max-heightでWebデザインをもっと自由に！高さを制限して、見やすいレイアウトを実現

使い方

この魔法の杖を使うには、以下の呪文を唱えましょう。

element {
  max-height: 値;
}

値の種類

値は、以下のいずれでも指定できます。

• キーワード：

  • none：制限なし（デフォルト値）。
  • auto：コンテンツに必要な高さに自動調整。

• パーセンテージ(%)：親要素の高さに対する割合。例えば、max-height: 50%; は、要素の高さを親要素の高さの50%に制限します。

• ピクセル（px）：具体的な高さ。例えば、max-height: 200px; は、要素の高さを最大200ピクセルに制限します。

例

以下の例では、#container 要素の高さを最大200ピクセルに制限しています。

#container {
  max-height: 200px;
}

max-heightとheightの違い

max-height は、要素が 最大 どのくらい高くなるかを制限するものです。一方、height は、要素の 具体的な 高さを設定します。max-height を設定しても、height で設定した値が max-height より小さい場合は、height の値が優先されます。

max-heightの利点

• 特定の要素の高さを一定に保つ。
• レスポンシブデザインで、要素の高さをデバイスの画面サイズに合わせて調整する。
• コンテンツが溢れ出すのを防ぎ、レイアウトを崩さないようにする。

max-heightの注意点

• min-height と組み合わせて使用することで、要素の高さの範囲を制限することができます。
• max-height は、コンテンツの高さを考慮した値を設定する必要があります。コンテンツが max-height より大きい場合は、スクロールバーが表示される可能性があります。

• CSS3では、max() 関数を使用して、複数の値から最大値を計算することができます。
• max-height は、非代替インライン要素、表列、列グループには適用されないことに注意してください。

max-height は、要素の高さを制限するための便利なプロパティです。コンテンツの溢れを防ぎ、レイアウトをきれいに保つために活用しましょう。

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例1：画像の高さを制限する

img {
  max-height: 200px;
  height: auto;
}

説明

• height: auto;：画像の幅を自動的に調整し、縦横比を維持します。
• max-height: 200px;：画像の高さを最大200ピクセルに制限します。

例2：段落の高さを揃える

この例では、すべての段落の高さを 30px に揃えます。

p {
  max-height: 30px;
  line-height: 30px;
}

説明

• line-height: 30px;：行の高さを30ピクセルに設定し、段落内のテキストが複数行にわたっても、高さを揃えます。
• max-height: 30px;：段落の高さを最大30ピクセルに制限します。

この例では、#container 要素の高さを、画面幅に応じて 50% または 200px に制限します。

@media (max-width: 768px) {
  #container {
    max-height: 50%;
  }
}

@media (min-width: 769px) {
  #container {
    max-height: 200px;
  }
}

• #container { max-height: 200px; }：#container 要素の高さを200ピクセルに制限します。
• @media (min-width: 769px)：画面幅が769ピクセル以上の場合は適用されます。
• #container { max-height: 50%; }：#container 要素の高さを画面の高さの50%に制限します。
• @media (max-width: 768px)：画面幅が768ピクセル以下の場合に適用されます。

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「vh」単位を使用する

vh 単位は、ビューポートの高さを基準とした値を指定できます。例えば、max-height: 50vh; とすると、要素の高さをビューポートの高さの50%に制限することができます。max-height と比べて、より柔軟なレイアウトを作成できます。

例

.container {
  max-height: 50vh;
}

「flexbox」レイアウトを使用する

flexbox レイアウトは、要素を柔軟に配置するためのレイアウト方法です。max-height を使用せずに、要素の高さを制限することができます。

例

.container {
  display: flex;
  flex-grow: 1;
  max-height: 200px; /* 必要に応じて調整 */
}

グリッドレイアウトを使用する

グリッドレイアウト は、要素を行と列に並べるためのレイアウト方法です。max-height を使用せずに、要素の高さを制限することができます。

例

.container {
  display: grid;
  grid-template-rows: auto; /* 各行の高さを自動調整 */
  max-height: 200px; /* 必要に応じて調整 */
}

JavaScript を使用する

JavaScript を使用して、要素の高さを動的に調整することもできます。例えば、以下のように window.innerHeight を使用して、ビューポートの高さを取得し、要素の高さをそれに応じて設定することができます。

例

const element = document.querySelector('.container');
element.style.maxHeight = window.innerHeight * 0.5;

コンテンツを折り返す

どうしても要素の高さを制限する必要がない場合は、overflow-wrap: break-word; プロパティを使用して、コンテンツを折り返すことができます。

例

.container {
  overflow-wrap: break-word;
}

最適な代替方法の選び方

max-height の代替方法を選ぶ際は、以下の要素を考慮する必要があります。

• コードの複雑さ
• ブラウザの互換性
• レイアウトの要件

上記の点を踏まえ、状況に応じて最適な方法を選択してください。