Cypressでテストの幅を広げる!Cypress.Blobでファイルアップロードを可能にする
Blob オブジェクト とは、バイナリデータを格納するための JavaScript オブジェクトです。ファイルアップロードでは、通常、アップロードするファイルを Blob オブジェクトとして表現します。
Cypress.Blob を使用すると、以下のことができます。
- API リクエスト にファイルを添付するために、Base64 エンコードされたデータ を Blob オブジェクトに変換することができます。
- Base64 エンコードされた画像 を Blob オブジェクトに変換し、画像アップロード機能をテストすることができます。
Cypress.Blob の使用方法
Cypress.Blob を使用するには、以下の手順に従います。
- Base64 エンコードされた文字列 を用意します。
- Cypress.Blob.binaryStringToBlob()` メソッド を使用して、Base64 エンコードされた文字列を Blob オブジェクトに変換します。
- 変換された Blob オブジェクトを、ファイルアップロード機能 または API リクエスト に使用します。
例
以下の例では、Base64 エンコードされた画像 を Blob オブジェクトに変換し、画像アップロード機能をテストする方法を示します。
// Base64 エンコードされた画像文字列
const base64Image = 'data:image/png;base64,iVBORw0KGgoAAAANSUhEUgAAAAEAAAABCAQAAAC1HAwCAAAAC0lEQVR42mNkYAAAAAYAAjCB0C9';
// Base64 エンコードされた文字列を Blob オブジェクトに変換
const blob = Cypress.Blob.binaryStringToBlob(base64Image);
// 画像アップロード機能に Blob オブジェクトを渡す
cy.get('input[type="file"]').upload(blob);
HTML
<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>Cypress Blob Example</title>
</head>
<body>
<input type="file" id="file-input">
<button id="upload-button">Upload</button>
<script src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.0.min.js"></script>
<script src="https://cdn.cypress.io/browserify/dist/cypress.min.js"></script>
<script>
$(document).ready(function() {
$('#upload-button').click(function() {
const fileInput = $('#file-input')[0];
const file = fileInput.files[0];
if (file) {
const reader = new FileReader();
reader.onload = function(event) {
const base64Image = event.target.result;
const blob = Cypress.Blob.binaryStringToBlob(base64Image);
cy.fixture('images/logo.png').
cy. get('input[type=file]').
const blob = Cypress. Blob.
$input.
return Cypress. Blob.
const img = Cypress.$('< img />', { src: dataUrl })
cy. get('.utility-blob').
cy. get('.utility-blob img').
cy.request({
method: 'POST',
url: '/upload',
body: blob,
}).then(function(response) {
console.log('File uploaded successfully:', response);
}).catch(function(error) {
console.error('Failed to upload file:', error);
});
};
reader.readAsDataURL(file);
} else {
alert('Please select a file to upload');
}
});
});
</script>
</body>
</html>
JavaScript
// Cypress テストコード
describe('File Upload Test', function() {
it('should upload an image file', function() {
cy.visit('index.html');
// ファイルを選択
cy.get('#file-input').attachFile('images/test.jpg');
// アップロードボタンをクリック
cy.get('#upload-button').click();
// アップロードが成功したことを確認
cy.request({
url: '/upload',
method: 'POST'
}).then(function(response) {
expect(response.status).to.equal(200);
expect(response.body).to.contain('File uploaded successfully');
});
});
});
この例では、以下の処理が行われます。
- HTML ファイルで、ファイル入力 と アップロードボタン を定義します。
- JavaScript コードで、アップロードボタンがクリックされたときのイベントリスナー を定義します。
- イベントリスナー内で、選択されたファイル を処理します。
- FileReader API を使用して、選択されたファイルを Base64 エンコードされた文字列 に変換します。
- Cypress.Blob.binaryStringToBlob()` メソッド を使用して、Base64 エンコードされた文字列を Blob オブジェクト に変換します。
- **cy.request()` コマンドを使用して、API エンドポイント に Blob オブジェクトを POST リクエスト として送信します。
- API エンドポイント は、アップロードされたファイルを処理し、成功または失敗の応答 を返します。
- Cypress テストコードは、API エンドポイントからの応答を検証 し、アップロードが成功したことを確認します。
追加の例
以下の追加の例は、Cypress.Blob を使用して さまざまな種類のファイル をアップロードする方法を示しています。
- PDFファイルをアップロードする
- CSVファイルをアップロードする
- テキストファイルをアップロードする
代替手段の例
- サードパーティ製のライブラリ:ファイルアップロードを処理するのに役立つサードパーティ製のライブラリがいくつかあります。これらのライブラリは、追加機能や使いやすさを提供する場合があります。
- Base64 エンコードされたデータを直接アップロードする:一部の API エンドポイントは、Base64 エンコードされたデータとしてファイルを直接受け入れることができます。この場合、Cypress.Blob を使用して Blob オブジェクトを作成する必要はありません。
- FileReader API:FileReader API は、JavaScript でファイルを操作するための標準的な API です。Base64 エンコードされた文字列を含むさまざまな方法でファイルを処理するために使用できます。
代替手段を選択する際の考慮事項
Cypress.Blob の代替手段を選択する際には、以下の点を考慮する必要があります。
- テスト環境との互換性:選択した代替手段が、使用しているテスト環境と互換性があることを確認してください。
- コミュニティサポート:活発なコミュニティを持つ代替手段を選択すると、問題が発生した場合にサポートを受けやすくなります。
- 使いやすさ:使いやすい代替手段を選択します。
- 必要な機能:必要な機能を提供する代替手段を選択します。
具体的な代替手段
以下に、Cypress.Blob の代替手段として検討できる具体的なオプションをいくつか示します。
- Base64 エンコードされたデータを直接アップロードする:このオプションは、API エンドポイントが Base64 エンコードされたデータを受け入れる場合にのみ使用できます。