striposで文字列検索をマスターしよう！初心者向けチュートリアル

基本的な構文

stripos(haystack, needle, offset);

引数

offset: 検索を開始する位置（オプション）
needle: 検索する文字列
haystack: 検索対象となる文字列

戻り値

needle が見つからない場合は、FALSE を返します。
needle が見つかった場合は、haystack の先頭からの相対位置を数値で返します。

例

$haystack = "Hello, World!";
$needle = "world";

$pos = stripos($haystack, $needle);

if ($pos !== false) {
  echo "needle が見つかりました！ 位置: " . $pos;
} else {
  echo "needle が見つかりませんでした。";
}

この例では、$haystack 内の "world" を大文字小文字を区別せずに検索します。 "world" が見つかった場合、その位置（7）を $pos に代入し、"needle が見つかりました！" と出力します。見つからなかった場合は "needle が見つかりませんでした。" と出力します。

텍스트の正規表現マッチング（大文字小文字を区別しない）
パスワードの照合（大文字小文字を区別しない）
データベースからの一致するレコードを検索
ユーザー入力の大文字小文字を気にせずに検索

offset が haystack の長さを超える値の場合、stripos 関数は FALSE を返します。
needle が空文字列の場合、stripos 関数は常に FALSE を返します。
stripos 関数は、mb_stripos 関数と同様にマルチバイト文字にも対応しています。

ユーザー入力の大文字小文字を気にせずに検索

この例では、ユーザーから入力された文字列に含まれる "PHP" 文字列を検索します。大文字小文字を区別せずに検索するため、たとえユーザーが入力した文字列が "php" や "PhP" などであっても、一致として見なされます。

<?php

$userInput = readline("文字列を入力してください: ");

$pos = stripos($userInput, "PHP");

if ($pos !== false) {
  echo "入力された文字列に 'PHP' が含まれています！ 位置: " . $pos;
} else {
  echo "入力された文字列に 'PHP' は含まれていません。";
}

データベースからの一致するレコードを検索

この例では、データベースから "タイトル" フィールドに "WordPress" を含むレコードを検索します。大文字小文字を区別せずに検索するため、たとえデータベースのレコードの "タイトル" が "WORDPRESS" や "wordpress" などであっても、一致として見なされます。

<?php

$conn = new mysqli("localhost", "username", "password", "database");

if ($conn->connect_error) {
  die("データベース接続失敗: " . $conn->connect_error);
}

$sql = "SELECT * FROM articles WHERE title LIKE '%PHP%'";
$result = $conn->query($sql);

if ($result->num_rows > 0) {
  while ($row = $result->fetch_assoc()) {
    echo "一致するレコードが見つかりました: " . $row["id"] . " - " . $row["title"] . "\n";
  }
} else {
  echo "一致するレコードが見つかりませんでした。";
}

$conn->close();

パスワードの照合（大文字小文字を区別しない）

この例では、ユーザーが入力したパスワードとデータベースに保存されているパスワードを比較します。大文字小文字を区別せずに比較するため、たとえユーザーが入力したパスワードが "password" と異なっていても、一致として見なされます。

<?php

$hashedPassword = password_hash("password", PASSWORD_DEFAULT);

if (password_verify("PaSsWoRd", $hashedPassword)) {
  echo "パスワードが一致しました！";
} else {
  echo "パスワードが一致しません。";
}

テキストの正規表現マッチング（大文字小文字を区別しない）

この例では、テキストから "PHP" パターンを含む行をすべて出力します。大文字小文字を区別せずに検索するため、たとえテキスト行が "PHP" や "php" などを含んでいても、一致として見なされます。

<?php

$text = "PHP is a general-purpose programming language.\n" .
         "PHP is widely used for web development.\n" .
         "PHP is also used for server-side scripting.\n";

$pattern = "/PHP/i"; // 'i' フラグは大文字小文字を区別しないことを示します

preg_match_all($pattern, $text, $matches);

foreach ($matches[0] as $match) {
  echo $match . "\n";
}

データベース接続やパスワードのハッシュ化などについては、より詳細な情報源を参照することをお勧めします。
上記のコード例はあくまでも説明を目的としたものであり、本番環境で使用する前に適切なセキュリティ対策を講じてください。

mb_stripos 関数

mb_stripos 関数は、stripos 関数と同様に、大文字小文字を区別せずに 文字列検索を行うことができますが、マルチバイト文字 にも対応しています。 UTF-8 などのマルチバイト文字エンコーディングを使用する場合は、mb_stripos 関数を使用することをお勧めします。

$haystack = "Hello, 世界!";
$needle = "世界";

$pos = mb_stripos($haystack, $needle);

if ($pos !== false) {
  echo "needle が見つかりました！ 位置: " . $pos;
} else {
  echo "needle が見つかりませんでした。";
}

strcasecmp 関数

strcasecmp 関数は、2 つの文字列を大文字小文字を区別せずに比較 します。 stripos 関数とは異なり、needle が haystack 内に どこにあるか を返すのではなく、2 つの文字列が一致するかどうか を返します。

$haystack = "Hello, World!";
$needle = "world";

$result = strcasecmp($haystack, $needle);

if ($result == 0) {
  echo "2 つの文字列は一致します。";
} else {
  echo "2 つの文字列は一致しません。";
}

自作の関数

stripos 関数の代替として、独自の関数を作成することもできます。これは、stripos 関数の動作をより細かく制御したい場合や、特定のニーズ に合わせた機能を追加したい場合に役立ちます。

function my_stripos($haystack, $needle) {
  $needle = strtolower($needle);
  $haystack = strtolower($haystack);

  return strpos($haystack, $needle);
}

$haystack = "Hello, World!";
$needle = "world";

$pos = my_stripos($haystack, $needle);

if ($pos !== false) {
  echo "needle が見つかりました！ 位置: " . $pos;
} else {
  echo "needle が見つかりませんでした。";
}

正規表現

正規表現 を使用して、stripos 関数と同様の機能を実現することもできます。正規表現は、より複雑な検索パターンを記述するのに柔軟性がありますが、stripos 関数よりも処理速度が遅くなる** 可能性があります。

$haystack = "Hello, World!";
$needle = "world";

$pattern = "/{$needle}/i"; // 'i' フラグは大文字小文字を区別しないことを示します

preg_match($pattern, $haystack, $matches);

if ($matches) {
  echo "needle が見つかりました！ 位置: " . $matches[0];
} else {
  echo "needle が見つかりませんでした。";
}

どの代替方法を選択するべきか

どの代替方法を選択するかは、要件と状況によって異なります。

複雑な検索パターン を記述する必要がある場合は、正規表現 が役立ちます。
stripos 関数の動作を細かく制御 したい場合は、自作の関数 を作成するのが適しています。
2 つの文字列が一致するかどうか だけを確認したい場合は、strcasecmp 関数を使用するのが効率的です。
マルチバイト文字 を使用する場合は、mb_stripos 関数を使用する必要があります。