Angularのキャッシュ入門: ng cacheの誤解を解き、最適な方法を選ぶ
2024-08-02
ng cache とは?
Angular の ng cache というコマンドは、厳密には標準のコマンドではありません。Angular CLI (Command Line Interface) には直接存在しない機能です。
しかし、Angular 開発において、"ng cache" というキーワードが使用されるケースがいくつか考えられます。
考えられる解釈と解説
- Angular CLI の古いバージョン
- Angular CLI の古いバージョンでは、"ng cache" という名前の機能が存在していた可能性があります。
- しかし、現在の Angular CLI のバージョンでは、この機能は廃止されているか、別の名前で提供されている可能性があります。
- 他のフレームワークとの混同
- Angular と似たような名前の他のフレームワークやツールで、"ng cache" という名前のキャッシュ機能が存在する場合があります。
- 例えば、Vue.js などの一部のフレームワークでは、テンプレートコンパイルの結果をキャッシュする機能が提供されています。
- Angular CLI の古いバージョン
Angular でのキャッシュに関する一般的な手法
Angular でキャッシュを行う一般的な手法としては、以下のものが挙げられます。
- ビルドツール (Webpack)
- Webpack のプラグインを利用して、モジュールバンドルやアセットをキャッシュします。
- ビルド時間を短縮し、開発効率を向上させます。
- HTTP クライアント
HttpClient
を使用して、サーバーから取得したデータをブラウザのローカルストレージや IndexedDB に保存します。- 同じデータが繰り返し要求される場合に、サーバーへのリクエスト回数を減らし、パフォーマンスを向上させます。
- Service Worker
- ブラウザのキャッシュ機能を利用して、静的なアセット(HTML、CSS、JavaScript ファイルなど)をクライアント側でキャッシュします。
- オフラインでの利用や、ネットワーク環境が不安定な場合のユーザーエクスペリエンス向上に役立ちます。
「ng cache」コマンドはAngularの標準コマンドではないため、直接的なエラーやトラブルシューティングは難しいですが、関連する可能性のあるエラーやトラブル、そして一般的な解決策について解説します。
考えられるエラーと解決策
コマンドが見つからないエラー
- 解決策
npm list -g --depth=0
でグローバルにインストールされたパッケージを確認し、ng cache
関連のパッケージが存在するか確認する。- パッケージマネージャー(npm、yarn)を使用して、再度インストールする。
- シェルの設定ファイル(~/.bashrc, ~/.zshrcなど)に、コマンドのパスを追加する。
- カスタムスクリプトであれば、スクリプト名やパスを確認し、正しく実行できるか確認する。
- 原因
- コマンドが正しくインストールされていない。
- パスが通っていない。
- カスタムスクリプト名が間違っている。
キャッシュに関するエラー
- 解決策
- キャッシュファイルを削除し、再度生成を試みる。
- キャッシュディレクトリの権限を確認し、書き込み権限を与える。
- キャッシュ設定ファイル(存在する場合)を確認し、設定値が正しいか確認する。
- 原因
- キャッシュファイルの破損。
- キャッシュディレクトリの権限不足。
- キャッシュ設定の誤り。
ビルドエラー
- 解決策
- キャッシュをクリアし、ビルドをやり直す。
- キャッシュされたファイルを手動で削除し、ビルドする。
- ビルドログを確認し、エラーの原因を特定する。
- ビルドツール(Webpackなど)の設定を確認し、問題がないか確認する。
- 原因
- キャッシュされたファイルが古くなっている。
- キャッシュされたファイルにエラーが含まれている。
- ビルドプロセスに問題がある。
パフォーマンス低下
- 解決策
- キャッシュのサイズを制限する。
- キャッシュの有効期限を設定する。
- キャッシュの仕組みをシンプルにする。
- 原因
- キャッシュが肥大化している。
- キャッシュの有効期限が適切に設定されていない。
- キャッシュの仕組みが複雑になっている。
一般的なトラブルシューティング
- シンプルなケースで試す
- 新規プロジェクトを作成し、最小限のコードで問題が再現するか確認する。
- 依存関係を確認する
- パッケージのバージョンが正しいか確認し、必要であればアップデートする。
- キャッシュをクリアする
- キャッシュファイルを削除し、ビルドをやり直す。
- ログを確認する
- コンソールログやビルドログを確認し、エラーメッセージを詳しく調べる。
Angularにおけるキャッシュの一般的な手法
- ビルドツール (Webpack)
- Webpack のプラグインを利用して、モジュールバンドルやアセットをキャッシュ。
- HTTP クライアント
HttpClient
を使用して、サーバーから取得したデータをローカルストレージに保存。
- Service Worker
- 静的なアセットをブラウザ側でキャッシュ。
ngsw-config.json
ファイルで設定。
- カスタムスクリプトの内容
これらの情報を提供いただければ、より具体的なアドバイスが可能です。 - エラーメッセージや警告
- "ng cache"を使用しようとしているコンテキスト
- プロジェクトの構造
- 使用しているAngularのバージョン
- 上記の情報は一般的なトラブルシューティングの指針であり、すべてのケースに当てはまるとは限りません。
- Angularのバージョンやプロジェクトの構造によって、適切な解決策は異なります。
- 「ng cache」はカスタムスクリプトである可能性が高いため、スクリプトの内容によって解決策が異なります。
Service Workerによるキャッシュ (Angular CLI)
// angular.json
{
"$schema": "./node_modules/@angular/cli/lib/config/schema.json",
"cli": {
"build": {
"serviceWorker": true
}
}
}
// ngsw-config.json
{
"index": "/index.html",
"assetGroups": [
{
"name": "app",
"installMode": "prefetch",
"resources": {
"files": [
"/index.html",
"/main.js",
"/polyfills.js",
"/styles.css",
"**/*.css",
"**/*.js"
]
}
}
]
}
この設定は、Service Workerを使用して、指定したファイルをブラウザのキャッシュに保存します。
HTTPクライアントによるデータキャッシュ (Angular)
import { Injectable } from '@angular/core';
import { HttpClient } from '@angular/common/http';
@Injectable({ providedIn: 'root' })
export class D ataService {
private cache = new Map<string, any>();
constructor(private http: HttpClient) {}
getData(url: string) {
if (this.cache.has(url)) {
return Promise.resolve(this.cache.get(url));
} else {
return this.http.get(url).toPromise().then(data => {
this.cache.set(url, data);
return data;
});
}
}
}
このコードは、HTTPリクエストの結果をMap
オブジェクトにキャッシュします。同じURLへのリクエストが来た場合は、キャッシュからデータを取得します。
Webpackによるモジュールバンドルキャッシュ
// webpack.config.js
const { CleanWebpackPlugin } = require('clean-webpack-plugin');
module.exports = {
// ...
plugins: [
new CleanWebpa ckPlugin(),
// その他のプラグイン
]
};
CleanWebpackPlugin
は、ビルド前に出力ディレクトリをクリアすることで、キャッシュされた古いファイルを削除します。
カスタムキャッシュロジック
import { Injectable } from '@angular/core';
import * as localforage from 'localforage';
@Injectable({ providedIn: 'root' })
export class CustomCacheService {
private cache = localforage.createInstance({
name: 'my-app-cache'
});
async get(key: string) {
return await this.cache.getItem(key);
}
async set(key: string, value: any) {
await this.cache.setItem(key, value);
}
}
localforage
ライブラリを使用して、カスタムのキャッシュロジックを実装できます。
- キャッシュの更新
データが変更された場合は、キャッシュを更新する必要があります。 - キャッシュのサイズ
キャッシュが大きくなりすぎると、パフォーマンスが低下する可能性があります。 - キャッシュの有効期限
データの有効期限を設定し、古いデータを削除する仕組みが必要です。
「ng cache」はAngular CLIの標準コマンドではないため、直接的な代替コマンドはありません。しかし、Angular開発において、さまざまな方法でキャッシュを実現することができます。
キャッシュを実現する一般的な方法
- Service Worker
- 用途
静的なアセット(HTML、CSS、JavaScriptなど)をブラウザ側でキャッシュし、オフラインでの利用やネットワーク環境が不安定な場合のユーザーエクスペリエンス向上に役立ちます。 - 方法
Angular CLIのserviceWorker
オプションを有効にし、ngsw-config.json
ファイルでキャッシュするファイルを指定します。
- 用途
- HTTPクライアント
- 用途
HTTPリクエストの結果をローカルストレージやIndexedDBに保存し、同じデータが繰り返し要求される場合に、サーバーへのリクエスト回数を減らします。 - 方法
HttpClient
を使用して、取得したデータをキャッシュに保存し、次回以降はキャッシュからデータを取得します。
- 用途
- ビルドツール (Webpack)
- 用途
Webpackのプラグインを利用して、モジュールバンドルやアセットをキャッシュし、ビルド時間を短縮します。 - 方法
CleanWebpackPlugin
などのプラグインを使用し、ビルド前に出力ディレクトリをクリアすることで、古いキャッシュファイルを削除します。
- 用途
- カスタムキャッシュロジック
- 用途
柔軟なキャッシュロジックを実装したい場合。 - 方法
localforage
などのライブラリを使用して、カスタムのキャッシュロジックを作成します。
- 用途
キャッシュの対象と方法の選択
キャッシュの対象と方法は、以下の要素によって決定されます。
- キャッシュの更新
データが変更された場合は、キャッシュを更新する必要がある - キャッシュのサイズ
キャッシュが大きくなりすぎると、パフォーマンスが低下する可能性があるため、サイズを制限する - キャッシュの有効期限
データの有効期限を設定し、古いデータを削除する - キャッシュするデータ
静的なアセット、APIレスポンス、計算結果など
import { Injectable } from '@angular/core';
import { HttpClient } from '@angular/common/http';
@Injectable({ providedIn: 'root' })
export class D ataService {
private cache = new Map<string, any>();
constructor(private http: HttpClient) {}
getData(url: string) {
if (this.cache.has(url)) {
return Promise.resolve(this.cache.get(url));
} else {
return this.http.get(url).toPromise().then(data => {
this.cache.set(url, data);
return data;
});
}
}
}
- キャッシュのクリア
必要に応じてキャッシュをクリアする仕組みが必要です。 - キャッシュの整合性
キャッシュデータが破損した場合の対策が必要です。 - ブラウザのキャッシュ
ブラウザのキャッシュ設定も考慮する必要があります。
- 使用しているAngularのバージョン
- プロジェクトの規模
小規模、大規模 - キャッシュの目的
パフォーマンス向上、オフライン対応など - キャッシュしたいデータの種類
静的アセット、APIレスポンス、計算結果など
これらの情報に基づいて、より具体的なアドバイスを提供できます。
- ngsw-config.json
- localforage
- Webpack
- HTTPクライアント
- Service Worker
- Angularキャッシュ