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pandas.io.formats.style.Styler.to_excelの代替方法 


Styler.to_excel(
    excel_file,
    sheet_name=None,
    na_rep='NA',
    float_format=None,
    columns=None,
    index=True,
    index_label=None,
    startrow=None,
    startcol=None,
    **kwargs
)

引数

  • startcol: データフレームを出力する開始列 (デフォルト: 1)
  • startrow: データフレームを出力する開始行 (デフォルト: 1)
  • index_label: インデックス列のラベル名 (デフォルト: インデックス名)
  • index: インデックスを出力するかどうか (デフォルト: True)
  • columns: 出力する列のリスト (デフォルト: 全ての列)
  • float_format: 浮動小数点数の書式設定 (例: '{0:.2f}')
  • na_rep: 欠損値の表示形式 (デフォルト: 'NA')
  • sheet_name: データフレームを格納するシート名 (デフォルト: 'Sheet1')
  • excel_file: 出力先の Excel ファイルパスまたは ExcelWriter オブジェクト

例

import pandas as pd

# データフレームを作成
df = pd.DataFrame({'A': [1, 2, 3], 'B': [4, 5, 6]})

# データフレームをスタイリング
styler = df.style.background_gradient(color_from='red', color_to='blue')

# 書式設定されたデータフレームを Excel ファイルに出力
styler.to_excel('styled_data.xlsx')

この例では、df データフレームを赤から青へのグラデーション背景でスタイリングし、styled_data.xlsx という名前の Excel ファイルに出力します。

  • 書式設定を Excel ファイルに書き出すには、write_styling=True オプションを指定する必要があります。
  • Styler.to_excel メソッドは、Excel 2007 以降の形式 (.xlsx) でファイルを保存します。

例 1: 単純なデータフレームを Excel ファイルに出力

import pandas as pd

# データフレームを作成
df = pd.DataFrame({'A': [1, 2, 3], 'B': [4, 5, 6]})

# データフレームをスタイリング
styler = df.style

# 書式設定されたデータフレームを Excel ファイルに出力
styler.to_excel('simple_data.xlsx')

例 2: 特定の列のみを出力

import pandas as pd

# データフレームを作成
df = pd.DataFrame({'A': [1, 2, 3], 'B': [4, 5, 6], 'C': [7, 8, 9]})

# データフレームをスタイリング
styler = df.style

# 特定の列のみを出力
styler = styler[['A', 'B']]

# 書式設定されたデータフレームを Excel ファイルに出力
styler.to_excel('selected_columns.xlsx')

例 3: インデックスを出力しない

import pandas as pd

# データフレームを作成
df = pd.DataFrame({'A': [1, 2, 3], 'B': [4, 5, 6]}, index=['row1', 'row2', 'row3'])

# データフレームをスタイリング
styler = df.style

# インデックスを出力しない
styler = styler.set_option('index', False)

# 書式設定されたデータフレームを Excel ファイルに出力
styler.to_excel('no_index.xlsx')

例 4: 書式設定を Excel ファイルに書き出す

import pandas as pd

# データフレームを作成
df = pd.DataFrame({'A': [1, 2, 3], 'B': [4, 5, 6]})

# データフレームをスタイリング
styler = df.style.background_gradient(color_from='red', color_to='blue')

# 書式設定を Excel ファイルに書き出す
styler.to_excel('styled_data.xlsx', write_styling=True)

例 5: 複数のデータフレームを別々のシートに出力

import pandas as pd

# データフレームを作成
df1 = pd.DataFrame({'A': [1, 2, 3], 'B': [4, 5, 6]})
df2 = pd.DataFrame({'C': [7, 8, 9], 'D': [10, 11, 12]})

# データフレームをスタイリング
styler1 = df1.style.background_gradient(color_from='red', color_to='blue')
styler2 = df2.style.background_gradient(color_from='green', color_to='yellow')

# 複数のデータフレームを別々のシートに出力
with pd.ExcelWriter('multiple_sheets.xlsx') as writer:
    styler1.to_excel(writer, sheet_name='Sheet1')
    styler2.to_excel(writer, sheet_name='Sheet2')

これらの例は、pandas.io.formats.style.Styler.to_excel メソッドの機能をほんの一例です。詳細については、pandas ドキュメントを参照してください:

  • データフレームが非常に大きい場合は、Excel ファイルに出力する前にメモリ使用量に注意してください。
  • Excel ファイルを開くには、Excel アプリケーションが必要です。
  • 上記のコードは、pandas 1.0.0 以降で動作します。

Openpyxl を使用する

Openpyxl は、Python で Excel ファイルを作成および編集するためのライブラリです。Styler.to_excel よりも柔軟性と制御性に優れていますが、コード量が増える可能性があります。

import pandas as pd
import openpyxl

# データフレームを作成
df = pd.DataFrame({'A': [1, 2, 3], 'B': [4, 5, 6]})

# データフレームをスタイリング
styler = df.style.background_gradient(color_from='red', color_to='blue')

# Excel ファイルを作成
wb = openpyxl.Workbook()
ws = wb.active

# スタイリングされたデータフレームを Excel ワークシートに出力
styler.apply(ws.cell(row=1, column=1), axis=0, axis_name='index')

# Excel ファイルを保存
wb.save('styled_data.xlsx')

Xlsxwriter を使用する

Xlsxwriter は、Python で Excel ファイルを作成するためのもう 1 つのライブラリです。Openpyxl よりも高速で軽量ですが、Openpyxl ほど柔軟ではありません。

import pandas as pd
import xlsxwriter

# データフレームを作成
df = pd.DataFrame({'A': [1, 2, 3], 'B': [4, 5, 6]})

# データフレームをスタイリング
styler = df.style.background_gradient(color_from='red', color_to='blue')

# Excel ファイルを作成
workbook = xlsxwriter.Workbook('styled_data.xlsx')
worksheet = workbook.add_worksheet()

# スタイリングされたデータフレームを Excel ワークシートに出力
styler.export(worksheet)

# Excel ファイルを保存
workbook.close()

HTML 形式で出力する

Styler.to_html メソッドを使用して、スタイリングされた DataFrame を HTML 形式で出力することもできます。HTML ファイルを Excel ファイルに変換するには、LibreOffice や Google Docs などのツールを使用できます。

import pandas as pd

# データフレームを作成
df = pd.DataFrame({'A': [1, 2, 3], 'B': [4, 5, 6]})

# データフレームをスタイリング
styler = df.style.background_gradient(color_from='red', color_to='blue')

# スタイリングされたデータフレームを HTML ファイルに出力
styler.to_html('styled_data.html')

CSV 形式で出力する

Styler.to_csv メソッドを使用して、スタイリングされた DataFrame を CSV 形式で出力することもできます。CSV ファイルを開いて編集するには、Excel などのツールを使用できます。

import pandas as pd

# データフレームを作成
df = pd.DataFrame({'A': [1, 2, 3], 'B': [4, 5, 6]})

# データフレームをスタイリング
styler = df.style.background_gradient(color_from='red', color_to='blue')

# スタイリングされたデータフレームを CSV ファイルに出力
styler.to_csv('styled_data.csv')

LaTeX 形式で出力する

Styler.to_latex メソッドを使用して、スタイリングされた DataFrame を LaTeX 形式で出力することもできます。LaTeX ファイルを開いて編集するには、専用のエディタが必要です。

import pandas as pd

# データフレームを作成
df = pd.DataFrame({'A': [1, 2, 3], 'B': [4, 5, 6]})

# データフレームをスタイリング
styler = df.style.background_gradient(color_from='red', color_to='blue')

# スタイリングされたデータフレームを LaTeX ファイルに出力
styler.to_latex('styled_data.tex')