブジェクトを GeoJSON 形式に変換するために使用されます。

利点

フィードにカスタム HTML を追加できます。
フィードテンプレートを使用して、ジオメトリをより詳細に制御できます。

欠点

item_geometry メソッドを使用してジオメトリを取得する必要があります。
フィードテンプレートを作成および保守する必要があります。

フィードシリアルライザーを使用する

フィードシリアルライザーを使用して、フィードデータをシリアル化できます。これは、シリアルライザーを使用してジオメトリオブジェクトを JSON または XML などの形式に変換することを意味します。

例

from django.contrib.gis.feeds import GeoRSSFeed
from myapp.models import MyModel
from django.contrib.gis.serializers import GeoJSONSerializer

class MyGeoRSSFeed(GeoRSSFeed):
    title = "My GeoRSS Feed"
    description = "A GeoRSS feed of my models."
    link = "http://example.com/feed/"

    queryset = MyModel.objects.all()

    def get_item_data(self, item):
        data = super().get_item_data(item)
        data["geometry"] = GeoJSONSerializer().serialize(item.location)
        return data

この例では、get_item_data メソッドは、アイテムデータの辞書を返します。この辞書には、アイテムのタイトル、説明、およびジオメトリが含まれます。

GeoJSONSerializer は、ジオメトリオブジェクトを GeoJSON 形式に変換するために使用されます。

利点

ジオメトリを JSON または XML などの形式に変換できます。
フィードシリアルライザーを使用して、データをより簡単にシリアル化できます。

欠点

get_item_data メソッドをオーバーライドする必要があります。
フィードシリアルライザーを作成および設定する必要があります。

カスタムフィードクラスを使用する

カスタムフィードクラスを作成して、ジオメトリを取得およびフォーマットする方法を完全に制御できます。これは、より複雑なジオメトリデータまたはカスタム RSS または Atom フィード形式を処理する必要がある場合に役立ちます。

from django.contrib.gis.feeds import Feed
from myapp.models import MyModel

class MyCustomFeed(Feed):
    title = "My Custom Feed"
    description = "A custom feed of my models."
    link = "http://example.com/feed/"

    queryset = MyModel.objects.all()

    def item_link(self, item):
        return item.get_absolute_url()

    def item_title(self, item):
        return item.title

    def item_description(self, item):
        return item.description

    def item_extra_tags(self, item):
        tags = []
        tags.append(("latitude", item.location.