Django: `django.views.generic.list.MultipleObjectMixin.allow_empty` の詳細解説

デフォルト値

True

意味

False の場合、ビューは空のリストの場合に 404 エラーを発生させます。
True の場合、ビューは空のリストであってもページを表示します。

例

from django.views.generic.list import ListView

class MyListView(ListView):
    model = MyModel
    allow_empty = False  # 空のリストの場合は404エラーを発生させる

この例では、MyListView ビューは MyModel モデルのオブジェクトのリストを表示します。allow_empty 属性が False に設定されているため、ビューは空のリストの場合に 404 エラーを発生させます。

使用例

空のリストを表示することをユーザーにとって誤解を招く可能性がある場合。
特定の条件下でのみコンテンツを表示したい場合。

django.views.generic.list.MultipleObjectMixin は、ListView などの他のいくつかのビューで使用されています。これらのビューのドキュメントも参照してください。
django.views.generic.list.MultipleObjectMixin には、allow_empty 以外にもいくつかの属性があります。これらの属性の詳細については、Django のドキュメントを参照してください。

例 1: 空のリストを表示しない

from django.views.generic.list import ListView

class MyListView(ListView):
    model = MyModel
    allow_empty = False  # 空のリストの場合は404エラーを発生させる

    def get_queryset(self):
        # 特定の条件に基づいてクエリセットをフィルタリングする
        queryset = super().get_queryset()
        return queryset.filter(published=True)

例 2: 特定のメッセージを表示する

from django.views.generic.list import ListView

class MyListView(ListView):
    model = MyModel
    allow_empty = True

    def get_context_data(self, **kwargs):
        context = super().get_context_data(**kwargs)

        if not self.object_list:
            context['message'] = 'No objects found.'

        return context

この例では、MyListView ビューは MyModel モデルのオブジェクトのリストを表示します。allow_empty 属性が True に設定されているため、ビューは空のリストであってもページを表示します。ただし、空のリストの場合は、No objects found. というメッセージを表示します。

例 3: カスタムテンプレートを使用する

from django.views.generic.list import ListView

class MyListView(ListView):
    model = MyModel
    allow_empty = True
    template_name = 'my_app/my_list.html'

    def get_context_data(self, **kwargs):
        context = super().get_context_data(**kwargs)

        if not self.object_list:
            context['message'] = 'No objects found.'

        return context

この例では、MyListView ビューは my_app/my_list.html というテンプレートを使用して MyModel モデルのオブジェクトのリストを表示します。allow_empty 属性が True に設定されているため、ビューは空のリストであってもページを表示します。空のリストの場合は、No objects found. というメッセージを表示します。

カスタムビューを作成する

MultipleObjectMixin を継承したカスタムビューを作成し、get_queryset() メソッドをオーバーライドして、空のリストかどうかを判断し、それに応じて処理を行うことができます。

from django.views.generic import View
from django.http import Http404

class MyListView(View):
    model = MyModel

    def get(self, request, *args, **kwargs):
        queryset = self.get_queryset()

        if not queryset.exists():
            raise Http404('No objects found.')

        context = {
            'object_list': queryset,
        }

        return render(request, 'my_app/my_list.html', context)

    def get_queryset(self):
        # 特定の条件に基づいてクエリセットをフィルタリングする
        queryset = super().get_queryset()
        return queryset.filter(published=True)

if 文を使用する

ビューのテンプレート内で if 文を使用し、object_list が空かどうかを判断して、それに応じて処理を行うことができます。

{% if object_list %}
  <ul>
    {% for object in object_list %}
      <li>{{ object.name }}</li>
    {% endfor %}
  </ul>
{% else %}
  <p>No objects found.</p>
{% endif %}

テンプレートコンテキスト変数を使用する

ビューの get_context_data() メソッドで 'object_list_exists' というコンテキスト変数を設定し、object_list が空かどうかを判断して、それに応じて値を設定することができます。

def get_context_data(self, **kwargs):
    context = super().get_context_data(**kwargs)
    context['object_list_exists'] = self.object_list.exists()
    return context

{% if object_list_exists %}
  <ul>
    {% for object in object_list %}
      <li>{{ object.name }}</li>
    {% endfor %}
  </ul>
{% else %}
  <p>No objects found.</p>
{% endif %}

これらの方法は、それぞれ異なる利点と欠点があります。

テンプレートコンテキスト変数を使用する
バランスの取れた方法ですが、get_context_data() メソッドをオーバーライドする必要があります。
if 文を使用する
最もシンプルですが、テンプレートが複雑になる可能性があります。
カスタムビューを作成する
最も柔軟性がありますが、最も複雑な方法です。

どの方法を選択するかは、具体的なニーズによって異なります。

Django には、空のリストを処理するための他にも多くの方法があります。詳細は、Django のドキュメントを参照してください。
上記の方法は、MultipleObjectMixin を使用しない他のビューにも適用できます。