React Native開発者必見!FlatListのパフォーマンス問題解決ガイド(removeClippedSubviewsは過去のもの)
- Increased complexity
Making the scrolling experience less predictable. - Incorrect layout measurements
Issues with calculating the correct height or width of items. - Content flickering
Views disappearing and reappearing abruptly.
Therefore, FlatList#removeClippedSubviews
is no longer a valid or supported property in current versions of React Native. You do not need to concern yourself with it.
React Native's FlatList
component is already highly optimized for rendering long lists of data efficiently. It achieves this through:
- Recycling
Reusing existing view components instead of creating new ones as you scroll. - Virtualization
Only rendering the items that are currently visible on the screen, plus a small buffer around them.
If you are experiencing performance issues with your FlatList
, you should look into other optimization techniques, such as:
- windowSize
Adjusting the number of items rendered off-screen. - Pure components or React.memo
Preventing unnecessary re-renders of list items. - getItemLayout
Providing explicit layout information for items if they have a fixed height. - keyExtractor
Ensuring each item has a unique and stable key.
However, as I explained before, FlatList#removeClippedSubviews
is no longer a valid or supported prop in current versions of React Native. It was deprecated and removed because it caused more problems than it solved.
Therefore, there are no common errors or troubleshooting steps related to FlatList#removeClippedSubviews
in actively maintained React Native projects, because the prop simply doesn't exist and shouldn't be used. If you find it in older code, it's a vestige of a past approach that has been superseded.
If you are encountering issues with FlatList
in React Native, the problems are not going to be related to removeClippedSubviews
. Instead, you should look into other common FlatList
performance and rendering issues, such as:
- Mutating data directly:
FlatList
に渡すデータ配列を直接変更するのではなく、常に新しい配列を作成してdata
プロップを更新する必要があります。 - Large
windowSize
:windowSize
が大きすぎると、ビューポート外のアイテムを必要以上に多くレンダリングしようとし、メモリ使用量が増加する可能性があります。 - Incorrect
getItemLayout
:FlatList
が各アイテムのサイズを正確に推測できない場合、スクロールのジャンプや空白が生じることがあります。固定高さのアイテムの場合はgetItemLayout
を正しく実装することが重要です。 - Complex or expensive item rendering: リストの各アイテムが複雑な計算や多くのコンポーネントを含んでいる場合、パフォーマンスが低下する可能性があります。
React.memo
やshouldComponentUpdate
を使って不要な再レンダリングを防ぐことを検討してください。 - Missing or unstable
keyExtractor
: 各リストアイテムに一意で安定したkey
がない場合、再レンダリングの問題や予期せぬ動作が発生する可能性があります。
したがって、このプロパティを使用する有効なプログラミング例コードは存在しません。 もし古いコードベースでこれを見かけたとしても、それは過去の遺物であり、削除しても問題ありません。
なぜ removeClippedSubviews
が削除されたのか(簡単な歴史的背景)
かつて removeClippedSubviews
は、スクロール可能なビュー(ScrollView
やFlatList
)の可視領域外にあるサブビューをアンマウントすることで、メモリ使用量とパフォーマンスを向上させようとする試みでした。しかし、これは期待通りの効果を発揮せず、むしろ以下のようなデバッグが困難な問題を引き起こしました。
- 状態の喪失: アンマウントされたコンポーネントの状態が失われる。
- レイアウトの誤計算: アイテムの高さや位置が正しく計算されず、スクロールがぎこちなくなる。
- ビューの予期せぬ表示・非表示 (Flickering): スクロール中にコンテンツが突然消えたり現れたりする現象。
これらの問題により、開発体験とユーザー体験の両方が損なわれたため、React Nativeの開発チームはこれを削除し、より堅牢な最適化メカニズム(仮想化、ビューのリサイクルなど)に注力することにしました。
FlatList
は、removeClippedSubviews
がなくても、デフォルトで非常に高いパフォーマンスを発揮するように設計されています。主な最適化メカニズムは以下の通りです。
- ビューのリサイクル (View Recycling): スクロール時に新しいコンポーネントを作成するのではなく、すでに作成されたビューを再利用します。
- 仮想化 (Virtualization): 画面に表示されているアイテムとその前後の少数のバッファアイテムのみをレンダリングします。
もし FlatList
のパフォーマンスに問題がある場合は、removeClippedSubviews
ではなく、以下の現在の最適化プラクティスを確認してください。
windowSize
の調整: 画面外にレンダリングするアイテム数を調整します。React.memo
やPureComponent
の使用: 各リストアイテムのコンポーネントが無駄に再レンダリングされないようにします。getItemLayout
の使用: アイテムの高さが固定の場合にレイアウト情報を事前に提供することで、スクロールパフォーマンスを向上させます。keyExtractor
の適切な使用: 各リストアイテムに一意で安定したキーを提供します。
したがって、「代替方法」というのは、removeClippedSubviews
のようなプロパティを直接設定するものではなく、現代のFlatList
でリストのパフォーマンスを最大化するための一般的なプラクティスと理解してください。
-
keyExtractor
の適切な使用 (最も重要)- 目的: リスト内の各アイテムを一意に識別するため。これにより、
FlatList
はアイテムの追加、削除、移動を効率的に追跡し、不要な再レンダリングを避けることができます。 - 方法: 各アイテムのデータから一意の文字列を返す関数を指定します。通常、データオブジェクトの
id
プロパティが使われます。 - 例:
<FlatList data={myData} keyExtractor={(item) => item.id.toString()} // 各アイテムにユニークなIDがある場合 renderItem={({ item }) => <MyListItem item={item} />} />
- 注意点:
index
をkey
として使うのは、リストの要素が追加・削除・並べ替えされる場合に問題を引き起こす可能性があるため、避けるべきです。
- 目的: リスト内の各アイテムを一意に識別するため。これにより、
-
getItemLayout
の使用 (固定高さのアイテムの場合)- 目的: 各アイテムのレイアウト情報を
FlatList
に事前に伝えることで、レンダリングやスクロール中のレイアウト計算をスキップし、パフォーマンスを向上させます。特にスクロールの滑らかさに寄与します。 - 方法: アイテムの高さが固定の場合に、
length
(アイテムの高さ)、offset
(そのアイテムがリストのどの位置にあるか)、index
を返す関数を指定します。 - 例:
const ITEM_HEIGHT = 100; // アイテムの高さが100であると仮定 <FlatList data={myData} keyExtractor={(item) => item.id.toString()} getItemLayout={(data, index) => ( { length: ITEM_HEIGHT, offset: ITEM_HEIGHT * index, index } )} renderItem={({ item }) => <MyListItem item={item} />} />
- 注意点: 可変高さのアイテムには使用できません。その場合、
getItemLayout
を省略する必要があります。
- 目的: 各アイテムのレイアウト情報を
-
renderItem
内のコンポーネントの最適化 (React.memo
/PureComponent
)- 目的: リストのアイテムコンポーネントが不要に再レンダリングされるのを防ぎます。
FlatList
はデータが変わったときだけでなく、親コンポーネントが再レンダリングされた場合にもrenderItem
が呼び出される可能性があります。 - 方法:
renderItem
でレンダリングされる個々のリストアイテムのコンポーネントをReact.memo
でラップするか、クラスコンポーネントの場合はPureComponent
を使用します。 - 例:
// MyListItem.js import React from 'react'; import { View, Text } from 'react-native'; const MyListItem = React.memo(({ item }) => { console.log(`Rendering item: ${item.id}`); // デバッグ用 return ( <View style={{ height: 100, justifyContent: 'center', alignItems: 'center', borderBottomWidth: 1 }}> <Text>{item.title}</Text> </View> ); }); export default MyListItem; // ParentComponent.js <FlatList data={myData} keyExtractor={(item) => item.id.toString()} renderItem={({ item }) => <MyListItem item={item} />} // 最適化されたコンポーネントを使用 />
- 注意点:
item
プロップや他のプロップが頻繁に変わる場合、React.memo
の効果は限定的になります。
- 目的: リストのアイテムコンポーネントが不要に再レンダリングされるのを防ぎます。
-
windowSize
の調整- 目的: 画面に表示されている領域外でどのくらいのアイテムをレンダリングしておくかを制御します。大きすぎるとメモリ消費が増え、小さすぎるとスクロール中に空白が表示される可能性があります。
- 方法: デフォルト値は
21
(画面の上下にそれぞれ10.5
ビューポート分)ですが、アプリのメモリ制約やスクロールのパターンに応じて調整します。 - 例:
<FlatList data={myData} keyExtractor={(item) => item.id.toString()} renderItem={({ item }) => <MyListItem item={item} />} windowSize={10} // デフォルトより少なくしてメモリ消費を抑えるなど />
-
initialNumToRender
の調整- 目的:
FlatList
が最初にマウントされたときに、いくつのアイテムをレンダリングするかを指定します。 - 方法: アプリケーションの起動時のパフォーマンスを考慮して設定します。
- 例:
<FlatList data={myData} keyExtractor={(item) => item.id.toString()} renderItem={({ item }) => <MyListItem item={item} />} initialNumToRender={5} // 最初の5つのアイテムをレンダリング />
- 目的:
-
removeClippedSubviews
と関連する問題の解決策(過去の経緯を理解するため)removeClippedSubviews
が引き起こした問題は、主にコンポーネントのアンマウントと再マウントに起因していました。現在、FlatList
は仮想化とリサイクルによってこの問題を回避しています。つまり、ビューポート外に出たアイテムのコンポーネントはアンマウントされるのではなく、再利用(リサイクル)されるため、状態の喪失やちらつきが大幅に軽減されています。