デバッガー必見!PyTorchでエラーの原因を突き止める:`torch.utils.get_cpp_backtrace`関数と実践ガイド
この関数は、以下の引数を取ります。
maximum_number_of_frames
(int): 返すフレーム数の最大数。デフォルトは 100 です。frames_to_skip
(int): スタックの一番上からスキップするフレーム数。デフォルトは 0 です。
この関数は、以下の例のように使用できます。
import torch
cpp_backtrace = torch.utils.get_cpp_backtrace()
print(cpp_backtrace)
このコードは、現在のスレッドの C++ スタックトレースをコンソールに出力します。
torch.utils.get_cpp_backtrace
関数は、以下の点に注意する必要があります。
- この関数は、デバッグ目的でのみ使用してください。パフォーマンスに影響を与える可能性があるため、プロダクションコードでは使用しないでください。
- この関数は、C++ スタックトレースのみを返します。Python スタックトレースは返しません。
torch.utils.get_cpp_backtrace
関数は、PyTorch 1.1 以降で使用できます。
例 1: 現在のスレッドの C++ スタックトレースをコンソールに出力する
import torch
cpp_backtrace = torch.utils.get_cpp_backtrace()
print(cpp_backtrace)
例 2: スタックの一番上から 5 フレームをスキップして、C++ スタックトレースをコンソールに出力する
import torch
cpp_backtrace = torch.utils.get_cpp_backtrace(frames_to_skip=5)
print(cpp_backtrace)
import torch
cpp_backtrace_str = torch.utils.get_cpp_backtrace(maximum_number_of_frames=20)
print(cpp_backtrace_str)
以下に、torch.utils.get_cpp_backtrace
の代替方法をいくつか紹介します。
Python の traceback モジュールを使用する
Python の標準ライブラリには、traceback
モジュールが含まれています。このモジュールを使用して、Python スタックトレースを取得できます。
import traceback
try:
# エラーが発生するコードを実行する
raise Exception("エラーが発生しました")
except Exception as e:
# 例外を処理する
print(traceback.format_exc())
このコードは、例外が発生したときに Python スタックトレースをコンソールに出力します。
capture_stackexception コンテキストマネージャーを使用する
PyTorch には、capture_stackexception
コンテキストマネージャーが含まれています。このコンテキストマネージャーを使用して、例外が発生したときに Python スタックトレースと C++ スタックトレースを取得できます。
import torch
try:
with torch.utils.capture_stackexception():
# エラーが発生するコードを実行する
raise Exception("エラーが発生しました")
except Exception as e:
# 例外を処理する
print(e)
print(torch.utils.get_stacktrace(e))
このコードは、例外が発生したときに Python スタックトレースと C++ スタックトレースをコンソールに出力します。
サードパーティ製のライブラリを使用する
sentry
や bugsnag
などのサードパーティ製のライブラリを使用して、エラー報告とデバッグを行うこともできます。これらのライブラリは、Python スタックトレースと C++ スタックトレースを含む詳細なエラー情報を収集できます。
カスタムロギングソリューションを使用する
カスタムロギングソリューションを使用して、エラー情報を記録することもできます。この方法では、エラーが発生したときに Python スタックトレースと C++ スタックトレースをログに記録できます。