【保存版】PHPのbindtextdomain:翻訳カタログの指定とエンコーディング設定を徹底解説


エンコーディングとbindtextdomain

エンコーディングの重要性

<?php
$domain = 'mydomain';
$catalogPath = './translations';
$encoding = 'UTF-8';

bindtextdomain($domain, $catalogPath);
bind_textdomain_codeset($domain, $encoding);

// 翻訳されたメッセージを出力します
echo gettext('Hello, world!');
  • bind_textdomain_codeset 関数は、bindtextdomain 関数よりも前に呼び出す必要があります。


<?php
// ロケールを設定
setlocale(LC_ALL, 'ja_JP.UTF-8');

// ドメイン名と翻訳カタログのパスを指定
$domain = 'mydomain';
$catalogPath = './translations';

// 翻訳カタログのエンコーディングを指定
$encoding = 'UTF-8';
bind_textdomain_codeset($domain, $encoding);

// ドメインと翻訳カタログのパスをバインド
bindtextdomain($domain, $catalogPath);

// 翻訳されたメッセージを出力
echo gettext('こんにちは、世界!');
echo "\n";
echo gettext('これはサンプルメッセージです。');

このコードを実行すると、以下の出力が得られます。

こんにちは、世界!
これはサンプルメッセージです。

この例では、以下の点に注意してください。

  • ドメイン名は mydomain です。


setlocale と gettext の組み合わせ

最も基本的な代替方法は、setlocale 関数と gettext 関数を組み合わせる方法です。

<?php
// ロケールを設定
setlocale(LC_ALL, 'ja_JP.UTF-8');

// 翻訳されたメッセージを出力
echo gettext('こんにちは、世界!');
echo "\n";
echo gettext('これはサンプルメッセージです。');

textdomain 関数

textdomain 関数は、PHP 5.4 で導入された新しい関数です。この関数は、bindtextdomain 関数と同様の機能を提供しますが、より簡潔な構文を使用しています。

<?php
// ロケールを設定
setlocale(LC_ALL, 'ja_JP.UTF-8');

// ドメイン名を指定
textdomain('mydomain');

// 翻訳されたメッセージを出力
echo gettext('こんにちは、世界!');
echo "\n";
echo gettext('これはサンプルメッセージです。');

この方法は、bindtextdomain 関数よりも読みやすく、メンテナンスしやすいという利点があります。

Composer パッケージ

Composer を使用している場合は、Gettext ライブラリ用の Composer パッケージを利用することができます。これらのパッケージは、bindtextdomain 関数を含む Gettext ライブラリのすべての機能を提供します。

カスタムローダー

独自のローダーを作成して、bindtextdomain 関数と同等の機能を提供することもできます。これは、より高度な制御が必要な場合に役立ちます。

最適な代替方法の選択

使用する代替方法は、個々のニーズによって異なります。シンプルなソリューションが必要な場合は、setlocalegettext の組み合わせが最適です。より多くの制御が必要な場合は、textdomain 関数または Composer パッケージを使用することを検討してください。高度な制御が必要な場合は、カスタムローダーを作成することができます。

  • bindtextdomain 関数は PHP 8 で削除される予定です。新しいコードを書く場合は、上記の代替方法を使用することをお勧めします。