Django: ステータスコードだけでは足りない？理由フレーズを使いこなす

StreamingHttpResponse は、Django フレームワークで提供されるストリーミング HTTP レスポンスオブジェクトです。reason_phrase 属性は、このレスポンスのステータスコードに対応する理由フレーズを設定または取得するために使用されます。

理由フレーズとは

理由フレーズは、HTTP ステータスコードと共に送信される短い説明文です。例えば、ステータスコード 404 の場合、一般的な理由フレーズは "Not Found" となります。

StreamingHttpResponse.reason_phrase 属性

StreamingHttpResponse.reason_phrase 属性は、以下の操作に使用できます。

• カスタム理由フレーズを設定
  ステータスコードに合わせたカスタムの理由フレーズを設定できます。
• デフォルトの理由フレーズを取得
  ステータスコードに基づいたデフォルトの理由フレーズを取得できます。

例

from django.http import StreamingHttpResponse

def my_view(request):
    # ステータスコード 200 のデフォルトの理由フレーズを取得
    response = StreamingHttpResponse()
    reason_phrase = response.reason_phrase
    print(reason_phrase)  # -> "OK"

    # ステータスコード 404 のカスタム理由フレーズを設定
    response = StreamingHttpResponse(status=404)
    response.reason_phrase = "My Custom Reason Phrase"
    print(response.reason_phrase)  # -> "My Custom Reason Phrase"

• reason_phrase 属性は、HttpResponse クラスでも使用できます。

StreamingHttpResponse.reason_phrase 属性は、HTTP ステータスコードに対応する理由フレーズを設定または取得するために使用されます。デフォルトの理由フレーズを取得したり、カスタムの理由フレーズを設定したりすることができます。

---

デフォルトの理由フレーズを取得

from django.http import StreamingHttpResponse

def my_view(request):
    # ステータスコード 200 のデフォルトの理由フレーズを取得
    response = StreamingHttpResponse()
    reason_phrase = response.reason_phrase
    print(reason_phrase)  # -> "OK"

このコードは、StreamingHttpResponse オブジェクトを作成し、reason_phrase 属性を使用してデフォルトの理由フレーズを取得します。ステータスコード 200 の場合、デフォルトの理由フレーズは "OK" となります。

カスタム理由フレーズを設定

from django.http import StreamingHttpResponse

def my_view(request):
    # ステータスコード 404 のカスタム理由フレーズを設定
    response = StreamingHttpResponse(status=404)
    response.reason_phrase = "My Custom Reason Phrase"
    print(response.reason_phrase)  # -> "My Custom Reason Phrase"

解説

このコードは、StreamingHttpResponse オブジェクトを作成し、status 引数を使用してステータスコード 404 を設定します。その後、reason_phrase 属性を使用して "My Custom Reason Phrase" というカスタムの理由フレーズを設定します。

from django.http import StreamingHttpResponse

def my_view(request):
    try:
        # 処理を実行
        pass
    except Exception as e:
        # エラーが発生した場合、ステータスコード 500 とカスタム理由フレーズを設定
        response = StreamingHttpResponse(status=500)
        response.reason_phrase = f"Error: {e}"
        return response

    # 処理が成功した場合、ステータスコード 200 とデフォルトの理由フレーズを設定
    response = StreamingHttpResponse()
    return response

解説

このコードは、try-except ブロックを使用してエラー処理を行います。処理中に例外が発生した場合、ステータスコード 500 と f"Error: {e}" というカスタムの理由フレーズを設定した StreamingHttpResponse オブジェクトを返します。処理が成功した場合、ステータスコード 200 とデフォルトの理由フレーズを設定した StreamingHttpResponse オブジェクトを返します。

---

from django.http import StreamingHttpResponse

def my_view(request):
    # ステータスコード 404 のカスタム理由フレーズを設定
    response = StreamingHttpResponse(status=404)
    response['Reason-Phrase'] = "My Custom Reason Phrase"
    print(response['Reason-Phrase'])  # -> "My Custom Reason Phrase"

解説

このコードは、StreamingHttpResponse オブジェクトの Reason-Phrase ヘッダーを使用して、"My Custom Reason Phrase" というカスタムの理由フレーズを設定します。

ステータスコードオブジェクトを使用して理由フレーズを設定

http.client モジュールの HTTPStatus オブジェクトを使用して、理由フレーズを設定することができます。

from django.http import StreamingHttpResponse
from http.client import HTTPStatus

def my_view(request):
    # ステータスコード 404 のカスタム理由フレーズを設定
    response = StreamingHttpResponse(status=HTTPStatus.NOT_FOUND)
    print(response.reason_phrase)  # -> "Not Found"

解説

このコードは、http.client モジュールの HTTPStatus オブジェクトを使用して、ステータスコード 404 とその対応する理由フレーズ "Not Found" を設定します。

サードパーティライブラリを使用

django-rest-framework などのサードパーティライブラリを使用すると、より簡単に理由フレーズを設定できる場合があります。

例：django-rest-framework を使用

from rest_framework import status
from rest_framework.response import StreamingHttpResponse

def my_view(request):
    # ステータスコード 404 のカスタム理由フレーズを設定
    response = StreamingHttpResponse(status=status.HTTP_404_NOT_FOUND)
    print(response.reason_phrase)  # -> "Not Found"

解説

このコードは、django-rest-framework モジュールの status モジュールを使用して、ステータスコード 404 とその対応する理由フレーズ "Not Found" を設定します。