【保存版】Django 2.0以降で必須！`template.RequestContext`の代替テクニック

機能

RequestContext の主な機能は次のとおりです。

サイトの設定へのアクセスを提供します。
ログイン中のユーザー情報へのアクセスを提供します。
現在のリクエストオブジェクトへのアクセスを提供します。

使い方

RequestContext を使用する方法は次のとおりです。

from django.template import RequestContext

# 現在のリクエストオブジェクトを取得
request = ...

# テンプレートを取得
template = loader.get_template('mytemplate.html')

# コンテキストを作成
context = RequestContext(request)

# コンテキスト変数を追加
context['my_variable'] = 'Hello, world!'

# テンプレートをレンダリング
rendered_html = template.render(context)

上記のコードでは、RequestContext クラスを使用して、現在のリクエストオブジェクトと my_variable という名前のコンテキスト変数をテンプレートコンテキストに追加しています。

利点

RequestContext を使用すると、テンプレートで次の利点が得られます。

テンプレートでサイトの設定に簡単にアクセスできる
コードが簡潔になる

注意点

Django 2.0 以降では、RequestContext は非推奨になりました。代わりに、django.template.context.make_context 関数を使用してコンテキストを作成することをお勧めします。

from django.template.context import make_context

# 現在のリクエストオブジェクトを取得
request = ...

# テンプレートを取得
template = loader.get_template('mytemplate.html')

# コンテキストを作成
context = make_context(request)

# コンテキスト変数を追加
context['my_variable'] = 'Hello, world!'

# テンプレートをレンダリング
rendered_html = template.render(context)

例

RequestContext を使用して、ログイン中のユーザーの名前を表示するテンプレートを作成する例を次に示します。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>My Template</title>
</head>
<body>
  <h1>ようこそ、{{ user.username }} さん!</h1>
</body>
</html>

上記のテンプレートは、user という名前のコンテキスト変数に、ログイン中のユーザーの username 属性が含まれていることを前提としています。

django.template.Template.render メソッドは、テンプレートをレンダリングします。
django.template.Template クラスは、テンプレートオブジェクトを表します。
django.template.loader モジュールには、テンプレートファイルをロードするための関数とクラスが用意されています。
django.template.context_processors モジュールには、テンプレートコンテキストに自動的に追加されるコンテキスト変数を定義するコンテキストプロセッサが用意されています。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>My Template</title>
</head>
<body>
  <h1>ようこそ、{{ user.username }} さん!</h1>
</body>
</html>

from django.http import HttpResponse
from django.shortcuts import render
from django.template import RequestContext
from django.contrib.auth.decorators import login_required

# ログイン必須のビュー
@login_required
def my_view(request):
  # 現在のリクエストオブジェクトを取得
  request = request

  # テンプレートを取得
  template = loader.get_template('mytemplate.html')

  # コンテキストを作成
  context = RequestContext(request)

  # テンプレートをレンダリング
  rendered_html = template.render(context)

  # レンダリングされた HTML をレスポンスとして返す
  return HttpResponse(rendered_html)

例2：サイトの設定にアクセスする

この例では、RequestContext を使用して、サイトの設定にアクセスするテンプレートを作成します。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>My Template</title>
</head>
<body>
  <h1>サイト名: {{ settings.SITE_NAME }}</h1>
</body>
</html>

from django.http import HttpResponse
from django.shortcuts import render
from django.template import RequestContext
from django.conf import settings

def my_view(request):
  # 現在のリクエストオブジェクトを取得
  request = request

  # テンプレートを取得
  template = loader.get_template('mytemplate.html')

  # コンテキストを作成
  context = RequestContext(request)

  # テンプレートをレンダリング
  rendered_html = template.render(context)

  # レンダリングされた HTML をレスポンスとして返す
  return HttpResponse(rendered_html)

例3：テンプレートにリクエスト情報を渡す

この例では、RequestContext を使用して、テンプレートにリクエスト情報を渡します。

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <title>My Template</title>
</head>
<body>
  <h1>リクエストパス: {{ request.path }}</h1>
  <h1>リクエストメソッド: {{ request.method }}</h1>
</body>
</html>

from django.http import HttpResponse
from django.shortcuts import render
from django.template import RequestContext

def my_view(request):
  # 現在のリクエストオブジェクトを取得
  request = request

  # テンプレートを取得
  template = loader.get_template('mytemplate.html')

  # コンテキストを作成
  context = RequestContext(request)

  # テンプレートをレンダリング
  rendered_html = template.render(context)

  # レンダリングされた HTML をレスポンスとして返す
  return HttpResponse(rendered_html)

Django テンプレートエンジンには、他にも多くの機能があります。詳細については、Django のドキュメントを参照してください。
これらの例は、Django の基本的な使用方法のみを示しています。

django.template.context.make_context関数を使う

これが最も一般的で推奨される方法です。

from django.template.context import make_context

# 現在のリクエストオブジェクトを取得
request = ...

# テンプレートを取得
template = loader.get_template('mytemplate.html')

# コンテキストを作成
context = make_context(request)

# コンテキスト変数を追加
context['my_variable'] = 'Hello, world!'

# テンプレートをレンダリング
rendered_html = template.render(context)

django.shortcuts.render関数を使う

from django.shortcuts import render

# 現在のリクエストオブジェクトを取得
request = ...

# テンプレートとコンテキストを指定してレンダリング
rendered_html = render(request, 'mytemplate.html', {'my_variable': 'Hello, world!'})

手動でコンテキストを作成する

シンプルなテンプレートの場合、手動でコンテキストを作成することもできます。

# テンプレートコンテキストを作成
context = {
  'my_variable': 'Hello, world!',
  # 必要なその他のコンテキスト変数
}

# テンプレートを取得
template = loader.get_template('mytemplate.html')

# テンプレートをレンダリング
rendered_html = template.render(context)

新しいコードを書く場合は、上記の代替方法を使用することをお勧めします。
将来的に削除される可能性があります。
RequestContextはDjango 2.0以降で非推奨になっています。

【初心者向け】Djangoテンプレート: `app_directories.Loader` を使ってテンプレートファイルを検索しよう

django. template. loaders. app_directories. Loader は、Django テンプレートエンジンがテンプレートファイルを検索する際に使用するローダーの一つです。このローダーは、INSTALLED_APPS に登録されている各アプリの templates サブディレクトリからテンプレートファイルを検索します。

Djangoテンプレートシステムにおける重要なメソッド `template.loaders.base.Loader.get_template_sources()`とは？

テンプレートファイルの検索: 特定のテンプレート名に一致するテンプレートファイルを検索します。潜在的なソースのリスト作成: 一致するテンプレートファイルが見つかった場合、そのファイルの潜在的なソースのリストを作成します。潜在的なソースには、ファイルパスやデータベースエントリなどが含まれます。

Djangoテンプレート: 組み込みテンプレートタグとフィルターの代替方法

テンプレートタグは、テンプレート内で論理処理を実行するために使用されます。変数の値を出力したり、ループを反復したり、条件分岐を実行したりすることができます。例この例では、for テンプレートタグを使用して、articles 変数に格納された記事コレクションをループします。ループ内で、各記事のタイトルと本文を出力します。

Django API における URL パターンとビュー関数を徹底解説！

set_urlconf(): プロジェクト全体の URLconf を設定します。これは通常、settings. py モジュールで行われます。例： set_urlconf('myproject. urls') は、myproject プロジェクトの urls

Django の URL 解決システムにおける urls.ResolverMatch.app_name 属性とは？

django. urls. urls. ResolverMatch. app_name は、Django の URL 解決システムにおいて、現在処理されているURLが属するアプリケーションの名前を表す属性です。これは、URL テンプレートやビュー関数内で、現在処理されているアプリケーションに関する情報を取得するために使用されます。

Python による Web 開発: Django の urls.ResolverMatch.kwargs を使ってより洗練された URL を作成する

Django の URL ディスパッチャシステムは、リクエストされた URL を URL パターンと照合し、対応するビュー関数を呼び出す役割を担っています。URL パターンには、path() や re_path() などの関数を使用して定義され、固定部分と動的な部分を含むことができます。動的な部分は、<> で囲まれた名前付きグループとして定義されます。

Django: urls.ResolverMatch.route を使って URL パターンの情報を自在に操る

django. urls. urls. ResolverMatch. route は、DjangoのURL解決システムにおいて、リクエストされたURLと一致するURLパターンを表すオブジェクトです。このオブジェクトには、一致したURLパターンの情報だけでなく、ビュー関数へのパスや引数などの情報も含まれています。

Django の urls.ResolverMatch.url_name を分かりやすく解説

URL パターン識別複雑な URL 構造を持つ場合、url_name を使用することで、現在アクセスされている URL パターンを特定することができます。テンプレートでの利用テンプレート内で url_name を使用することで、現在の URL に基づいて動的にコンテンツを生成することができます。

Django: サブディレクトリ配置でも安心！ urls.get_script_prefix() でURL生成

django. urls. get_script_prefix() は、Django プロジェクトのスクリプトプレフィックスを取得するために使用されるユーティリティ関数です。スクリプトプレフィックスは、URL のルートパスに相当する部分であり、プロジェクトがサブディレクトリに配置されている場合に重要になります。

テンプレートで動的にURLを生成する方法 - {% url %} タグと reverse_lazy() 関数徹底解説

urls. reverse() 関数は、以下の引数を取ります。current_app 現在のアプリケーション (オプション)kwargs ビュー関数に渡されるキーワード引数の辞書 (オプション)args ビュー関数に渡される引数のリスト (オプション)