String.fromCharCode()との違いは？ String.fromCodePoint()を使いこなそう

String.fromCodePoint() は、JavaScript で Unicode コードポイント のシーケンスを文字列に変換するために使用されるメソッドです。これは、String.fromCharCode() メソッドと似ていますが、String.fromCodePoint() は 補助文字 (BMP より大きいコードポイントを持つ文字) を扱うことができます。

使い方

String.fromCodePoint() メソッドは、1 つ以上のコードポイント引数を取ります。各引数は、Unicode コードポイントを表す整数値です。メソッドは、引数で指定されたコードポイントに対応する文字列を返します。

const emoji = String.fromCodePoint(0x1F60A); //  という絵文字を生成
console.log(emoji); //

String.fromCharCode() との違い

String.fromCharCode() メソッドは、String.fromCodePoint() メソッドと似ていますが、補助文字 を扱うことはできません。String.fromCharCode() メソッドは、基本多言語面 (BMP) 内のコードポイントのみを扱うことができます。BMP は、Unicode コード空間の最初の 65,536 個のコードポイントを含む領域です。

補助文字を扱う必要がある場合は、String.fromCodePoint() メソッドを使用する必要があります。

例

以下の例では、String.fromCodePoint() メソッドを使用して、ハート () と星の絵文字 () を生成します。

const heart = String.fromCodePoint(0x1F49C);
const star = String.fromCodePoint(0x2605);

console.log(heart); // 
console.log(star); //

String.fromCodePoint() メソッドは、引数として任意の数のコードポイントを受け取ることができます。
String.fromCodePoint() メソッドは、静的メソッドです。つまり、新しいインスタンスを作成せずに呼び出すことができます。
String.fromCodePoint() メソッドは、ES6 で導入されました。

例 1：ハートと星の絵文字を生成する

const heart = String.fromCodePoint(0x1F49C);
const star = String.fromCodePoint(0x2605);

console.log(heart); // 
console.log(star); //

例 2：U+2161 で表されるギリシャ文字デルタを生成する

const delta = String.fromCodePoint(0x2161);
console.log(delta); // Δ

例 3：U+1F64F で表されるニッコリ笑顔の絵文字を生成する

const smiley = String.fromCodePoint(0x1F64F);
console.log(smiley); //

const name = String.fromCodePoint(0x48, 0x65, 0x6C, 0x6C, 0x6F);
console.log(name); // Hello

文字列リテラル
最も一般的で簡単な方法は、文字列リテラル を使用することです。文字列リテラルは、引用符で囲まれた一連の文字です。
```
const hello = "こんにちは";
const world = "世界";
console.log(hello + " " + world); // こんにちは 世界
```
String コンストラクタ
String コンストラクタを使用して、文字列を作成することもできます。
```
const greeting = new String("おはよう");
console.log(greeting); // おはよう
```
テンプレートリテラル
テンプレートリテラル は、バッククォート () で囲まれた文字列リテラルです。変数や式を文字列に埋め込むことができます。
```
const name = "山田";
const message = `こんにちは、${name} さん！`;
console.log(message); // こんにちは、山田 さん！
```

数値の変換

toString() メソッドを使用して、数値を文字列に変換することもできます。

const age = 30;
const message = "私の年齢は " + age + " 歳です。";
console.log(message); // 私の年齢は 30 歳です。

上記以外にも、String.fromCharCode() メソッドや charCodeAt() メソッドを使用して、個々の文字コードから文字列を作成する方法もあります。

どの方法を使用すべきか

使用する方法は、状況によって異なります。

数値の変換は、数値を文字列として表示する必要がある場合に使用します。
String コンストラクタは、より高度な文字列操作が必要な場合に使用できます。
テンプレートリテラルは、変数や式を文字列に埋め込む必要がある場合に便利です。
文字列リテラルは、最も一般的で簡単な方法です。