Django forms.FilePathField.recursive オプションの詳細解説

使い方

from django import forms

class MyForm(forms.Form):
    file_path = forms.FilePathField(
        path='/path/to/directory',
        recursive=True,
        match='*.txt',  # 拡張子が .txt のファイルのみ表示
    )

上記の例では、/path/to/directory ディレクトリとそのサブディレクトリ内のすべての .txt ファイルが file_path フィールドの選択肢として表示されます。

オプション

allow_folders: True に設定すると、フォルダーを表示します。
allow_files: True に設定すると、ファイルを表示します。
match: ファイル名の正規表現パターンを指定します。このパターンに一致するファイルのみが表示されます。
recursive: True に設定すると、サブディレクトリを再帰的に探索します。
path: 選択肢を表示するディレクトリへの絶対パスを指定します。

ファイルパスは、選択リストではなく、ドロップダウンリストとして表示されます。
match オプションは、allow_files オプションが True に設定されている場合にのみ有効です。
recursive オプションは、allow_folders オプションが True に設定されている場合にのみ有効です。

例

以下の例は、ユーザーが /path/to/images ディレクトリとそのサブディレクトリ内のすべての画像ファイルをアップロードできるフォームを作成する方法を示します。

from django import forms

class ImageUploadForm(forms.Form):
    image_file = forms.FilePathField(
        path='/path/to/images',
        recursive=True,
        match='.*\.(jpg|jpeg|png|gif)',  # 画像ファイルの拡張子
        allow_files=True,
    )

from django import forms

class MyForm(forms.Form):
    file_or_folder = forms.FilePathField(
        path='/path/to/directory',
        recursive=True,
    )

このコードは、/path/to/directory ディレクトリとそのサブディレクトリ内のすべてのファイルとフォルダーを file_or_folder フィールドの選択肢として表示します。

例2: 画像ファイルのアップロード

from django import forms

class ImageUploadForm(forms.Form):
    image_file = forms.FilePathField(
        path='/path/to/images',
        recursive=True,
        match='.*\.(jpg|jpeg|png|gif)',
        allow_files=True,
    )

このコードは、ユーザーが /path/to/images ディレクトリとそのサブディレクトリ内のすべての画像ファイルをアップロードできるフォームを作成します。

例3: 特定のファイルタイプの選択

from django import forms

class DocumentUploadForm(forms.Form):
    document_file = forms.FilePathField(
        path='/path/to/documents',
        recursive=True,
        match='^(.+\.(pdf|docx|xlsx))$',  # PDF、Word、Excel ファイルのみ
        allow_files=True,
    )

このコードは、ユーザーが /path/to/documents ディレクトリとそのサブディレクトリ内のすべての PDF、Word、Excel ファイルをアップロードできるフォームを作成します。

ファイルパスフィールドのセキュリティに関する考慮事項については、Django のドキュメントを参照してください。
これらの例は、基本的な使い方を示しています。必要に応じてオプションをカスタマイズできます。

カスタムウィジェット

カスタムウィジェットを作成して、必要なファイルを表示するロジックを実装することができます。これは、より複雑な要件がある場合に役立ちます。

from django.forms import widgets
import os

class RecursiveFilePathWidget(widgets.MultiValueWidget):
    def __init__(self, *args, **kwargs):
        super().__init__(*args, **kwargs)
        self.path = kwargs.pop('path')
        self.recursive = kwargs.pop('recursive')
        self.match = kwargs.pop('match')

    def get_files(self, path):
        files = []
        for root, _, filenames in os.walk(path):
            for filename in filenames:
                if not self.match or re.match(self.match, filename):
                    files.append(os.path.join(root, filename))
        return files

    def render(self, name, value, attrs=None):
        files = self.get_files(self.path)
        choices = [(os.path.relpath(file, self.path), file) for file in files]
        select_widget = widgets.Select(choices=choices)
        return select_widget.render(name, value, attrs)

上記の例では、RecursiveFilePathWidget というカスタムウィジェットを作成しています。このウィジェットは、path、recursive、match オプションを受け取ります。

match: ファイル名の正規表現パターンを指定します。このパターンに一致するファイルのみが表示されます。
recursive: True に設定すると、サブディレクトリを再帰的に探索します。
path: 選択肢を表示するディレクトリへのパス

このウィジェットを使用して、次のようにフォームを作成できます。

from django import forms

class MyForm(forms.Form):
    file_path = forms.CharField(widget=RecursiveFilePathWidget(
        path='/path/to/directory',
        recursive=True,
        match='.*\.(txt|pdf)',  # 拡張子が .txt または .pdf のファイルのみ
    ))

JavaScript

JavaScript を使用して、ファイルシステムを探索し、必要なファイルを表示することができます。これは、よりインタラクティブなユーザーエクスペリエンスを作成する場合に役立ちます。

<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>File Uploader</title>
    <script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.5.1/jquery.min.js"></script>
    <script>
        $(document).ready(function() {
            $('#file_path').change(function() {
                var path = $(this).val();
                $.ajax({
                    url: '/get_files/',
                    data: {
                        path: path
                    },
                    success: function(data) {
                        var files = data.files;
                        var options = '';
                        for (var i = 0; i < files.length; i++) {
                            options += '<option value="' + files[i] + '">' + files[i] + '</option>';
                        }
                        $('#file_list').html(options);
                    }
                });
            });
        });
    </script>
</head>
<body>
    <input type="text" id="file_path" placeholder="Choose a directory">
    <select id="file_list">
        <option value="">Select a file</option>
    </select>
</body>
</html>

上記の例では、HTML ファイルと JavaScript コードを作成しています。このコードは、ユーザーがディレクトリを選択すると、そのディレクトリ内のすべてのファイルを file_list セレクトボックスに表示します。

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