DjangoでLeaflet地図を表示：gis.forms.widgets.OSMWidgetを使いこなす

"django.contrib.gis" は、Django に空間データの機能を追加する拡張ライブラリです。 "gis.forms.widgets.OSMWidget" は、Leaflet.js ライブラリを使用して OpenStreetMap 地図を表示するフォームウィジェットです。 "default_lat" 属性は、地図の初期表示緯度を設定するために使用されます。

"default_lat" 属性の詳細

"default_lat" 属性は、浮動小数点数値として設定されます。この値は、地図が最初に表示されたときに中心となる緯度を指定します。値が省略された場合、地図はデフォルトの緯度 (0 度) に中心表示されます。

"default_lat" 属性の例

from django.contrib.gis.forms import OSMWidget

class MyModelForm(forms.ModelForm):
    class Meta:
        model = MyModel
        fields = "__all__"

    location = forms.PointField(
        widget=OSMWidget(
            attrs={
                "default_lat": 40.7128,  # ニューヨーク市の緯度
                "default_lon": -74.0060,  # ニューヨーク市の経度
            }
        )
    )

上記の例では、"location" フィールドは "OSMWidget" ウィジェットを使用して表示されます。 "default_lat" 属性は 40.7128 に設定されているため、地図は最初にニューヨーク市に中心表示されます。

"django.contrib.gis" の "gis.forms.widgets.OSMWidget.default_lat" 属性は、地図の初期表示緯度を設定するために使用されます。この属性を使用して、地図を特定の場所または興味のある領域に中心表示することができます。

地図の表示をさらにカスタマイズするには、Leaflet.js のカスタムコードを使用できます。
"OSMWidget" ウィジェットは、Leaflet.js ライブラリを使用するため、JavaScript が有効な Web ブラウザでしか機能しません。
"default_lat" 属性に加えて、"default_lon" 属性を使用して地図の初期表示経度を設定することもできます。

from django.contrib.gis.forms import OSMWidget
from .models import MyModel

class MyModelForm(forms.ModelForm):
    class Meta:
        model = MyModel
        fields = "__all__"

    location = forms.PointField(
        widget=OSMWidget(
            attrs={
                "default_lat": 40.7128,  # ニューヨーク市の緯度
                "default_lon": -74.0060,  # ニューヨーク市の経度
            }
        )
    )

例2：地図のズームレベルとタイルセットの指定

この例では、"OSMWidget" ウィジェットを使用して、地図のズームレベルを 17 に設定し、"Mapbox Streets" タイルセットを使用するフォームを作成します。

from django.contrib.gis.forms import OSMWidget
from .models import MyModel

class MyModelForm(forms.ModelForm):
    class Meta:
        model = MyModel
        fields = "__all__"

    location = forms.PointField(
        widget=OSMWidget(
            attrs={
                "default_lat": 40.7128,  # ニューヨーク市の緯度
                "default_lon": -74.0060,  # ニューヨーク市の経度
                "zoom": 17,
                "tilelayer_url": "https://api.mapbox.com/styles/mapbox/streets-v11/tile/{z}/{x}/{y}?access_token={your_mapbox_access_token}",
            }
        )
    )

例3：地図のマーカーとポップアップの指定

この例では、"OSMWidget" ウィジェットを使用して、地図にマーカーとポップアップを表示するフォームを作成します。

from django.contrib.gis.forms import OSMWidget
from .models import MyModel

class MyModelForm(forms.ModelForm):
    class Meta:
        model = MyModel
        fields = "__all__"

    location = forms.PointField(
        widget=OSMWidget(
            attrs={
                "default_lat": 40.7128,  # ニューヨーク市の緯度
                "default_lon": -74.0060,  # ニューヨーク市の経度
                "marker_lat": 40.7128,  # マーカーの緯度
                "marker_lon": -74.0060,  # マーカーの経度
                "marker_popup": "この場所はニューヨーク市です",
            }
        )
    )

これらの例はほんの一例です。"OSMWidget" ウィジェットには他にも多くのオプションが用意されています。

"django.contrib.gis" の "gis.forms.widgets.OSMWidget.default_lat" 属性は、地図の初期表示緯度を設定するために使用されます。この属性の代替方法はいくつかあります。

代替方法 1：テンプレートで initial 属性を使用する

この方法は、テンプレートで initial 属性を使用して地図の初期表示緯度を設定します。これは、default_lat 属性を使用するよりも柔軟な方法です。

{% extends "base.html" %}

{% block content %}
<form method="post">
    {% csrf_token %}
    {{ form.as_p }}
</form>
{% endblock %}

# views.py
def my_view(request):
    if request.method == "POST":
        form = MyModelForm(request.POST)
        if form.is_valid():
            # フォームを処理する
            pass
    else:
        form = MyModelForm()

    context = {
        "form": form,
    }
    return render(request, "my_template.html", context)

上記の例では、my_template.html テンプレートで initial 属性を使用して location フィールドの初期値を設定しています。

代替方法 2：JavaScript で初期表示緯度を設定する

この方法は、JavaScript を使用して地図の初期表示緯度を設定します。これは、動的に初期表示緯度を変更したい場合に便利です。

{% extends "base.html" %}

{% block content %}
<script>
    window.onload = function() {
        var map = L.map('map').setView([40.7128, -74.0060], 17);
        L.tileLayer('https://api.tiles.mapbox.com/v4/{id}/{z}/{x}/{y}.png?access_token={accessToken}', {
            attribution: '&copy; <a href="https://www.mapbox.com/">Mapbox</a> &copy; <a href="https://www.openstreetmap.org/copyright">OpenStreetMap</a>',
            id: 'mapbox.streets',
            accessToken: 'your_mapbox_access_token'
        }).addTo(map);
    };
</script>

<div id="map"></div>
{% endblock %}

上記の例では、JavaScript を使用して map オブジェクトに初期表示緯度とズームレベルを設定しています。

代替方法 3：カスタム OSMWidget サブクラスを作成する

この方法は、カスタム OSMWidget サブクラスを作成して、default_lat 属性の動作をカスタマイズします。これは、高度なカスタマイズが必要な場合に便利です。

from django.contrib.gis.forms import OSMWidget
from django.utils.translation import gettext_lazy

class MyOSMWidget(OSMWidget):
    def get_default_attrs(self):
        attrs = super().get_default_attrs()
        attrs["default_lat"] = self.get_default_lat()
        return attrs

    def get_default_lat(self):
        # ここで、初期表示緯度を計算するロジックを実装する
        return 40.7128  # デフォルト値

上記の例では、MyOSMWidget サブクラスを作成し、get_default_attrs() メソッドをオーバーライドして default_lat 属性の値を設定しています。