例 1: 名前空間接頭辞付き属性の取得

• 戻り値
  
  • 属性値 (存在しない場合は空文字列)
  • NULL: 属性が存在しない場合、または要素ノード上にいない場合
• 引数
  
  • $localName: 取得したい属性のローカル名
  • $namespaceURI: 取得したい属性の名前空間URI

具体的な使用方法

<?php

$xml = <<<XML
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<root xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
      xmlns="http://example.com/namespace">
  <element xsi:type="complexType" name="myElement">
    <attribute xmlns:attr="http://example.com/attributes" attr:name="value" />
  </element>
</root>
XML;

$reader = new XMLReader();
$reader->xml($xml);

while ($reader->read()) {
    if ($reader->nodeType === XMLReader::ELEMENT) {
        $attributeValue = $reader->getAttributeNs('name', 'http://example.com/attributes');
        echo "属性値: $attributeValue\n";
    }
}

$reader->close();

この例では、http://example.com/attributes 名前空間URIを持つ name 属性の値を取得しています。

• XMLReader::getAttributeNo() 関数を使用して、属性インデックス番号で属性値を取得することもできます。
• XMLReader::moveToFirstAttribute() 関数を使用して、現在の要素の最初の属性に移動してから、getAttributeNs() 関数を使用することもできます。
• XMLReader::getAttribute() 関数は、名前空間URIを指定せずに属性値を取得するために使用できます。

---

例 1: 名前空間接頭辞付き属性の取得

この例では、http://example.com/ 名前空間接頭辞を持つ xsi:type 属性の値を取得します。

<?php

$xml = <<<XML
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<root xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
  <element xsi:type="complexType" />
</root>
XML;

$reader = new XMLReader();
$reader->xml($xml);

while ($reader->read()) {
    if ($reader->nodeType === XMLReader::ELEMENT) {
        $attributeValue = $reader->getAttributeNs('type', 'xsi');
        echo "属性値: $attributeValue\n";
    }
}

$reader->close();

例 2: デフォルトの名前空間URIを持つ属性の取得

この例では、デフォルトの名前空間URIを持つ id 属性の値を取得します。

<?php

$xml = <<<XML
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<root xmlns="http://example.com/namespace">
  <element id="myElement" />
</root>
XML;

$reader = new XMLReader();
$reader->xml($xml);

while ($reader->read()) {
    if ($reader->nodeType === XMLReader::ELEMENT) {
        $attributeValue = $reader->getAttributeNs('id');
        echo "属性値: $attributeValue\n";
    }
}

$reader->close();

例 3: プレフィックスなしの名前空間URIを持つ属性の取得

この例では、プレフィックスなしの名前空間URIを持つ xml:lang 属性の値を取得します。

<?php

$xml = <<<XML
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<root xml:lang="en">
  <element />
</root>
XML;

$reader = new XMLReader();
$reader->xml($xml);

while ($reader->read()) {
    if ($reader->nodeType === XMLReader::ELEMENT) {
        $attributeValue = $reader->getAttributeNs('lang', ''); // プレフィックスなし
        echo "属性値: $attributeValue\n";
    }
}

$reader->close();

---

XMLReader::getAttribute()

• 例
  
• 欠点
  
  • 名前空間接頭辞がわからない場合、または属性が複数の名前空間接頭辞を持つ可能性がある場合は使用できない
• 利点
  
  • XMLReader::getAttributeNs よりもシンプルで高速な場合がある
  • 名前空間接頭辞が事前にわかっている場合に適している
• 説明
  名前空間を指定せずに属性値を取得します。

$attributeValue = $reader->getAttribute('name');

DOMXPath

• 例
  
• 欠点
  
  • XMLReader::getAttributeNs よりも処理速度が遅い場合がある
  • DOMXPath を使用する前に、XML を DOM にパースする必要がある
• 利点
  
  • 名前空間接頭辞、属性名、さらには属性値に基づいて属性をより柔軟に選択できます。
  • XML 構造を操作する必要がある場合にも役立ちます。
• 説明
  XML DOM を操作するための XPath セレクタを使用します。

$xpath = new DOMXPath($document);
$attributeValue = $xpath->evaluate('//element/@attr:name', $node)->item(0)->nodeValue;

SimpleXML

• 例
  
• 欠点
  
  • 複雑な XML 構造を処理するのに適していない
  • 名前空間を処理する機能が限られている
• 利点
  
  • 読みやすく、記述量が少なくて済む
  • 小規模な XML ドキュメントを処理する場合に適している
• 説明
  シンプルで軽量な XML パースライブラリを使用して属性値を取得します。

$xml = simplexml_load_string($xmlString);
$attributeValue = $xml->element['attr:name'];

最適な代替方法を選択する

上記で紹介した代替方法はそれぞれ長所と短所があるため、状況に応じて最適な方法を選択する必要があります。

• 読みやすく記述量の少ない方法が必要な場合は
  SimpleXML を使用します。
• 名前空間接頭辞を柔軟に処理する必要がある場合は
  DOMXPath を使用します。
• シンプルで高速な方法が必要な場合は
  XMLReader::getAttribute を使用します。

これらの代替方法に加えて、独自の関数を作成して特定のニーズに合わせた属性値の取得することもできます。

• 読みやすさと記述量を重視する場合は、SimpleXML が良い選択肢となる可能性があります。
• 複雑な XML 構造を処理する場合は、DOMXPath が最も汎用性の高いオプションとなる可能性があります。
• 使用する代替方法にかかわらず、パフォーマンスとメモリ使用量を考慮する必要があります。